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雛「ねぇ~真紅センセ、もし自分が教師じゃなかったら何になってたと思う?」 真「突然何を言い出すのだわ?」 今は昼休み。 有栖学園の教師達の中でとても仲が良い真紅、雛苺そして蒼星石が加わっての lunch timeだ。 蒼「何かあったの?」 雛「うとね、昨日ねTVで見たの。」 雛「世界には自分と同じ人間が自分を含めて3人いるんだって」 蒼「ドッペルゲンガー?」 雛「ちあうの、ちあうの~~」 真「下が回ってないわよ。ようするに他の自分たちはどのように生きているかが気になるのね?」 雛「うん!住んでる国も時代も分からないけど、もし雛と同じ時間を過ごしてるなら    会ってみたいなって。」 雛「それでね今自分は幸せ?って聞きたいの。他にもいろんなお話が聞きたいのよ」 真「そう。この世界の別の自分に会う…それは夢があって素敵ね」 蒼「そうだね、なら別の自分達にも僕たちみたいに信頼できる仲間と一緒に過ごしててほしいよね」 雛「真紅センセや蒼星石センセも別の雛と一緒に居たら良いなぁ。そしたら他の    真紅センセや蒼星石センセともお友達になるの!」 蒼「それは奇跡のような偶然がいくらあっても足りないくらいだよ」 真「でも…もし雛苺先生の言ったように同じ時、同じ場所を共有しているとしたら    その旋律は夢見るようね」 蒼「奇跡の奏でる旋律か…うん、そうだね。きっといつか会えるよ。“僕たち”と」 真「きっと辛いことや悲しいことがあっても“私達”なら乗り越えられるわ」 蒼「普通の女の子で恋をしたり、受験をしたり僕たちが辿って来た軌跡を歩いてるかも しれないね」 真「音楽という“言霊”を通じて世界に幸せを与えてるかもしれないわ。私達が教師という仕事で生徒達に未来への道を与えてるように…」 雛「“雛たち”が何をしてるかは全然分からないの…でもね、これだけはなんとなく 分かるの。きっと“雛たち”は“色んな人達”に感動を与えてると思うの!」 蒼「“色々な人達”に感動か、うん!きっとそうだよ」 「ねぇみんな、私は今幸せを感じてるのだわ」 「いきなりどうしたなの?」 「この広い世界で私達が“薔薇学園”の生徒として出会う。これは凄いことなのだわ」 「うん、そうだね。そう考えると僕たちは奇跡の下でこうして出会ってるんだね」 「あなたはどう思う?」 「ふぅ、今日もお疲れ様なの。みんな喜んでくれてよかったの」 「ええ、とてもよかったのだわ。私達は今人々に感動を与えているのだわ」 「たとえまだ世界のほんの小さな感動でも、いつかはこの世界を私達の生み出す感動で   包むことができると良いわね。」 「いつか…私達で夢見るような旋律を奏でられたら…それが私の幸せだわ」 「あなたにとってそれはどう感じるかしら?」 真「ねぇ雛苺先生」 雛「な~に?」 真「さっき“私達”に幸せかどうか聞きたいって言ったけれど、貴方がそう尋ねられたらどう答える?」 真紅は優しい微笑を浮かべている。蒼星石も同じような優しい笑顔。 雛「今の雛が幸せ?って聞かれたら…」 雛「もちろん笑顔でこうやって答えるの!」             「「「とっても幸せなの!!!」」」

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