唯「ぎいたにくびったけ!」(その1)
唯(4歳)「ほーげー(゚q゚)」
憂にとって姉である唯の一番古い記憶は、テレビでやっていた Led Zeppelinの特集番組を憑かれたように見入る後ろ姿だった。
両親はそんな唯にツェッペリンのライブビデオを買い与えてやった。
唯は特にジミー・ペイジとそのギターがお気に入りだったようで、チェリーサンバーストのレスポールが画面に映るたびに
唯「キャキャキャ(^q^)」
とはしゃいでいた。
両親が「ギター」という単語を教えると、ひたすら
唯「ぎいた、ぎいた、ぎいた、ぎいた(^q^)」
と繰り返していた。
姉が少しおかしいということに気がつき始めたのは憂が4歳になるころだった。
唯は憂よりも1歳年上だが言葉がうまくしゃべれず、常時
唯「う゛ーう゛ー(`q´)」
というような唸り声や奇声を発していた。
憂はとっくにオムツから卒業していたが、唯の排泄はオムツの中でのみ行われていた。
勿論、大小問わずである。風呂に入ろうとしたら浴槽にウンチが浮かんでいた、
といったようなこともざらにあった。
ただまだ憂は幼かったので、世の中にはいろいろな人がいるのだろうと特に疑問を持つことはなかった。
憂は唯のことが大好きだった。
6歳の時、憂は唯と同じ小学校に入学した。
その時、唯のクラスが「なかよし学級」という何か特別なものだということを知ったが、
それが何を意味しているかはわからなかった。
両親も口をつぐんで教えてくれなかったからだ。
憂は唯と手をつなぎ、一緒に登校していた。
小学生になって1ヶ月ほど経った頃、同級生から
同級生「おまえの姉ちゃん、ちしょうなんだろww。母ちゃんが言ってたぞww」
と言われた。それを聞いた他のクラスメイトも、
「ちしょー、ちしょー」
と騒ぎ始めた。
姉を馬鹿にされているということは雰囲気でわかったが「ちしょう」という言葉の意味がわからなかったので、その日帰ってから母親に
憂「おかあさん、ちしょうってなに?」
と聞いたら、壁に叩きつけられるほどの勢いで殴られた。
口の中を切って出血したが、母のあまりの形相を見ると泣くことはもちろん、言葉を発することもできなかった。
その夜、両親は
母「あなたのお姉ちゃんは、普通の人とは違うのよ」
と語り、唯が、池沼がなんであるかを泣きながら教えてくれた。
憂は生まれて初めての絶望を味わった。
その時から憂は常に周りの悪意を感じながら生きなければならなくなった。
それでも憂は心のなかではずっと唯を慕っていた。
唯はうんたん♪が大好きだった。
うんたん♪とはなかよし学級で行われる、普通の人間でいえば音楽の時間に相当するような、いわゆるリズム遊びのようなものだ。伴奏に合わせてみんなでうんたん♪(カスタネット)を叩くことによってコミュニケーション能力の向上を図るらしい。
普通の子供から見ると音楽の時間は歌を歌ったり鍵盤ハーモニカなどを演奏する時間であり、この年齢にもなってうんたん♪みたいなまねをしているのは滑稽で惨めな光景にしか見えなかったが、なかよし学級の児童は皆真剣だった。
唯はうんたん♪の時間に一度だけ、生涯にただ一度だけ先生にお世辞程度に褒められたことを、IQ25の頭でいつまでも記憶し自慢していた。
しかし唯のうんたん♪は普通の人間にとっては騒音にすぎず、ところかまわずうんたん♪をする唯を両親は何度も叱りつけ、顔が倍に膨れあがるくらい頬を張った。
それでも唯にとってうんたん♪は宝物だった。
・じりつ!
小学校を卒業後、唯は地元の中学校のなかよし学級に通うことになった。
一年遅れて憂も同じ学校に入学した。
それから3ヶ月後、両親が自殺した。原因はもちろん唯だった。
介護に疲れ、将来を絶望しリビングで首を吊っていた。
憂が天井からぶら下がっている両親を見つけたとき、唯は両親の足下でうんたん♪をしてはしゃいでいた。
数日後に行われた葬儀では、憂は気丈に振る舞った。これからは憂一人で唯の面倒をみなくてはならない。弱さを見せるわけにはいかなかった。
葬儀の最中、唯がお経を読むお坊さんの頭を叩き
唯「あ~う!つるつるでつ!つるつるでつ!むふぅむふぅ(^q^)/」ペチペチ
と騒ぎ始めたため、憂が唯をタコ殴りにして気絶させるまでのあいだ葬儀が中断した。
その日二人は初めて、父方の祖父母と名乗る人たちに会った。初孫が池沼であったことから世間体を気にし、両親とは疎遠になっていたそうだ。
祖父母は憂を引き取ると言ってくれた。
しかし池沼である唯は引き取れないので、施設に預けることになる。
憂「ありがとうございます。でも私は、お姉ちゃんと離れて暮らすことなど考えられません。たった一人の、残された家族なんです」
祖父「じゃが、この先どうやって生きていく気かね?」
憂「…わかりません。でもお姉ちゃんと離れるくらいなら、道端でのたれ死にするほうがましです」
祖父はしばらく黙って憂を見つめていたが、やがて根負けした。
祖父「わかった。なら、やってみるがいい。この家の維持費と学費、生活費は出してやろう。それ以外、わしらは一切関わることはできんよ。あんたがその池沼を抱えている限り」
十分すぎるほどの提案だった。憂が強情を張りせっかくの話を突っぱねてもなお、憂にここまで気を使ってくれる。祖父母は優しい人たちだった。
憂はこの日、初めて泣いた。
憂「あ、ありがとうございます…!」
帰り際、祖父は少し笑いながら言った。
祖父「初めて会う孫がここまでしっかり者に育ってくれていて、嬉しかったよ」
憂はそれに微笑みで返した。
だが祖父は少し思い違いをしていた。憂がここまで自立心を持つことができたのも、姉が怠惰で何もできない池沼であったから自然とそうなってしまっただけの話なのだ。
唯は憂が祖父母と話しをしている間ずっと天井を見つめ
唯「あ゛ーあ゛ー、キャキャキャ(^q^)」
と見えない誰かと話をしていた。
その後祖父母と直接会うことはなかったが、憂いは毎月の仕送りがある度にお礼の手紙を書いた。
それからずっと憂は唯を守り、尽くし、時には厳しく叱り、そして池沼である唯とその家族である憂には辛すぎる世の中に対し、ハリネズミのように針を尖らせて生きてきた。
中学校を卒業した唯は地元のなかよし学校に入ることになった。
