ひょんなことから女の子
Over The Rainbow#3
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546 名前: ◆7kTdl.CDMY 投稿日: 2006/10/01(日) 21:53:03.89 ID:5H9sqM/m0
古傷は隠すものじゃなく、見せびらかすものだ、と俺は思うね。
古傷は隠すものじゃなく、見せびらかすものだ、と俺は思うね。
[Over The Rainbow #3]
「ふい―――っ」
サボり。ああっ、何と甘美な響きだろうか。
屋根に寝そべって、思い切り伸びをする。目を閉じ、深く深呼吸。
ああっ、い・や・さ・れ・るぅ~~~~
女になってから一週間は散々追い掛け回されて目を閉じる暇も無かった。
だが、存在感が周囲に溶け込んだ今、俺を止めるものは一人として存在しない!
サボり。ああっ、何と甘美な響きだろうか。
屋根に寝そべって、思い切り伸びをする。目を閉じ、深く深呼吸。
ああっ、い・や・さ・れ・るぅ~~~~
女になってから一週間は散々追い掛け回されて目を閉じる暇も無かった。
だが、存在感が周囲に溶け込んだ今、俺を止めるものは一人として存在しない!
「こんなところで何をやっている、ラティ」
そういやお前がいたか、シア…
そういやお前がいたか、シア…
「全く、女になっても本質は変わっていないんだな、君は。
一つのテストを乗り越えたからといって授業から抜け出して良い訳では無いんだぞ。
特に君は成績も非常に悪いのだから、出席日数くらいは稼いでおかないと…」
またか。またなのか。またこのパターンか。説教は勘弁して下さいよ、マジで。
「…って、また人の話を聞いてないのか?もしやまた心の中で私の乳の悪口を…」
「いやいやいや!してないしてないしてない!!」
もうお分かりだろうが、こいつは胸にコンプレックスを持っている。それもかなり重症だ。
たぶんそのおかげで、人に対する態度が硬くなったのだろう…これは俺の予想だが。
「そうか!人の乳の事を考えてばかりいたから、女になって私よりも乳が大きくなったんだろう!?」
おかしい。それは明らかに言い掛かりだろーが!
「不埒な奴め!私と一緒に来い!」
「ちょ、首引っ張るな!首!」
一つのテストを乗り越えたからといって授業から抜け出して良い訳では無いんだぞ。
特に君は成績も非常に悪いのだから、出席日数くらいは稼いでおかないと…」
またか。またなのか。またこのパターンか。説教は勘弁して下さいよ、マジで。
「…って、また人の話を聞いてないのか?もしやまた心の中で私の乳の悪口を…」
「いやいやいや!してないしてないしてない!!」
もうお分かりだろうが、こいつは胸にコンプレックスを持っている。それもかなり重症だ。
たぶんそのおかげで、人に対する態度が硬くなったのだろう…これは俺の予想だが。
「そうか!人の乳の事を考えてばかりいたから、女になって私よりも乳が大きくなったんだろう!?」
おかしい。それは明らかに言い掛かりだろーが!
「不埒な奴め!私と一緒に来い!」
「ちょ、首引っ張るな!首!」
547 名前: ◆7kTdl.CDMY 投稿日: 2006/10/01(日) 21:53:53.98 ID:5H9sqM/m0
「ここは…」
「自習室だ。まぁ、お前のような大馬鹿者には全く縁の無い場所だろうがな」
い、言ってくれるじゃねえか…まぁ、実際そうなんだけどな。
つーか、怒ってる?まあ、絶対に俺のせいじゃないが。
「これより、お前」の学力を向上させる為の壮絶鬼特訓を開始する!」
だーかーらー、何でそうなる?お前の想像で人に迷惑かけんな!
つーか、自分で壮絶とか言うのはどうだろーか?胡散臭さ6割増量だな。
「おおっと、文句は言わせないぞ、ラティ。お前程度の実力で私に勝てると思うなよ。
以前は男女間の運動神経的ハンディキャップがあったが、お前が女になったからにはこちらが断然有利!
