京都異界案内2
今回の趣向は斯界の大物・安倍晴明を巡る旅と洒落こもう。
鉄輪の井の紹介で示したように晴明は平安時代における異界のトラブルバスターとして活躍しただけでなく自身、狐から生まれたという出生譚など人間ばなれした本朝随一の大魔術師である。
まずは彼の出生地である大阪阿倍野の安倍晴明神社に行ってみた。

なんか、しょぼ……じゃなかった、閑静な住宅街の狭間にその神社は忽然と現れた。
鬱蒼とした林に囲まれ、えもいわれぬ雰囲気を醸し出している。
境内には晴明が生まれた際、産湯に使ったという井戸があった。
鬱蒼とした林に囲まれ、えもいわれぬ雰囲気を醸し出している。
境内には晴明が生まれた際、産湯に使ったという井戸があった。

そして散策を続けるうちに、やはり、ここは異界であったことを思い知らされた事態に。

絵馬にする意味が……わからねぇ……っ!(ざわざわ)
「ドッカ~ン」とストレートをくらったような気分になりながら一路、京都へ。安倍晴明が通っていた陰陽寮跡地へ行く。

さすが国営放送。電波の霊的守護は完璧である。
最後に京都一条の晴明神社に到着。

大阪のものとは打って変わって、社殿も豪華で絵馬もドーマンセーマンにちなんで五角形と洒落ている。みやげ物屋の充実し、すがすがしいまでの俗物ぶりであった。


また、晴明が式神を潜ませていたという一条戻橋は新しく作り直されてしまったが、以前の橋が(親柱だけが実際のものでミニチュア化しているが)境内に鎮座している。

現在かかっている戻橋はこれ↓。

ちなみに観光名所にははずすことのできない魅惑の顔ハメもできるところが俗塵にまみれてて良いと思いました。