それまでは憂と同じ学校のなかよし学級だったために、手を引かれて一緒に登下校していたが、これからは一人で通学しなくてはならない。
憂は繰り返し繰り返し学校までの道を教えた。しかし重度の池沼である唯は、何度も迷子になり、きちんと通えるようになるまで半年を要した。
その後憂も中学校を卒業し、高校へ進学した。
高校生活も唯の介護で明け暮れていた。
唯の通うなかよし学校は普通の高校よりも終業時刻が早いため、どうしても目の行き届かない時間ができてしまう。
憂は唯に自宅の鍵を持たせていたが唯は何度教えても鍵の使い方がわからず、玄関に豚のように寝そべり、オムツに数回分のウンチをため込んで憂の帰りを待っていた。
憂はそんな唯を見るたび、毎日のように拷問のようなお仕置きを繰り返したが一向に効果はなかった。
このような事情から憂の放課後はほとんど家に直帰するので、友人も数えるほどしかできなかった。
それでも中学までとは違い唯が同じ学校に通っているわけではないので、池沼の家族という差別を受けることがないのは嬉しかった。
こうして憂の貴重な青春は、池沼の姉に食い潰されてゆくのだった。
唯「ふぐぉ~!ずずずぴー!ふぐぉ~!ずずずびー!(=q=)」
爽やかな朝に、耳をつんざくような醜い爆音が響き渡る。
デブなことに加えて年中鼻水を垂らしている池沼の唯のイビキは凄まじい。例えるなら、ジャイアンリサイタル。現に近所から何度も苦情がくるほどだ。この爆音が一晩中続くからたまらない。
「おじや☆」とわけのわからないプリントをされたTシャツは、垂らした涎と鼻水でべとべとだ。
おまけに就寝中に漏らした大量のウンチで膨らんだオムツからは、シュールストレミングすら芳香剤かと思えるような悪臭が発せられている。
平沢憂の朝はこのゴミを叩き起こすところから始まる。
憂「お姉ちゃん!朝だよ、起きて!」
唯「ふぐぉ~!ずずずぴー!ふぐぉ~!ずずずびー!じゅるるるる(=q=)」
憂「さっさと起きないとお仕置きだよ!」
唯「ふんがぁ~!ふぐっ!ふぐっ!ずぴー!(=q=)」
声をかけたくらいで起きるようなら苦労はない。
憂はおもむろに持っていたスタンガンを唯の首筋にあてがう。
バチバチバチバチ!!!!
唯「んぎゃああああああああああああ!!!!("q")」
惰眠を貪っていた唯が飛び起きた。
これは唯と一緒に見学に行った養豚場で、解体場へ搬送する豚を追い立てるために高圧電流を使っているのを見て思いついた方法だ。
(ちなみに高圧電流が流れる棒を押し当てられて悲痛な声で鳴く豚を見て唯は「あ~う!ぶたさんかわいそうでつ(TqT)」と泣いていたが、帰りに養豚場の隣のレストランでトンカツを5人分平らげて帰った)。
それまでは何度も頬を張って起こしていたが、そのくらいでは怠惰な唯は平気で2度寝してしまう。
なんとか一発で起こすことができないかと考えていたとき、この方法に出会ったのだ。
唯「むひぃ、むひぃ("q")」
憂「さあお姉ちゃん、さっさと着替えちゃいなさい」
唯「あ~う、うーい、ゆいのおむつきちゃない!(>q<)」
毎朝のことだったが憂はため息をついた。
いくら愛する姉とはいえ、排泄物の始末などできればしたくないものだ。
特に唯は拾い食いの常習で、時には落ちている犬の糞でさえも食べ物だと思って口に入れるので、排出されるウンチの臭いは50m先にいてもわかるくらいに臭い。
長年唯のウンチの世話をしてきた憂でなければ、オムツを外した瞬間に卒倒してしまうだろう。
唯「うーい。はやくゆいのおむつかえる!(`q´)」
床に仰向けになり足を上げ、憂にオムツの交換を迫る。
赤ん坊がやるなら可愛らしい光景かもしれないが、18歳のデブな池沼がそれをしている光景は非常に滑稽で無様であった。
憂はため息をつきながら唯のオムツを外す。
憂「う…!臭い…」
今朝の唯のウンチは格別に臭かった。おまけに量も凄まじく、水っぽい。
どうやら今日の唯はいつもに増してお腹が緩いようだ。
唯「やー!くちゃい!くちゃい!うーい、わるいこ!(>q<)」
臭いの元が自分の漏らしたウンチだということすらわからない唯は、憂に向かって不満を訴える。
憂「誰のウンチだと思ってるのよ!」ドゴッ!
唯「んひいい!("q")」
あまりに腹の立った憂は、唯の腹に強烈なパンチを叩き込んだ。が、この判断が間違っていたことがすぐにわかる。
憂「まったくもう…」
唯「むひぃむひぃ。あう?(゚q゚)」
ブブブー! ブリブリブリブリッブチャアアアアアビシャビシャブバチュウ!!
下痢気味だった唯のお腹を刺激してしまったため、唯の緩い肛門から噴水のように下痢便が吹き出した。
部屋中唯のウンチまみれになり、勿論憂も頭から唯のウンチを被ることになってしまった。
唯「うーい!ゆいぶぶぶーちた!キャキャキャ(^q^)」
睡眠時に出し切れなかったウンチが全て排出されたことで、唯は満足したらしい。
唯「あ-う?(゚q゚)うーい!おしりふくでつ!(^q^)/」
憂「…」
バチバチバチバチ!!!!
唯「んぎゃああああああああああああぁぁぁぁ!!!!("q")」
ウンチまみれになった憂は再びスタンガンを取り出すと、最大出力で唯の首筋にあてるのだった。
憂がウンチを洗い流すためにシャワーを浴びてリビングに戻ると、床の上で唯が呻いていた。
唯「うーい、まんまー(≡△≡)」
それにしても醜い姿である。憂はチラリと時計を見た。
憂「お姉ちゃんがウンチ漏らしたせいでこんな時間になっちゃったよ。今朝はご飯ぬきだよ」
これから朝食を食べていると確実に遅刻してしまう。
いくら重度の池沼である唯とはいえ、決められたルールに逸脱する行為はしてほしくないというのが憂の教育方針だった。
しかしデブで卑しい唯は、ごろごろと転がりながらまんまをねだり続ける。
唯「ま~ん~ま~(≡△≡)」
憂は床を転がる唯を無視し、唯の学校の準備をする。
ひらがな練習帳、すり減ったクレヨン、落書き帳、連絡帳、そして唯がうんたん♪と呼んでいる赤と青のカスタネットを「なかよしがっこう ひらさわゆい」と大きな字で書かれた汚い鞄に詰めてゆく。
唯「むふぅ~(`q´)」
唯は不服そうな声を上げたが、そのうちにリビングを出て行ってしまった。
憂「これでよし、っと」
豚の絵が描かれた汚いお弁当箱を鞄に詰め終えた時だった。
ガラガラガラガッシャーン!