さぁ、さっさと勉強してもらおうか!」
おいおいおい!いくらなんでもキャラ変わりすぎだろ!いつものローテンションはどこに行った!?
あー、ちなみに運動神経は男の時と大差は無い。シア、勘違いしてるぞ。
「ここは…」
「自習室だ。まぁ、お前のような大馬鹿者には全く縁の無い場所だろうがな」
い、言ってくれるじゃねえか…まぁ、実際そうなんだけどな。
つーか、怒ってる?まあ、絶対に俺のせいじゃないが。
「これより、お前」の学力を向上させる為の壮絶鬼特訓を開始する!」
だーかーらー、何でそうなる?お前の想像で人に迷惑かけんな!
つーか、自分で壮絶とか言うのはどうだろーか?胡散臭さ6割増量だな。
「おおっと、文句は言わせないぞ、ラティ。お前程度の実力で私に勝てると思うなよ。
以前は男女間の運動神経的ハンディキャップがあったが、お前が女になったからにはこちらが断然有利!
さぁ、さっさと勉強してもらおうか!」
おいおいおい!いくらなんでもキャラ変わりすぎだろ!いつものローテンションはどこに行った!?
あー、ちなみに運動神経は男の時と大差は無い。シア、勘違いしてるぞ。
「取り合えず、勉強しなければならないのはよーくわかった」
「そうかそうか」
「だがな」
「なんだ?」
「何でこの二人までここにいるんだよ」
「そうかそうか」
「だがな」
「なんだ?」
「何でこの二人までここにいるんだよ」
「ういーっす」[←学年成績ビリのエナ]
「こ、こんにちは…」[←学年成績上位グループのフレイル]
「こ、こんにちは…」[←学年成績上位グループのフレイル]
「いやー、中庭で一眠りしてたらいつの間にかこんな所に」
シア、お前は俺だけでは飽き足らず、クラスメートにも牙を剥くのか!?
「いやはや、偶然という物だなぁフレイル君」
「え!?いや、ぼくも気がついたらここにいたんですけど…」
しかも無理矢理連れてきたのか…
シア、お前は俺だけでは飽き足らず、クラスメートにも牙を剥くのか!?
「いやはや、偶然という物だなぁフレイル君」
「え!?いや、ぼくも気がついたらここにいたんですけど…」
しかも無理矢理連れてきたのか…
548 名前: ◆7kTdl.CDMY 投稿日: 2006/10/01(日) 21:54:26.87 ID:5H9sqM/m0
「…と言う訳だ。どうだ、協力してくれるか?」
そんなギラついた目で言われたら断れる物も断れなくなるだろうに…
しかも、鼻息荒いし、肩を掴んでる手が食い込んでるぞ。
「別にいいですけど…」
そう言ってフレイルは脇の方を横目で見た。
「すぅー……」
…エナ、さっき起きたばかりなのに何故寝れるんだ?
「…と言う訳だ。どうだ、協力してくれるか?」
そんなギラついた目で言われたら断れる物も断れなくなるだろうに…
しかも、鼻息荒いし、肩を掴んでる手が食い込んでるぞ。
「別にいいですけど…」
そう言ってフレイルは脇の方を横目で見た。
「すぅー……」
…エナ、さっき起きたばかりなのに何故寝れるんだ?
