唯「ぴいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ("q")」
先生「唯ちゃんいい加減にしなさい!もうあなたに構っていられないわ。
授業が終わるまで廊下で反省してなさい!」
唯「びぇぇぇぇぇぇぇぇん("q") ゆい、おりこーさん!せんせーわるいこ!ばーかばーか、しーね (`q´)」
先生「……」
ビシィィッ!
池沼の中の池沼、池沼唯の世話にほとほとうんざりしたなかよし学級のH先生は、
唯を全力でビンタすると一切の興味を無くして教室に戻っていった。
唯「びえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん(>q<)あ゛あ゛ーーーーーう゛う゛ぅぅぅぅぅぅぅびっぃぃぃぃぃぃぃ("q")」
昼時の校舎に池沼泣きが響き渡る。
先生はもちろんなかよし学級の生徒も唯の池沼泣きは構ってもらうための演技だと知っているので誰もが無反応である。
唯豚は構えば構うほどつけあがるのだ。
唯「うー(~q~)」
池沼は構ってもらえないと知ると早々に泣き止む。それどころか何で泣いていたのか、もはや覚えていない。
唯「あうー(^q^)ゆい、ぽんぽんちゅいた!うーいまんまよこす!(^q^)」
唯は立ち上がると巨体を揺すりながら階段を下りていく。
唯「ゆいのまんま♪ぶたさん、あいす!(^q^) 」
意味不明な歌を歌っているのは池沼が上機嫌な証拠である。
もっとも妹、憂の特製豚さん弁当箱は教室に置いてあるのだが、唯は先生に「ごはんの時間ですよー」と言ってもらえないと思い出せない。
唯「うんたん、うんたん♪むふー(^q^)
ゆいうんたんじょーずでつよー(^q^)まんまたん、出てきてくらさい(^Q^)キャッキャ」
唯は得意(自称)のうんたん♪を披露しながら餌を探して校舎を練り歩く。
鼻水や涎などの池沼汁を垂れ流しながら歩いているので不潔極まりない。池沼唯が歩いた後に道ができるとはよく言ったものだ。
唯「あうー…(゚q゚)あう!唯こっち!(^q^)」
唯は先生に立ち入ることを固く禁じられている一般校舎に入ってしまった。
普段は池沼が近づくと周囲の生徒が通報して拷問されるのだが、あいにく今は授業中のうえに元々生徒の少ない特別教室が並ぶ校舎だったため池沼の侵入を許してしまった。
桜が丘女子高校は5年前に少子化による生徒数減少を見越して男女共学の養護学級を併設したが、
その際保護者会は重度の池沼(唯のような)が一般生徒の勉学に悪影響を及ぼすと強硬に反対した。
結局経営判断が優先されたものの、数年後に保護者達の危惧が現実のものとなり池沼達の隔離が徹底されることになったのだ。
唯「うーい!ゆいちゅかれた!まんま!(`q´) うーいわるい! う゛ーぶぅぅぅぅ (`q´)」
池沼隔離政策の原因を作った池沼の中の池沼は勝手に不機嫌になりながら階段を上っていく(この事件はまた別のお話)。
ちなみに桜ヶ丘なかよし学級は現生徒が卒業したら廃校になる予定である。
?「いやですっ、今日こそさわちゃんの気持ちを教えてください!」
唯「う゛ーう゛あ゛(`q´)う゛あ゛ー……アウ?うーいでつか?(゚q゚)」
唯がいかにも池沼なうめき声をあげながら壁に八つ当たりしていると、どこかから見知った声が聞こえた。
?「私の気持ち、知ってますよね!?」
唯「あーう!あーう!むぎた!(^q^)キャッキャ」
唯はネズミと同レベルの記憶を辿って歩いているうちに、過去に数か月だけ通っていた軽音部の部室のある階にたどりついたようだ。
唯「あーう!むぎた!ゆい、おりこうさん!むぎたケーキよこす!(^q^) 」