唯「んひいいいいいぃぃぃぃぃ!!!("q")」
キッチンから大きな音と、唯の醜い絶叫が聞こえた。
憂「お姉ちゃん!?」
憂があわててキッチンへ向かう。
見ると唯が味噌汁の入った鍋を頭から被り、悲鳴を上げながら床をのたうち回っていた。
我慢という概念がない卑しい唯は、なんとかしてご飯にありつこうとしたに違いない。
唯「むひぃ~、むひぃ~!あちゅ、あちゅいでつー!("q")」
キッチンはガスや包丁など重度の池沼を持つ唯には危険なものがたくさんあるので、憂は唯の立ち入りを禁止していた。
おまけに唯は極めて不潔なので、衛生的な面でもキッチンへの立ち入りは好ましくない。
憂は思わず声を荒げた。
憂「なにやってるのよお姉ちゃん!キッチンには入っちゃダメだと、何度言ったらわかるの!」
唯「むひぃむひぃ。あ~う!ゆい、ぽんぽすいた!(>q<)まんまよこすでつ!」
憂「何度言ってもわからない悪い子はお仕置きだね」
唯「んひぃぃい!("q")」
「お仕置き」という言葉を聞いて唯は怯え、逃げだそうとした。
しかし憂はすさかず唯の脇腹に蹴りを入れて床に転がすと、ぶちまけられた味噌汁でぐちゃぐちゃになった「おじや☆」Tシャツを乱暴に脱がせる。
唯「むひいぃぃ!だめー!おしおきだめー!びしーだめー!("q")」
唯が必死に許しを請う。
憂の手にはいつのまにか使い古した鞭が握られている。
両親が生前、唯の躾に使っていた形見の鞭だった。
唯「だめー!("q")」
バチーン!
憂の鞭が唸り、唯の醜い身体を赤く腫れ上がらせる。
唯「んぎゃあああ!("q")」
バチーン
唯「んぎゃあああ!("q")」
憂が鞭を一振りする度に、唯の醜い絶叫が響き渡る。
バチーン
唯「んぎゃあああ!("q")」
憂(お姉ちゃん、ごめんね、ごめんね。でも、これはお姉ちゃんのためなんだよ)
バチーン
唯「おぎょおおおおお!("q")」
憂は繰り返し繰り返し鞭を振るう。重度の池沼である唯は動物よりも物覚えが悪いため、
どうしても荒っぽい方法を取らざるを得ない。
普通の人間なら、このように鞭で人を叩くということに対して抵抗を覚えるに違いない。
しかし、すべては唯に少しでもまともになってほしいという憂の愛情がそうさせているのだ。
だから憂は何度も何度も鞭を振るい続けるのだった。
唯「うーい!いってくるでつ!(^q^)」
憂「寄り道しちゃだめだからねー」
全身に鞭によるミミズ腫れを作り「おじや☆」Tシャツも味噌汁まみれだったが、
時間がないので憂はそのまま唯を送り出した。
唯「むふぅ~、むふぅ~、あ゛ーあ゛ーキャキャキャ(^q^)」ドスドス
気持ちの悪い唸り声を上げながら、唯が通学路を闊歩する。
すれ違う人は皆、池沼特有の気持ち悪さと何をされるかわからないという恐怖感から、そさくさと道をあける。
デブで汚く、全身から悪臭を漂わせている唯ならなおさらだ。
しかし唯は他の人が道をあけるのは自分が偉いからだと勘違いをし、増長してますまそ大声を張り上げるのだった。
唯「あーう!なかよしがっこうすみれぐみ、ひらさわゆいでつ!(^q^)」パチパチパチ
図に乗った唯は得意の「じこしょうかい」を披露して回る。
絡まれた人間は災難にあったとしか言いようがなく、悲鳴を上げて逃げてゆく。
周りからは舌打ちや「池沼死ねよ」という台詞もあちこちから上がったが、唯は自分に向けられた悪意などを感じ取ることはできない。
「じこしょうかい」によって悦に入っていた唯が街の中心を流れる河川に掛かる橋の上に来たときであった。
唯「あーう!なかよしがっこうの…あう?(゚q゚)」
唐突に唯の「じこしょうかい」が止まった。
唯「なかよしがっこう…あーう…('q')」
あまりにも調子に乗りすぎた唯は、ついに得意の「じこしょうかい」すら忘れてしまったのだ。
唯「なかよしがっこう…(TqT)」
何度も同じフレーズを繰り返してその先を思いだそうとする池沼に対し、周りから注がれていた悪意は哀れみと蔑みに変わっていった。
やがて「じこしょうかい」をあきらめた唯は不機嫌になり、地面に座り込んだ。
唯「う゛ーう゛!(`q´)」
地面を転がりながら唯は唸り声をあげ、周りを威嚇しはじめた。
唯「ゆい、ぽんぽすいたでつ!(`q´)」
どうやら興奮状態から冷めたことで自分が空腹だということを思い出したらしい。
唯は「じこしょうかい」を忘れたことも忘れ、通行人に向かって空腹を訴え始めた。
そのとき唯が何かをみつけたようだ。
唯「あーう?(゚q゚)」
向こうからランドセルを背負った小学校高学年の男子児童が2人歩いてくる。
その手にはそれぞれガリガリ君の梨味が握られていた。
唯「むふぅ!あいすでつ!キャキャキャ(^q^)」ドスドス
唯はアイスめがけて全力疾走するのであった。
唯「あいす~(^q^)」
小学生AB「げっ!」
ドスドスドスドス…ビターン!