コイツの成績が悪い理由、それは異様に生活の中で睡眠が占める割合が異様に大きいことだ。
授業の間も居眠りしてるし、休み時間や移動教室でもお構い無し。
下手したら一日中寝てるかもしれん。
ちなみに、前回のようなハイテンション状態は何だったかとゆーと、寝すぎて目が冴えてただけのことである。
授業の間も居眠りしてるし、休み時間や移動教室でもお構い無し。
下手したら一日中寝てるかもしれん。
ちなみに、前回のようなハイテンション状態は何だったかとゆーと、寝すぎて目が冴えてただけのことである。
「お、起きてくださーい」
「んぅー……すかぴー……」
フレイルも大変だな……俺のほうが多少はマシかもしれない。
「んぅー……すかぴー……」
フレイルも大変だな……俺のほうが多少はマシかもしれない。
「さあ、では始めるか」
シア、何か後ろから変な金属音が聞こえるんだが?
「ああ、途中で逃げぬように特殊な拘束具を…」
お前は俺にリンチでもする気か!?それとも何処かに誘拐する気か?
「しかし、こうやって縛って見てみるとお前の胸の大きさが…くそぉ」
「もう胸はどうでもいいからさっと始めてさっと帰させろ」
シア、何か後ろから変な金属音が聞こえるんだが?
「ああ、途中で逃げぬように特殊な拘束具を…」
お前は俺にリンチでもする気か!?それとも何処かに誘拐する気か?
「しかし、こうやって縛って見てみるとお前の胸の大きさが…くそぉ」
「もう胸はどうでもいいからさっと始めてさっと帰させろ」
549 名前: ◆7kTdl.CDMY 投稿日: 2006/10/01(日) 21:55:03.56 ID:5H9sqM/m0
「では、始めるか。解らなくなったら、バシバシ質問してくれ。
それと、逐一小テストをするから、そのつもりで」
「へーい」
とりあえず、この場は適当に切り抜けるか…
「それでは小テストを開始する!」
ってコラ待てぇー!!
「まだペンすら握ってねーよ!」
「ゴタゴタ言わずさっさとやれ」
やっぱりキャラがおかしい…やはり乳の恨みは恐ろしい。
つーか俺の胸ってそんなに大きいか?別に大きくはないよなぁ…
「では、始めるか。解らなくなったら、バシバシ質問してくれ。
それと、逐一小テストをするから、そのつもりで」
「へーい」
とりあえず、この場は適当に切り抜けるか…
「それでは小テストを開始する!」
ってコラ待てぇー!!
「まだペンすら握ってねーよ!」
「ゴタゴタ言わずさっさとやれ」
やっぱりキャラがおかしい…やはり乳の恨みは恐ろしい。
つーか俺の胸ってそんなに大きいか?別に大きくはないよなぁ…
――3分後
「10点中2点…余りにも酷過ぎるな…」
「当たり前だろ!」
勉強のべの字もしてない俺には無茶すぎる。四択問題だったから0点は免れたが…
「仕方ない…お約束のお仕置きタイムとするか」
お仕置き!?それよりも手に持ってるボタンみたいなのは何だ!?
「スイッチ、オン」
がぁっ!!あべべべべべべべ!!!!痛っ、つーか脳に来る!
「テストに不合格するたびにお前の体に低周波魔法がかかる様に設定してるのだ。
どうだ?多少はリラックスしたか?それとも新たな自分に目覚めたか?」
低周波どころの話じゃねーだろ…何か煙みたいなの出てるし焦げてるし…
それに、新たな自分て…傍目からみると鬼畜女だぞ、実際そーだが。
「当たり前だろ!」
勉強のべの字もしてない俺には無茶すぎる。四択問題だったから0点は免れたが…
「仕方ない…お約束のお仕置きタイムとするか」
お仕置き!?それよりも手に持ってるボタンみたいなのは何だ!?
「スイッチ、オン」
がぁっ!!あべべべべべべべ!!!!痛っ、つーか脳に来る!
「テストに不合格するたびにお前の体に低周波魔法がかかる様に設定してるのだ。
どうだ?多少はリラックスしたか?それとも新たな自分に目覚めたか?」
低周波どころの話じゃねーだろ…何か煙みたいなの出てるし焦げてるし…
それに、新たな自分て…傍目からみると鬼畜女だぞ、実際そーだが。