3分前のことすら覚えていない唯の脳みそだが、紬はケーキをくれる人としてしっかりインプットされていた。
もっとも紬がケーキをくれるというよりティータイム中に乱入してみんなのを奪って食うだけだったのだが…。
―――軽音部室―――
さわ「ムギちゃん…その…私もムギちゃんのこと好きよ。可愛いし…でも…」
紬「さわちゃんが先生で私が生徒だからいけないんですか?それとも私が世間知らずだから女の子として認めてくれないんですか…?」
さわ「ムギちゃんは誰よりも素敵な女の子よ。でもね…教師と生徒というのはムギちゃんが思ってるより大きな隔たりがあるの…。
ムギちゃんが大人になったらきっとわかる」
紬「っ!だからお見合いなんかするっていうんですか!そんなの絶対嫌です!」
さわ「いやー私ももういい歳だから親を安心させてあげないといけないかなと…ハハ…」
紬「もうそんなことはいいです!さわちゃんの本当の気持ちを教えてください!」
さわ(あーだめ…そんな上目遣いで迫らないで…)
紬「さわちゃん…先生…ん」
さわ「ムギちゃん…」
ガラガラガラ
唯「あうあうあー!(^q^) ゆいでつよ!こんにちはでつ!(^q^)」
さわムギ「きゃああああああああああ!!!!」
二人だけの世界に突然侵入してきた豚のような生物に肝を潰して思わず抱き合って後ずさる。
唯は一応軽音部にいたこともあったので二人とも面識はあるのだが、
最近は池沼隔離政策のおかげでこの醜い生き物と遭遇せずに済んでいたのだ。
久々に出会うと不快感は五割増しである。
唯「あう!ゆいおりこうさん!むぎたなかよし!ケーキよこす!(^p^)」
池沼は意味不明なことをわめいた後、豚鼻を膨らませて池沼汁を垂らしながらのっしのっしと二人に近づいてきた。
その様はとても人間には見えない。
さわムギ「ひぃぃっ」
悲鳴をあげて後ずさるのは人間として当然の反応だろう。
一方池沼は中々餌にありつけないのでご機嫌斜めだ。
廊下で大人しく待っていれば今頃お昼ご飯になっていたのだが。
唯「う゛ー(`q´)むぎたはやくケーキよこす!(`q´)」
紬「え、ケーキ?」
唯「びえ゛え゛えええええ゛えええええええん(TqT)ゆい、ぽんぽんちゅいたの!けーき!ゆいおりこーさんなのに!("q")
ぶびぇぇえぇえええええぇえっぇえっぇ(TqT)」
唯はお決まりの池沼泣きを始めた。紬は池沼をなだめにかかってしまう。
紬「ご、ごめんね唯ちゃん…お昼休みだしケーキ食べましょう。ね?」
唯「あーい!ゆいけーきたべる\(^q^)/」
紬「……」
―――
さわ「ま、まぁ私もお腹すいてたからちょうどいいわ。お弁当食べずにいきなりデザートというのもあれだけど…
唯ちゃん、ここに座って」
唯「あう!(^q^)ゆい、ケーキ!(^p^)キヒヒヒッ」
普段は犬の糞とチョコレート、小便とオレンジジュースの違いもわからず糞や小便をおいしくいただく唯だったが、
さすがに紬の持ってくる高級スイーツが他と違うことはわかった。
あの口いっぱいに広がる甘い至福を思うといつも以上に池沼汁が大量生産される。
さわ「ゆ、唯ちゃん涎垂れてるわ。口閉じなきゃ」
唯「(^q^)」
紬「はーい、どうぞー。紅茶は今蒸らしてるからちょっとだけ待ってね」
今日のスイーツは代官山の超人気店から取り寄せたタルトだ。
通販の予約は1年先まで埋まっているという女の子にとっては夢のタルトである。
紬がいなければ唯はもちろんさわ子もそうそう食べることのできない代物だ。
さわ「え?これってまさか…。うわ~一回食べてみたかったのよ~!ムギちゃん…あぁムギちゃん…」
紬「ふふ♪喜んでもらえて嬉しいわ。あ、いけないフォーク忘れちゃった。今持ってくるわね。」