唯「あう("q")」
デブな唯は身体のバランスが悪いため、アイスを目の前にして勢い余って転んでしまった。
唯「むひぃ、むひぃ。あ~う…いたいでつ…おええええええゲロゲロゲロゲロ("q")」ビシャー
全力疾走の疲労と転倒の衝撃で、唯は歩道にゲロをぶちまける。
唯「おげえええ!げー!げー!あ~う("q")」
小学生A「おい…なんだよこいつ…」
小学生B「汚ねえぇ」
小学生2人はガリガリ君梨味を手に、無様に歩道に転がっている唯を汚物を見るような目で見下ろしている。
唯は2人が手に持っているアイスを見て、力を振り絞り立ち上がった。
唯「ぜーぜー。あーう!('q')なかよしがっこうすみれぐみ、ひらさわゆいでつ!(^q^)」ふんす
唯は目先のアイスのために先ほどまで忘れていた「じこしょうかい」を思い出したようだ。欲望というのは恐ろしいものである。
だがもちろん突然自己紹介などされても、小学生たちにとっては意味不明である。池沼の思考や行動など、理解しようとするだけ無駄だから。
小学生B「おい、やばいよ」
小学生A「なんなんだよ」
唯「あいすくだちゃい!(^Q^)/」
小学生AB「はあ!?」
唯は得意な「じこしょうかい」を見せれば、きっとご褒美にガリガリ君梨味をもらえると思っているのだ。
なにしろ唯はなかよし学校に入るときに「じこしょうかい」を猛練習し、苦労の末に身につけたのだ。毎日毎日、憂の鞭を身体に受けながら何度も何度も「じこしょうかい」を繰り返した。
目の前の二人はきっと唯の「じこしょうかい」に感動しているに違いない。そう信じていた。
唯「なかよしがっこうすみれぐみ、ひらさわゆいでつ!あいすくだちゃい!(^Q^)/」ふんす
小学生A「こいつ、池沼だぜ」
小学生B「…ああ、そうだな」
小学生A「でも、ここまでやばい池沼なんて初めて見たぞ」
小中学校は基本的に学区制なので、この二人は当然唯が卒業した小学校に通っている。
小学校には唯が在籍していたなかよし学級があるため、2人は池沼がどういうものであるかはよくわかっていた。
しかし目の前にいる唯は2人が初めて目にするほどの強烈な池沼だった。
人間の常識が一切通用しない。池沼の中の池沼であった。
まだ幼い少年たちは、ここまでひどい池沼の存在に少なからずショックを受けたようだ。
唯「むふぅ~('q')」
何度も「じこしょうかい」を繰り返した唯だったが、2人にはいまいち感動が足りないと判断したのだろう。
唯は自分が持っている「とっておき」を出すことにした。
小学生B「おい、さっさと行こうぜ」
小学生A「ああ…」
唯「あーう!!!!(`q´)」
アイスを持って立ち去ろうとする2人を見て、唯が奇声をあげる。
2人は思わず振り返ってしまう。
小学生B「なんなんだよぉ!」
彼らの苛立ちは最高潮に達していた。
しかし唯は他人の感情を読み取ることなどできないため、意に介さずに鞄の中から「とっておき」を取り出す。
唯「なかよしがっこうすみれぐみ、ひらさわゆいでつ!(^q^)」
小学生A「っんだよ、またそれかよ!」
しかし今度の「じこしょうかい」には続きがあった。
唯「とくいなのは、うんたん♪でつ!(^q^)/」
小学生AB「ハアァ??」
何のことかわからず、あっけにとられている2人を尻目に唯は自分の「とっておき」であるうんたん♪を始めた。
唯「うんたん!うんたん!うんたん!\(^q^\))三((/^p^)/」キャキャキャ
唯は醜い身体を大きく左右に振りながら、使い古した赤と青の汚いカスタネットをひたすら叩く。
唯「うんたん!うんたん!うんたん!あーう!ゆい、うんたんじょうず、じょうず!ほめる!(^q^)/」
最初は唯の行動に苛立っていた2人だったが、ガリガリ君梨味ほしさに狂ったようにカスタネットを叩き続ける唯を見ていると、やがてその苛立ちは笑いに変わっていった。
小学生A「…ぶっwwww!」
小学生B「げらげらげらwwwwww!!」
小学生A「おいwwwなんだよこいつwwww」
小学生B「本当に人間かよwwwwww」
事実、唯のうんたん♪は人間の行動とは思えないほど幼稚で滑稽だった。
唯「うんたん♪うんたん♪むひい、むひい("q")」ゼエゼエ
小学生AB「げらげらげらwwwww」
唯「あう?(゚q゚)あーう!(^q^)ゆいおりこーさん!おりこーさん!あいすよこすでつ!(^q^)」
唯は爆笑している小学生たちが自分のうんたん♪に感動していると思い込み、ご褒美のアイスをねだった。
小学生A「やるわけねえだろwwww」
小学生B「死ねよ池沼wwww」
唯「むぅ~。むふぅ~。あいすよこすでつ!(`q´)」
アイスを目の前にしてなかなか手に入れることのできない唯は苛立ち、ついに我慢の限界に達した。
「じこしょうかい」もうんたん♪も忘れ、猛獣のように2人に突進する。
唯「むふううううぅぅぅぅーーーーーーー!!!(`q´)」ドスドスドス
小学生A「うおっ!きたねえ!!!」ドゴッ!
唯「ぎゃ(>q<)」
ごろん
小学生Aの放った蹴りはカウンターのように唯の鳩尾にクリーンヒットした。
衝撃で唯は道路に転がってしまう。
唯「んひいい("q")」
小学生A「wwwwwwよええええええ!!!」
小学生B「ちょ、俺にも蹴らせろ」
そう言うと小学生Bも、道路にうずくまっている唯の顔面をサッカーボールのように蹴り上げた。
ドゴオ!
唯「ぎゃ(>q<)」
短い悲鳴を上げた唯の鼻から鼻血が吹き出した。
小学生AB「げらげらげらwwww」
唯「あーう…いたいでつ("q")」
唯は苦痛に耐えかねて道路をごろごろ転がる。
小学生B「行こうぜwww」
小学生A「ああ。遅刻しちまうwwじゃあな、池沼ちゃんwwww」
2人が立ち去ろうとしたその時だった。
ボトッ
暑さで溶けてしまったガリガリ君梨味が、小学生Bの手から落ちてしまう。
小学生B「ちっ。池沼にかまっている間に溶けちまったじゃねえか」
唯「あう?(゚q゚)」
その時、地面を転がっていた唯が痛みも忘れて目を輝かせた。
唯「あーう!あいすでつ!!(^q^)」ドスドス
小学生AB「へ?」
唯は地面に落ちた溶けかけのガリガリ君梨味をめがけ、豚のように突進した。
そして豚のように、それにむしゃぶりついた。
唯「あーう!あーう!あいすおいしいでつ!(^q^)」ペロペロガツガツ
小学生AB「ちょwwwwwww」
落ちたガリガリ君梨味を食べ尽くし、なおも地面を舐め続ける唯は豚そのものだった。
小学生A「やwwべwwえww」
小学生B「池沼やべえww」
小学生A「ちょ、おい、この鞄w」
小学生Aは笑いながら地面に転がっている汚い鞄を拾い上げた。
平仮名で大きく「なかよしがっこう ひらさわゆい」と書かれている。
小学生B「こいつ、いくつだよww」
小学生A「平仮名しか読めないのかよww」
小学生Aの台詞は間違いである。唯は平仮名が読めなかったし、もちろん書けなかった。
小学生B「中は何が入ってるんだ?」
小学生たちは唯の鞄を漁りはじめた。
小学生A「ガラクタばっかりだな」
小学生B「ちょwwこの弁当箱ww」
小学生AB「豚wwww」
2人は唯と豚のイラストが描かれたお弁当箱を見比べ、再び爆笑した。
唯がその爆笑に気づいて顔を上げる。
憂が作ってくれたまんまが入った、大切なお友達である豚さんのお弁当箱が小学生Bの手にあった。
唯は地面を舐めることをやめ再び2人に向けて突進した。
唯「むふぅうう!!!かえすでつ!!(`q´)」ドスドス
小学生B「うるせえww」ドゴオ!
唯「んひいい("q")」
デブで鈍い池沼の唯は先ほどと全く同じ状況で鳩尾に蹴りを食らうと、同じように地面に転がった。
しかし今度はすぐに立ち上がり、大切なお友達を取り返すために奇声を上げながら小学生Bに立ち向かう。
唯「あーう!!(`q´)」ドスドス
小学生A「ばーかww」ドゴオ!
唯「ぎゃ("q")」
脇腹に小学生Aの蹴りを食らった唯は、こらえきれずにその場にうずくまる。
唯「あーう…かえす…ゆいのぶたさんかえすでつ…(TqT)」
小学生B「あーわかったわかった、返す、返すよ」
顔中池沼汁まみれにして泣きながら懇願する池沼を見ていると、さすがの小学生たちも哀れに思えてきたようだ。
小学生B「ほらよ!どっかああんwwwwwww!!」
ドグシャアア!!!!!
唯「んひいいいいいいいいいいいいい!!!("q")」
小学生A「ちょwwwwwwwwwwwwww」
小学生Bによって地面に叩きつけられた豚のお弁当箱は、砕けて中身が道路に散らばってしまった。
唯「あああああ!!!ぶたさん!!ぶたさんーーー!!("q")」
痛みも忘れ、唯が砕けた豚のお弁当箱に駆け寄ろうとする。
が
小学生A「どっかあんwwwww」ガスッ
小学生Aの蹴りが顔面に入り、唯は吹っ飛ばされる。
その間に小学生Bが何度も何度も弁当箱の残骸を踏みつけ、粉々にしていった。
唯「だめーーーーーー!!!ぶたさん!!!ああああああ!!!("q")」
小学生AB「wwwww」
小学生Bが足を上げると、そこには原型を留めていないプラスチックの破片と、ぐちゃぐちゃになったまんまが散乱しているだけだった。
唯「ああぁぁぁぁ……ぶたさん…ゆいのぶたさん…(TqT)」
唯はその場にうずくまり、粉々になったお友達を拾い集める。
その時だった。
小学生A「きったねえカスタネットww」
唯「あう?(TqT)」
顔を上げた唯が見たものは、大切な大切な宝物であるうんたん♪を拾い上げる小学生Aの姿だった。
唯「あああああああ!!!!!!だめーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!("Q")」
小学生B「お、まだやる気かよw」ドゴッ
唯「だめーーーーーーー!!ゆいのうんたんだめーーーーーーーー!!!かえす、かえす!!!("Q")」
小学生A「www」ドゴッ
唯はうんたん♪を取り戻そうと、蹴られても蹴られても何度も立ち上がった。
唯「あーーーーーーーーう!!ゆいのうんたんかえすーーーーーー!!!!("Q")」
小学生B「ww」ドゴッ
小学生B「おいwwwうっとおしいwwwかえしてやれよwwよっぽど大切な物なんだろww」ドゴッ
小学生A「そうだな。ほら返すよw」
唯「あーう…うんたん…ゆいのうんたん…(TqT)」
小学生A「ほらよ、どっかああんwwww!」バシッ
唯「ぎゃ(>q<)」
小学生B「wwwwwww」
小学生Aは、持っていたうんたん♪を唯の顔面に叩きつけた。
唯「あーう…ゆいのうんたん…(TqT)」
小学生A「ちゃんと受け取らなきゃだめだよww」
唯「あう?(TqT)」
唯がうんたん♪に駆け寄ろうとする前に、小学生Aが再び拾い上げる。
唯「あう!?(TqT)かえす!かえすでつ!!!("q")」
小学生A「だから返したじゃねえかwwwちゃんと受け取れよ池沼www」
唯「かえす!!!!("q")」
小学生A「あー、はいはい…どっかああんwww!」バシッ
唯「ぎゃ(>q<)」
小学生B「wwwww」
小学生Aは、何度も唯の顔にうんたん♪を叩きつけた。
唯「あーう…かえす…ゆいのうんたん…うんたんかえすでつ…(TqT)」
小学生B「おいそろそろ行かないと遅刻しちまうよ」
小学生A「ああ、そうだな。じゃあな、池沼ちゃん。…どっかあああんwww!」
小学生Aは今まで唯の顔面に叩きつけていたうんたん♪を、とどめとばかりに思いっきり地面に叩きつけた。
パコーン
唯「んひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ("Q")」
小学生B「わwwれwwたwww」
唯のうんたん♪は最後の最後にとても澄んだ音を響かせ、真っ二つに割れてしまった。
唯「ああああああああああああ!!!!!!うんたん!!!!!うんたん!!!!!ああああああ…("q")」
割れてしまったうんたん♪を前に唯が泣き崩れる。
唯「うんたん…ゆいのうんたん…ああああぁぁっぁぁぁ…(TqT)」
小学生Bが唯の目の前から、割れてしまったうんたん♪を拾いあげた。
唯「あーう…かえす、かえす、かえす…(TqT)」
小学生B「割れちゃったから、もうゴミだろww」
唯「ゆいのうんたん…(TqT)」
小学生B「うぜえwwwあー、返すよ返すって…ほら、ぼっちゃあああんwwww!」
小学生Bは笑いながら、橋の下を流れる川にうんたん♪を放り投げた。
ポチャ
唯「んひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい("Q")」
小学生B「じゃあなwww」
小学生A「www」
唯「あう、あう、うんたん!!うんたん!!("q")」
橋の欄干から必死に川をのぞき込む唯を尻目に、小学生たちは行ってしまった。
唯「うんたん…うんたん…どこでつか!?ゆいのうんたん!("q")」
そのとき唯の動物的な視力は、沈んでいたうんたん♪が下流で浮き上がってくるのを見つけた。
唯「あーう!うんたん!うんたんいたでつ!あうあうあうあう("q")」ドスドスドス
下流を流れるうんたん♪を発見した唯は三段腹をブヨブヨと揺らし、川沿いの道を必死に走って追いかける。
川の流れは穏やかだが唯の運動神経は皆無に等しいので、追いつくことなど出来ずにうんたん♪はどんどん遠ざかってしまう。
唯「むひぃ~、むひぃ~。あう、ま、まつでつ!うんたん!まつでつ!("q")」ドスドスドス
普段の唯なら、ここまで激しい運動をしたらすぐにゲロをぶちまけてへばってしまうだろうが、今追いかけているのは大切な大切な宝物であるうんたん♪だ。
力を振り絞り、唯は追い続ける。
唯「あう("q")」
ゴロゴロゴロゴロ…ドッシーン
川沿いの道路から土手を駆け下りようとして、鈍い唯は足をもつらせて転がってしまう。身体のあちこちを打ち傷だらけになってしまったが、それでも唯は顔中を涙と涎と鼻水といった池沼汁まみれにしながら必死に立ち上がり、走りだす。
唯「むふぅ~。まつでつ!うんたんまつでつ!("q")」
バシャバシャバシャ
唯はもう見えなくなってしまったうんたん♪を追い、川の中へ入っていった。
唯「あう("q")」
バシャーン!