かろうじてフォークなら使えないこともない唯だったが、
とびきりのごちそうを前にしては1秒たりと我慢できるはずもなく、手づかみでタルトにかぶりついた。
唯「あーう!まいうーまいうー(^q^)」
繊細で上品なスイーツが池沼汁まみれの手でつかまれ汚い音をたてて咀嚼される。
さわムギ「………」
唯「あうーむふぅームッチャクッチャ(^q^)ケーキまいうー(^q^)」
さ「さ、私も食べよ」
紬「そうね…。あ、はいフォーク」
さわ「ありがと。それじゃ、いただきまーす」
健常者の二人は池沼を視界に入れないようにしてタルトを食べることにした。
見た目も美しいケーキにフォークを入れる。
唯「う゛ーう゛ー(`q´)」
なぜか横で池沼が唸っているがさわ子は無視して一口目を口に入れた。
さわ「あぁっおいしい…幸せっ!やっぱり私ムギちゃんと結婚する!」
紬「ふふっもうさわちゃんったら。お菓子でつれちゃうなんて//」
唯「むふぅっ!(`q´)」
幸せな二人の世界をまたしても池沼が叩き壊す。
唯はさわ子が食べていたタルトを手づかみでひったくった。
唯「う゛ぅぶぅ!(`q´) ゆいのケーキとる、だめー!」
池沼の唯にとっては手の届く範囲に置かれている物は全部自分のものである。
もちろん目上の人への敬意なんてものが脳みそに存在しないのは言うまでもない。
さわ「ああっ!流石にそれはダメでしょ!?」
唯「あうーけーきおいちー!グッチャクッチャ(^q^)」
紬「はぁ…仕方ないわね。――はい、どうぞさわちゃん」
さわ「ごめんね、ありがとう。いただきm…ってああッ!」
唯「む゛あ゛ぅう゛ー(`q´)ゆいのとるだめ!わるいこ!ばーかしーね (`q´)しーーーーーーね(`q´#)」
さわ「……………」
紬「…ふふっ唯ちゃんったら。私、こんな気持ちになったの初めて」
紬はそういって笑った。それはどんな強面でも思わずたじろぐほど冷たい笑顔だった。
ケーキのことはともかくとして、一世一代の告白を邪魔されたあげく愛するさわ子を侮辱されては紬といえど黙っていられない。
しかも相手は豚以下の畜生である。
紬「あ、唯ちゃんにフォーク渡してなかったわね。ちょっと待って」
唯「あう?ムッチャクッチャ(゚oo゚)」
紬「気付かなくてごめんね。はい、どうぞ!」
グザッ
唯「ぴ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああああああああ」
紬は持てる限りの力で唯の豚鼻にフォークを突き刺した。
紬「あらっごめんなさい!ちょっと手が滑ったみたい。と、このままじゃ部室が汚れちゃうわね。
唯ちゃん、廊下に出ましょうね~」
紬はフォークで唯を担ぐような形で部室から引きずり出す。
箱入り娘の紬だが腕力はなぜか人並み以上なのだ。
唯「あひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい゛い゛い゛ぃぃ("oo") 」
さわ(ムギちゃん強っ)
ドスン
唯「あふぃぃ("oo") むふぅふー(×∞×)ゆいのぶたさんいちゃい(>q<) ぶたさんしんじゃうれすうううううう("oo") 」
池沼は血まみれの鼻を押さえてジタバタともがく。
鼻はなかよし学級のみんなに豚さんみたいと褒められた自慢のパーツなのだ(もちろん褒めるつもりで言ったわけではないのだが…)
紬「まぁ。確かに唯ちゃんは豚さんによく似ているわね」
唯「ゆいはぶたさんでつよ!("oo")ゆいのぶたさんいちゃいいちゃい!("oo")」
こんな状況でも自分が豚であることを主張せずにいられないのが池沼唯という生き物だ。
紬「あ、紅茶入れるの忘れてたわ!唯ちゃん、ケーキいっぱい食べたから喉乾いたでしょう。今持ってくるわね」
もちろん唯はそれどころではない。
唯「んむひぃぃ(>q<)」
紬「お待たせ~。んーどうしようかしら。そうだ!さわちゃんちょっと豚さんの頭押さえててくれる?人工呼吸するときみたいな感じで」
さわ「え?あ、うん。人口呼吸…こんな感じかしら」
池沼豚に直接触りたくないのでポケットティッシュの上からデコを押さえつける。
唯「あうー(>q<)」
紬「そうそう。そのままお願いね。唯ちゃんお待たせ。紅茶どうぞー」
紬は豚鼻にティーポットを突っ込んで紅茶を流し込んだ。
唯「あ゛あ゛あ゛あぎゃあああああああああああああああああああ」
ぬるま湯ならかえって風邪の予防になったりするが、
紬の紅茶は本格派でちゃんとポットも保温して抽出してあるため温度は100℃近い。
分厚い脂肪に守られているうえに、日ごろのお仕置きやいじめのおかげで殴る蹴るの痛みには耐性のある唯だが、
身体の中を焼かれる未知の痛みにパニックである。
いつものように口だけのごめんなさいやご機嫌取りのうんたん♪もできない。
唯「お゛お゛お゛お゛おほおおおおおおおおおおおおおおおお」
デブった身体をゴロゴロ転がしながらのた打ち回る。
紬「唯ちゃんごめーん間違えちゃった」
そう言いながら唯の頭を踏みつけて固定する。
紬「唯ちゃん、もっといっぱい飲んでいいのよ~」
今度はせわしなく開閉する口にポットを突っ込んで紅茶を流し込んだ。
鼻腔だけでなく喉も丹念に焼いてやろうという心算である。
唯「むごおおおおおおおっぅううううううお゛bbうfなあlfjcxむぉうふ("oo")」
ブブブー
紬「このお漏らししちゃうほどの恐怖と痛みをちゃんと覚えていてくれたらいいんだけど。
そううまくいかないのよね…。はぁ後で憂ちゃん呼んで掃除させないと」
ゴスッ
紬はむっちりした足で唯の頭を蹴り飛ばす。
唯「あぐふぅ("oo")」
紬「私、人の頭を思いっきり蹴るのが夢だったの!」
伸びきってぴくぴく痙攣する豚の頭を思う存分蹴りつける。
ズガッドゴッボキャッ
紬「ふ~満足満足。このティーポットは唯ちゃんにあげるわね」
池沼汁にまみれてしまった高級ティーポットは唯の鼻に突っ込んでおくことにした。
さすがに洗っても使う気にはならない。
さわ「池沼って惨めね…」
紬「もぅさわちゃんったら一応先生でしょ。
さ、改めてお昼食べましょう。お腹すいちゃった」
二人は池沼を放って部室に戻ると仲良く昼ごはんを食べ始めた。
池沼に邪魔されない二人だけの喜びを噛みしめて…。
翌日(土曜日)
いつもの軽音部室にいつもの部員が集まってる。
澪「さー練習するぞー」
梓「そうしましょう」
律「いやー先にお茶飲んでからにしようよ~。その方がやる気でるってー」
紬「ふふっ。どっちにする?」
平和な土曜日を二人の災厄が切り裂いた。
ガラガラガラッ!
憂「ちょっと!あなた達どういうつもりですかっ!」
唯「あう!(^q^)りった、みおた、あずなん、むぎた、こんにちはでつ!(^q^)/」
一同「………。(最悪だ)」
唯「あう?(゚q゚)りった、みおた、あずなん、むぎた、こんにちはでつ!(^q^)/」
憂「お姉ちゃんはちゃんとあいさつできて偉いね~。それに引き替えこの人たちときたら…」
唯「あ~う~!(^q^)ゆいおりこうさん!v(^oo^)vキャッキャ」
律「あ、あぁこんにちは…」
澪「池沼こわい池沼こわい池沼こわい…」
梓「こんにちは憂。唯…先輩」
紬「……」
憂「なんか琴吹先輩のあいさつだけ聞こえませんけどwなんか疚しいことでもあるんですかね?w」
律「ムギは二人の突然の乱入で固まっちゃったんだよ。な?