唯「がぼっごぼぼ("q")」
とっくに体力が限界にきていた唯は水の流れに足をすくわれ、転倒してしまった。
晴天続きで川は穏やかに流れて水位もくるぶしの上くらいまでしかなかったが、唯は重度の池沼である。
健常者なら何事もなかったように立ち上がることの出来る水位でも、唯にとっては致命的だった。
転んだ拍子にどちらが上か下かも忘れ、パニックになり、もがいているうちに水をどんどん飲んでしまう。
ブブブー!
唯は極限状態でウンチを漏らしてしまったが、もちろんそんなことに構っている場合ではない。
唯「あう、あう、ゴボゴボゴボ(>q<)たちゅけて、ぅーぃ…」
声にならない叫びを上げ、妹の名を呼びながら唯の意識は遠ざかっていくのだった。
唯が川で溺れて搬送されたという知らせを憂が聞いたのは、昼休みに入ってからだった。
普通の人間ならば溺れようのない浅い川で、うつぶせになり顔を水につけてバシャバシャもがいている唯は比較的早く通行人に発見された。
だが一目でわかる池沼特有の気持ち悪さと、パニックによって漏らしてしまったウンチの凄まじい悪臭から誰も近寄ることができず、結局消防隊員の到着を待つことになった。
知らせを受けた時、憂は数少ない友人である梓と純と一緒にお昼を食べていた。
2人は池沼の姉を持つ憂のことを差別せず、気遣ってくれる本当の親友だった。
この日は純が運良く購買で1日限定3食のゴールデンチョコパンをゲットし、トレードマークであるモップのような髪の毛を揺らしながらホクホクしていた。
梓「純…それ、1人で食べる気?」
純「へへーん、あげないよ!苦節半年、やっと手に入れたんだから!」
梓「いや、いいよ…胸焼けがしてきた」
憂「ふふふ」
一方の憂は、こぢんまりとしていながらも彩り豊かな弁当だ。
梓「しかし憂のお弁当はいつも綺麗でおいしそうだね」
憂「あ、あんまりじろじろ見られたらはずかしいよぉ」
純「毎日、よく続くねえ。私にはまねができない…」
梓「いや、毎日購買のあの戦争を乗り切るのも、かなりの労力を使うと思うんだけど…」
憂は毎朝早く起きて自分と唯の2人分の弁当を作る。
唯が中学校を卒業して給食の出ないなかよし学校に入ってから、1日も欠かしたことがない。
経済的な面はもちろんだったが、唯はお金の使い方を何度教えても覚えず、コンビニなどで自分のお昼を買うこといったことができない。
だから憂はどんなに自分の体調が悪い日でも、唯のお気に入りである巨大な豚のお弁当箱にご飯を詰めて送り出している。
今頃は唯も、憂とおそろいだが量は5倍もあるお弁当を豚のように意地汚くがっついている頃だろう。
そんなことを考えながら憂は箸をとった。
憂「いただきまーす」
憂が卵焼きに箸をつけようとしたとき、教室の入口から担任が顔を覗かせた。
先生「平沢さん」
憂「あ、はい、なんですか、先生」
先生「ちょっといいかしら」
憂「はい」
憂は箸を置き、担任の元へ行く。
梓「なんだろう、お昼時に」
純「この隙に卵焼きいただき!」
梓「こら、純!」
ふざけていた梓と純だったが、入り口で担任と話している憂の顔色がみるみる悪くなってゆくのを見て不安に襲われた。
梓「どうしたんだろ…」
純「うん…」
直後に憂は手つかずの弁当をその場に残し、駆けだして行ってしまった。
梓「憂!?」
あわてて梓も廊下に出るが、憂の姿はもうなかった。
そこで、憂と話していた担任に話を聞いてみた。
担任「うん…じつは平沢さんのお姉さんが、川で溺れて病院に運ばれたらしいの」
梓純「え!?」
学校の規則で携帯電話は朝のHRで回収され、帰りに返されることになっているため、警察から憂に直接連絡がつかずに学校に連絡したということだった。
梓と純は何度か憂の家に遊びに行き、その度に豚のような池沼の唯に遭遇している。
だから本心では、唯が死んでしまったほうが憂は幸せになれると思いつつも、しかしまた憂の唯に対する溺愛ぶりを知っているため、それを言葉に出すことはできなかった。
2人はそんな複雑な想いを抱えながら、憂が残していった弁当を平らげるのであった。
唯「うんたん!ゆいのうんたん!どこでつか!ゆいのうんたんかえす!(TQT)」ドシーンドシーン
警官A「やかましい!」ドゴオッ
唯「あぅ(>q<)」
警官B「いいかげんに黙れや!」バキィッ
唯「ぎゃ(>q<)」
ブブブー
警官B「うお!こいつ、またウンチ漏らしよったで!」
唯「あーぅ…うんたん…ゆいのうんたんかえす…(TqT)」
警官A「じゃかぁしい!」ドガッ
溺れて気を失い、消防により病院に搬送された唯だったが、幸いにも幼児ですら溺れないような浅い川だったためにそれほど水を飲むこともなく、すぐに息を吹き返した。
だが目を覚ました唯はうんたん♪がないことをすぐに思い出し、騒ぎ、暴れ始めたのだ。
鶏ほどの脳みそしか持たない唯が目覚めた後まで物事を覚えているというのは、池沼人生で初めてのことである。
それほどまでに唯にとってうんたん♪というのは大事な大事な宝物だったのだ。
だがもちろん唯は池沼なので、うんたん♪がないということは理解できても、なぜなくなってしまったのかということや、うんたん♪を壊して川に放り込んだ小学生達のことは全く覚えていなかった。
だからとりあえず目を覚まして初めて顔を合わせた、事情聴取に訪れた警官達がうんたん♪を奪ったと思い込み、返すように迫りだしたのだ。
言いがかりをつけられた警官達は必死に唯を止めようとしたが、肥え太った唯の身体を押さえ込むのは並大抵の苦労ではなかった。
仕方なく警棒でめった打ちにすることによって、唯の戦意を消失させることにした。
バキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッバキッ
唯「むひぃ…(~q~)」
警官A「フー、フー…」
警官B「はぁ、はぁ、やっと大人しくなったようやな」
頭も身体も数え切れないくらい殴られた唯は、ようやく気絶し大人しくなった。