で、なんか用事?こっちは部活中なんだけど」
このモンスター池沼姉妹に軽音部は何度も迷惑をかけられてきた。
池沼隔離政策以降頻度は下がったとはいえ、時々昨日のように唯が迷いこむことがあったのだ。
律は「邪魔だから出てけよ」的なニュアンスを多分に含ませて憂に向けて言う。
正直視界に入れたくもない相手だ。
憂「えっ部活なんかやってないじゃないですかw喋ってるだけでしょう?w随分お気楽な部活(笑)なんですねw」
律「うるさいなー。これからやるんだよ」
唯「あーう!ぶかつ!ゆい、うんたん♪しまつ!(^q^)」
数か月の軽音部滞在期間、唯は部員が四苦八苦しながら楽器と格闘する中で、汚いカスタネットやオムツを穿かせたギターを使い全力でうんたん♪をし続けた。
唯は澪、律、紬の伴奏にのせてうんたん♪をするのが部活だと思っている。
部室に突進しようとする唯のトレーナーの襟を憂が引っ掴んだ。
憂「ダメよ。この人たちにはお姉ちゃんの上手なうんたん♪を見せる価値はないの。
むしろうんたん♪が汚れてしまうわ」
憂の言っていることは唯には難しくて理解できなかったが「じょうずなうんたん」という言葉はわかった。
それは唯が世界で一番好きな言葉である。
豚鼻を最大限に膨らませ池沼汁垂れ流しの満面の笑みで唯は飛び跳ねて喜ぶ。
唯「あうあうあー!ゆいうんたんじょーず!(^q^)/じょーず!はふぅ~ゆいはうんたん♪じょーず!(^q^)」
飛び跳ねるだけでは飽き足らず肥え太った身体で廊下を転がりながら「うんたんじょーず!」を狂ったように繰り返している。
律「いやーうんたん上手でも何でもいいけど何の用なのよ」
憂「言われないとわからないんですか?昨日養護学級の先生にお姉ちゃんがいないって連絡を受けて探してたらこの部室の近くで倒れてたんですよ!
しかもうんちを漏らして上半身は血まみれで殴られた痕が見受けられました。しかも鼻にティーポットが刺してあったんですけどこれはどういうことですかね」
梓「でも唯ぶt…先輩ぴんぴんしてるじゃない」
憂「あーやっぱり梓ちゃんまでそういうこと言うんだ。たしかにお姉ちゃんは骨折ぐらいなら一日で治っちゃうけど。
でも取り返しのつかないことになってからじゃ遅いよね?それとも障碍者は傷つけても構わないっていうお決まりの差別なのかな?」
一同(まーた始まった…)
律「いやーまあとにかくうちの部員がやったっていう証拠はあるのか?」
憂「お姉ちゃんが言ってましたよ。それにティーポットがありますしね」
律「ほんとかぁ~?おーい唯!お前昨日ここに来たのか?」
唯「あーう!(^q^)むぎたけーきくれた!あう!ゆいうんたんじょーずれす!むぎたけーきよこす!(^q^)キャッキャ」
おいしいケーキを食べたことは頭に残っていたが、
暴行を受けることは日常の一部なのですっかり頭から抜け落ちていた。
そもそも一日前のことを覚えていること自体が唯にとっては奇跡である。
律「だってよw」
ドガッ
唯「びえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん(>q<)うーいぶった!おりこうさんぶつ、ばーか!うーいばーかしーねばーか!(`q´)」
ドガッバキッ
唯「ぶえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん(>q<)」
憂「姉には知的障碍があるんです!そこにつけこむような真似はやめてください!