ガラッ
憂「お姉ちゃん!?」
警官2人が苦労して唯のデブな身体を再びベッドに押し込んだ直後、憂が病室に入って来た。
ベッドの上でぐったりしている唯を見てあわてて駆け寄る。
憂「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
警官A「妹さんですね?」
憂「はい…」
警官B「お姉さんのことなら心配いりません。目が覚めたら暴れ出したので、また眠ってもらっただけですから」
憂「暴れた…?」
警官B「なにやらうんたん♪がどうとか、必死に騒いでいまして。手がつけられなかったんですよ」
憂「そうでしたか…ご迷惑をおかけしました」
警官A「いったいうんたん♪というのは何なんです?」
憂「姉が大切にしているカスタネットのことです。姉はこの通り池沼ですから、カスタネットなんて難しい言葉は覚えられないんです」
警官B「はあ、カスタネットですか…そういえば、唯さんが溺れる時、うんたん♪うんたん♪と奇声を上げながら川に入っていったという目撃証言がありまして」
警官A「川に落としてしまったんですかなあ」
憂「そんな…」
憂は、唯がどれほどうんたん♪を大切にしているかを知っていた。
だから、うんたん♪をなくしてしまった唯のショックや、それを追いかけて川で溺れてしまう状況が容易に想像できた。
警官B「とりあえず、唯さんはあの通り話が通じませんので、妹さん、少し簡単な事情聴取をお願いできますか?」
憂「はい」
憂は病室で簡単な形ばかりの取り調べを受けた。
実は、唯が警察のやっかいになるのはこれが初めてではなかった。
重度の池沼である唯は度々問題を起こし、何度も警察に連行されている。
したがって警官も、唯の顔を見た瞬間に「またこの池沼か」という感じで憂の学校に連絡を入れたのだった。
警官A「まあ水もほとんど飲んでませんし、目が覚めればすぐに帰ることができますよ」
憂「はい。申し訳ありませんでした」
そういって憂はベッドの上でデブの身体をだらしなく広げている唯に近づくと、ポケットから唯の目覚まし用のスタンガンを取り出した。
警官AB「え?」
バチバチバチバチ!!!!
唯「んぎゃああああああああああああぁぁぁぁ!!!!("q")」
高圧電流を受けて唯が飛び起きた。
警官AB「」
唯「むひぃむひぃ、あう?う~い('q')」
憂「お姉ちゃん!心配かけないでよ!」
唯「う~い、ゆいのうんたんない!(>q<)」
驚くべきことに唯の池沼の頭は2度の気絶を経ても、いまだうんたん♪のことを覚えていた。
憂「お姉ちゃん、うんたん♪はお姉ちゃんが川に落としちゃったんでしょ?」
唯「むふぅ~!ゆいわるくない!(`q´)」
憂「じゃあどこにやったの?」
唯「あ~う…(TqT)」
唯が「うんたん♪をなくした」以上のことを覚えているはずがなかった。
憂「さあ、これいじょう迷惑かけないで。帰るわよ」
唯「いやでつ!うんたん!ゆいのうんたんない!(`q´)」
憂「あんまり我が儘言わないで…」
警官B「あの、他の患者さんもいますし、あまり騒がないように…」
憂「すみません」
唯「ゆいのうんたん!うんたん!うーいかえす!うーいわるいこ!(`q´)」
こともあろうに唯は今度は妹の憂を犯人に仕立て上げ、罵り始めた。
憂「お姉ちゃん、やめて」
唯「うんたんかえつでつ!しーね!しーね!(`q´)むふぅむふぅ!」
バチーン!
唯「あう(゚q゚#)」
唯のあまりの
傍若無人ぶりに憂は思わず手を出してしまった。
唯「う、うーい('q')」
バチーン!
唯「あう(#"q"#)」
バチーン!バチーン!バチーン!バチーン!バチーン!バチーン!バチーン!バチーン!
人目も憚らず唯の上に馬乗りになって、憂は何度も何度も唯の頬を張り続ける。
唯「あぅ(゚q゚#) あぅ(#゚q゚#) あぅ(#゚q゚##) あぅ(##゚q゚##) 」
唯「んぎゃあああああーーーーーーー(##"q"##)」
唯「ゲホォ(×q×)」グッタリ
憂「ご迷惑をおかけしました」
警官AB「は、はあ」
憂「ほら、お姉ちゃん、行くわよ」
肥え太った顔を倍以上も腫れ上がらせ、ぐったりしている唯を乱暴に引きずって、憂は病室を出て行った。
憂が受付で会計している間も、手を引かれて病院を出ても唯はずっと泣きじゃくっていた。
何度か騒ごうとしたが、その度に憂のお仕置きを受けたのでさすがにおとなしくなっていた。
唯「うんたん…ゆいのうんたんないでつ…(TqT)」
憂「なくなっちゃったものは仕方がないでしょう。新しいのを買ってあげるから」
家計は苦しかったが、なかよし学校で使用するものなので購入しないわけにはいかなかった。
唯「いやでつ…ゆいのうんたんがいいでつ…(TqT)」
憂はため息をついた。
唯がなくしてしまったうんたん♪は昔、唯がまだ小学校のなかよし学級に通っていた時からの宝ものだった。
塗装は剥げてボロボロになり、唯の涎だらけで、あまりの汚さに学校の先生からも注意を受けたので、憂は捨てて新しい物をもたせようとしたこともあった。
しかし唯が泣きわめいて手をつけられなかったため、ゴミ捨て場から回収してきた。
憂「もう…我が儘言わないでよ…」
唯「うんたん…ゆいのうんたん…(TqT)」
新しいうんたん♪を購入するため憂は唯の手を引いて、商店街にある楽器屋へ向かった。
梓「憂!」
楽器屋の入り口をくぐろうとしたとき、後ろから声をかけられた。
振り返ると梓と、梓が所属する軽音部の先輩達が立っていた。
憂「梓ちゃん!あ、こんにちは、みなさん」
澪「やあ」
紬「こんにちは」
律「やあ。お、唯もいるのか。久しぶりだな」
唯「あーう…ゆいのうんたん…(TqT)」
憂「お姉ちゃん!ちゃんと挨拶しなさい!」バチーン
律「はは、いいよいいよ」
梓「憂、心配したんだよ!いきなり走って帰っちゃうんだもん」
憂「あ…ごめん。ちょっと、いろいろあって」
梓「先生から聞いたよ…でも、大丈夫だったみたいだね」