お姉ちゃんは暴行を受けた。軽音部の部室付近で倒れていた。琴吹先輩に会った。この時点で事実は明白です。」
律「おい、いい加減なことは―」
律が気色ばむが紬が引き取った。
紬「そうね。たしかに私は唯ちゃんのことを虐待したわ。鼻に紅茶を流し込んで頭を蹴っ飛ばしたの」
梓「ププッ」
澪「(ムギGJ)」(親指を立てて)
憂「はっこれは呆れちゃいますね。開き直るだなんて。罪を認めるならさっさと土下座して謝ってください」
紬「でも唯ちゃんは覚えてないのよね?それなら謝っても意味がないでしょう?
さわちゃんに死ねって言ったことを唯ちゃんが謝るなら私も謝ってもいいけど。」
律澪梓(あーそれ言っちゃったんだ…)
憂「お姉ちゃんには知的障碍があるんです!障碍者だから謝らないって言うんですか!差別です!」
紬「障害者だから謝らないなんて一言も言ってないわ。大体憂ちゃんも唯ちゃんのこと殴ってたけどそれはいいの?」
憂「私のは愛の鞭なんです!あなたたち差別主義者と一緒にしないでください!」
律「大体さー昨日はムギがさわちゃんに告るって言うからあたしら部室来なかったんだぜ?それ邪魔されたらムギも怒るっしょ」
梓「それになかよし学級の生徒は一般校舎に入ることが禁じられているはずでしょ」
憂「あぁあなた達が池沼隔離政策とか呼んでいるやつね。
あれはね、お姉ちゃんみたいな天使をあなた達みたいな薄汚い差別主義者から守るためのものなのよ。
隔離されてるのは障碍者ではなくあなた達なのw」
あまりに意味不明な理屈に一同は唖然とする。
妹の憂には障害はないはずだがやはり池沼の妹は池沼ということなのだろうか。
憂「とにかく、今土下座しないならこのことは知的障碍者保護者連絡会(仮称)と先生方に通知させてもらいますから。
桜ヶ丘女子高校の軽音部は知的障碍者を差別する部活ですってねw今年の文化祭は絶望的ですねw」
首根っこを押さえたと確信した憂は自慢げに言う。
紬「憂ちゃん…こういうことはあまり言いたくないんだけど。そういうセリフはね、自分より弱い相手に言わないと意味がないのよ?」
憂「なっ…それはどういう意味ですか!?知的障碍というハンディを負っていたら人間として劣っているとでも―」
ブブブブブ゙ー!
唯「ゆい、ぶぶぶーでまちた!(^q^)むふぅぶぶぶーいっぱいでつ(^q^)キャッキャ」
バキョッ
唯「むひっ("q")う゛ー(`q´)ゆいわるいこしてない!うーいわるいこ!うーいおしおきれす!(`q´#) 」ドスドスドス
唯は手をばたばたさせて憂に体当たりしようとするがなんなく躱されドアにぶつかりひっくり返った。
唯「びぃぃぃぃぃぃぃぃ(>q<)あう!("q")」
ブブー
弾みで残ったウンチも出てしまったようだ。
もう唯のトレーナーの尻はもりもり膨れている。
憂「くっ、とにかく私は許しませんから!」
憂は『てんし』というふざけた文字がプリントされた唯の池沼トレーナーを引っ張って部室から去って行った。
唯「むう゛ー(`q´)ゆいけーきたべてない!ゆいいかない!」
バチン
唯「びえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(>q<)」
澪「やっと行ったか…」
律「全く…。監視を強化するように先生方にお願いしないといけないな」
梓「自分たちが知的障害者の差別を助長してるってなんでわからないんですかね」
紬「みんな、巻き込んじゃってごめんね…。」
澪「いいのいいの。ムギに悪いところなんて一つも無いんだから。むしろスカッとしたよ」
律「ムギの怒りは軽音部の怒りってことさ」
梓「大体ムギ先輩怒らせるってある意味すごいですよ」
澪「たしかに」
紬「ぐすっ…みんな…ありがとう。私、軽音部に入って本当によかった。
そうそう、今日はとっておきのお菓子があるのよ~」
律「やったね!」
澪「律は太らないからいいよな…」
梓「…全く。それ食べたら練習ですよ。あ、おいしそう」
この日の出来事が後に悲劇を呼ぶのだが美少女軽音部員達はまだ知る由もなかった。
月曜日
ガラガラガラ
梓「ふぅ。みんなおはよー。眠い…」
憂「あ、梓ちゃんおはよう。見て見て。今朝学校に来たらね、校舎中にこんなビラが貼ってあったの!」
憂はどこか嫌味な形に口を歪め、梓の肩を抱くと一枚の紙を手渡した。
『桜が丘女子高等学校の音楽教師、山中さわ子は天使の障碍者、平沢唯を虐待・差別したあげく
琴吹紬と淫行に及ぶ淫売につき即刻解雇すべし! 知的障碍者差別是正運動の会(仮称)一同』
赤いマジックで汚らしく書き殴ってある。
ビラに目を通した梓が絶句すると、勝ち誇るように言った。
憂「一体誰がこんな手の込んだことしたのかしら。やっぱり正義の味方っているのかしらねぇw」
梓「憂…あなた―」
女子A「でもさー山中先生×琴吹先輩ってむしろおいしいよね」
女子B「凛とした山中先生とお嬢様な琴吹先輩の身分を超えた恋!」
女子C「萌えるね」
女子A「でしょ?」
女子C「それにこの天使のしょうとくしゃ?平沢唯ってあの有名な池沼でしょ?ほらあの
大ブブブー事件の」
女子B「大ブブブー事件ってまさか…」
女子A「池沼が学校中にうんちをまき散らして一週間学校が休学になったっていうあの…」
女子C「そうそう。私、部活の先輩から聞いたもん。先輩たちの中では池沼の唯豚とかって伝説になってるらしいよ」
女子A「通り名までついちゃってるんだ。しかも豚てw」
女子C「なんか豚みたいな体格してるうえに豚って罵ると大喜びするんだってw」
女子B「話を聞いてるだけだと笑えるけど本物には絶対会いたくないよね」
女子AC「うんうん」
女子B「もちろん知的障害者の人みんなが悪いわけじゃないけど、そこまでいくと差別されても仕方ない気がするな」
女子A「池沼だからうんち漏らしていいってわけじゃないもんねぇ。そもそも不当じゃないのに差別っていうのがおかしいよね」
女子B「豚みたいな池沼でしかも豚が好きなら養豚場で暮らせばいいのに」
女子C「でもお肉は絶対食べたくないw」
女子A「たしかにw」
憂「くっ、本当に馬鹿ばっかりね!」
梓は憂を睨みつけたが、憂は素知らぬ顔で席に座って教科書を開いた。
さわちゃん「失礼します」
教頭「何の話かはわかっているね?」
さわ「はい」
教頭「まったく…。だから私は池沼学校を作るなんて反対だったんだ。
目先のことしか見えない偽善の狸どものせいで私が尻拭いしなくちゃならん。まぁそれはいい」
教頭は例のビラと紬とさわ子のデート中の写真(職員室の扉に貼られていた)を取り出して机に置いた。
教頭「池沼唯を虐待云々はむしろボーナスをやってもいいくらいだが、淫行はいかんよ山中先生。
しかもよりによって琴吹家のご令嬢が相手とは…。やるならバレないようにやりたまえ」
さわ子は下品な揶揄には答えず黙っている。
教頭「うちは私立校だ。しかも名門の女子高だ。評判の商売なんだよ。
きみも社会人ならそれはわかるね。一応聞いておくがここに書いてあることは事実かね?」
教頭はいやらしい笑みを作って言う。
さわ「はい。すべて事実です」
教頭「羨ましい限りだねまったく…。私もおこぼれに与りたいものだな。ひひっ
しかしだ、しかしこれが琴吹家のご父兄の耳に入ってみろ。くそっ俺がクビになったら責任取ってくれるのかね山中先生!