梓はグズっている唯を見て言った。
憂は梓と仲がいいため、律をはじめ軽音部の先輩達とも交流があり、その縁で唯も何度か律たちと顔を合わせたことがあった。
澪「憂ちゃんたちも買い物か?」
憂「はい。姉のカスタネットを買いに」
唯「ゆいのうんたん…(TqT)」
律「唯のやつ、どうしたんだ?」
憂「姉のお気に入りのカスタネットがなくなっちゃって」
律「あちゃー、そうなのか」
紬「じゃあいっしょにいきましょう」
憂「はい」
梓「唯先輩、行きますよ」
唯「うんたん…(TqT)」
憂「ほら、お姉ちゃん!」
唯「あーう…(TqT)」
グズる唯を引きずり憂は梓たちに続いて店の中へ入る。
店員「しゃーせー」
憂「うわぁ…」
唯「あーう(゚Q゚)」
憂は展示してあるギターの多さに息を飲んだ。
いままで駄々をこねていた池沼の唯でさえも、あっけにとられるくらいの眺めだった。
憂「すごい!ギターがいっぱい!」
澪「まあ、この楽器屋は街で一番大きいからな」
律「ムギの家が経営しているんだぜ」
憂「そうなんですか!?」
紬「うふふ。憂ちゃんも楽器がほしくなったら言ってね」
憂「はい!あ、これ梓ちゃんのといっしょだよね!」
梓「うん。フェンダーのムスタング。他のギターと比べてちょっと小さいでしょ。私、手が小さいから」
憂「へえ~」
憂は目を輝かせて周りを見回した。その様子を、軽音部の面々は微笑ましそうに見つめている。
憂自身は元々音楽に興味があるわけではなかったが、中学の頃からの親友の純がジャズ研に入ったり、高校に入ってから仲良くなった梓が軽音部だったりすることもあり、彼女たちの話を聞いて羨ましく感じること多くなっていた。
池沼の姉を抱えていなければ迷わず音楽系の部活に入っただろう。
憂「あ、ごめんなさい!つい夢中になちゃって」
紬「ふふふ」
律「じゃあ、あたしはドラムのスティック買ってくるから」
澪「わ、私、レフティフェア見てくる!」
憂「あ、お姉ちゃんのカスタネット!」
紬「カスタネットならあっちののパーカッションコーナーにあるわ。いきましょう」
憂「お姉ちゃん、行くわよ…お姉ちゃん?」
見ると、唯は床に座り込んで一本のギターを見上げていた。
唯「あーう…(゚q゚)」
憂「お姉ちゃん、行くよ!」
唯「あーう…(゚q゚)」
憂「うんたん♪買うんでしょ!?」
憂が何度呼びかけても、唯はギターの前から動こうとしなかった。
梓「やっぱり、どこか具合わるいんじゃ…」
憂「お姉ちゃん、どこか痛いの?」
唯「ぎいた(゚q゚)」
憂「え?」
唯「ぎいたでつ(゚q゚)」
憂が唯の視線の先にあるものを見た。唯が見上げているギターには、憂も見覚えがあった。
ギブソン・レスポール・スタンダードのチェリー・サンバースト。
幼いころ唯が何度も何度も、食い入るように見ていたビデオに映っていたギターだ。あのバンドの名前はなんと言っただろうか。
成長してもなかなか喋ることができなかった唯が、一番始めに覚えた言葉が「ぎいた」だった。
それほどまでにこのギターは池沼である唯の心を捕らえていた。
そして今この瞬間も。
憂「ぎいた、だね」
唯「ぎいた(゚q゚)」
憂「うん、ぎいただね」
憂も唯の隣にしゃがみ込み、壁にかかったレスポールを見上げる。
梓「憂?」
憂「ご、ごめん。このギター、お姉ちゃんが昔、夢中になって見ていたビデオに映ってたんだ。お姉ちゃんたら、まだ覚えていたみたい。池沼なのにね」
憂は立ち上がり、ちらりとギターにかけられた値札を見た。
25万円。
とてもじゃないが手が出る金額ではなかった。
憂は心の中でそっとため息をつく。
憂「さ、お姉ちゃん、行きましょう」
唯「あーう(゚q゚)」
ゴネると思ったが、唯が素直に立ち上がったので憂は安堵した。
しかし唯はそのまま展示されているギターに駆け寄ろうとする。
間一髪で襟首を引っ張り、唯がギターに触れるのを阻止した。
唯の不潔な手で売り物のギターに触れさせる訳にはいかなかったし、万が一のことがあったら弁償できる金額ではない。
唯「あーう!ぎいた、ぎいた!("q")」
憂「お姉ちゃんは触っちゃだめ!」
唯「むふぅ~!ゆいのぎいた!(`q´)」ドスーンドスーン
梓「ゆ、唯先輩!?」
紬「唯ちゃん、落ち着いて!」
むちゃくちゃなことを言いながら暴れ出した唯に対し、梓と紬はどうしていいかわからず困惑する。
唯「むふううぅううううーーーーーー!(`q´)」ドスーン
憂「いいかげんにしなさい!」
バチーン!
憂は渾身の力で唯の頬を張る。さらに床にねじ伏せ、今度は平手ではなく拳で唯の顔面を何度も殴った。
唯「いやでつ!ゆいのぎいた!ゆいのぎいた!(#"q"#)」
それでも唯はひるまずに必死に抵抗を続ける。
憂「お姉ちゃん!家にそんなお金なんてあるわけないでしょ!生活費はほとんどお姉ちゃんのオムツに消えるんだよ!」
唯があまりにも聞き分けがないので、憂のパンチのスピードもどんどん速くなってゆく。
律「おい!どうしたんだぁ!?」
澪「憂ちゃん!?」
騒ぎを聞きつけ律と澪も戻ってきた。
憂が振り返ると、店員もどうしていいかわからず立ち尽くしている。
店内にいた客も関わり合いになるのを恐れ、皆出て行ってしまった。
これ以上周りに迷惑をかける訳にはいかない。
憂は唯の太い首に手をかけ、思いっきり締め上げた。
唯「ぐ…ごご…げええ…("q")」ジタバタ
ギュー
唯「ゲフゥ(×q×)」グッタリ
最初は手足をばたつかせていた唯だったが、すぐに気を失った。
ブブブー!
気絶して弛緩した唯の肛門からオムツの中にウンチが放出され、店内に悪臭が広がる。
憂「ご迷惑をおかけしました」
憂は涙をこらえて気絶した唯を引きずり、梓や軽音部員と顔を合わせないようにしながら店を後にするのだった。
(2011.08.28)
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最終更新:2016年06月25日 22:38