まったく…私は個人的に山中先生には目をかけていたというのに…くそっ!
…だが幸いにも琴吹家はお嬢様の教育を全面的にうちに任せておられる。
どうかね君の方から紬さんに事を荒立てないよう口添えしてもらえないだろうか。そしたら穏便に辞めさせてあげよう」
さわ「むぎ…琴吹さんも騒ぎにすることは望んでいないはずです。謝罪も私に行かせてください。」
教頭「はっ!それで終わればいいがね!まったく…」
さわ「教頭先生に一つだけお願いがあります。聞いていただけないでしょうか」
教頭「それを聞いたら今晩2人で食事に行けたりするのかな?ふひっ」
さわ「いいえ、それはお断りします」
教頭「まったく、ユーモアも解さないのかね山中先生は!さっさと言って出て行きたまえ。まったく…」
―――
ガラガラガラ
紬「さわちゃん!」
さわ「ムギちゃん…どうして…授業中でしょ?」
紬「そんなことはどうでもいいです!その…偉い人に何か言われたりしたんですか…?」
さわ「まぁ…ね。私も一応社会人だからね、責任は取らないと。」
紬「そんな…!悪いのは私です!私が無理矢理…。さわちゃんは何も悪くないです。ぐすっ」
さわ「そんなこと言わないで。私もムギちゃんに好きって言ってもらえてすごく嬉しかったんだから。でも…ね。
教師が生徒を傷つけるなんて。ごめんね、ダメだね私。」
紬「ふぐっ私が…私が…」
さわ「ごめんね…。明日、ムギちゃんのご両親にお詫びに行くわ」
紬「お詫びって…何を謝るの?」
さわ「その、色々ご心配をおかけしちゃったから…」
紬「パパもママも関係ないです!私、ほんとにさわちゃんのこと好きだったんだよ?謝ったりしないでよぉ」
さわ「ムギちゃん…」
さわ子は紬の肩を撫でると、背中を向けた。
さわ(最後ぐらい大人で、教師でいないと)
紬「お願い、行かないで、さわちゃん」
紬がさわ子の背中に縋り付いた。
さわ「ごめんね…。これからいい恋をたくさんして、もっともっと綺麗になってね」
さわ子が紬の手を握って言う。
さわ「それと、軽音部は同窓会として存続させてもらえることになったから。
部費は出なくなっちゃうかもしれないけど、文化祭にも出られるわ。
いい先生がいたら顧問になってもらってね。それじゃ、さよなら、ムギちゃん」
さわ子は早口に言い終えると、紬の手を離して歩き出した。
もう零れる涙をとどめることはできなかった。
紬「さわちゃん!先生!うわぁぁああん」
紬は顔を覆って号泣した。生まれて初めて味わう喪失だった。
憂「あらあら、フラれちゃたみたいですねぇw」
肩を震わせてしゃくりあげる紬の背後から、いつの間にか現れた憂がさも嬉しそうに言った。
憂「やっぱりあのビラの件ですかぁ?一体誰があんなことしたんですかねぇ。
でもぉ知的障碍者を差別するような人が教師になるっていうのがぁそもそも間違いですよねぇ~。
天罰っていうんですかねこういうのw琴吹先輩もォああいう悪い大人と一緒にいたら心が汚れちゃいますよぉ?
気を付けてくださいねぇ。ハハッ」
憂は拳を握りしめて俯く紬の顔を満面の笑みで覗き込むと、満足げに高笑いして去って行った。
紬は憂が去ってからもその場を動けずにいた。
硬く握りしめた拳からは血がしたたり落ちている。
紬「絶対に許さないッ…!」
紬がそうつぶやいたとき、涙は止まっていた。
最終更新:2011年10月30日 23:35