2

―――

一方その頃のなかよし学級では…

唯「あ~う~ぶーぶーいいこいいこれす(^oo^)」

たかし「ゆいぶたがおもちゃもってきてる!」

唯「あう?ゆいおもちゃもってないれすよ('oo')」

たかし「もってるじゃねーか!がっこうにおもちゃもってきちゃいけないんだぞ!」

唯「んひぃっ("oo") ゆいのぶーぶーおともらちれす!たかしくぶーぶーかえす!("oo")」

たかし「うるさい!せんせいのかわりにおしおきする!」

ドカッボキャ

  びぇぇぇーーーん!!ゆいのぶたさーーん!! ("oo")

                  ____
             ,,. :': :´: : : : : : : : :\
          >: : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
        ∠: : : : /: : : i: : : : : i: : : : : :i: : : !
         /: : : :ト ,/l: : : : : |i: : : : :. !: : : !
         .|: : : : .ト.|/ l: : : : :ト\: : : :l: : :: !
         .|/ ,: :|: l. __ ∨\|.___丶i: :.|: : :ハ
        /: : :/: :∨(O)   (O ) |\|ヽ: : ハ
        /_: :.〈: : : 〉〈 〈 (O O)〈 〈 |/|丿:::__l
         〈: 丶:(  〉 〉.i'⌒ヽ 〉 〉': :.ノ: :_|
        _/ \:\_〈_ ゝ_ノ _〈./: : /\/
       /      ',  / l∨l /     \
 グシャ   !_    _',____\/ノl./       \
 ____〈 )/ ̄   \\/          \   
 |\::::::ゞ <>()<>_/      _         ハ  
 \ \ (^oo^)\ に|      /          ハ  
   \ \___:\└--‐‐‐"~\   ┌─┐ /ゝ 
    \|   巛 )___,, -‐┤.    ゝ__ノ/ヽ ゝ 

いつもの日常が繰り返されていた。
423 :池沼唯とムギの恋[sage]:2011/10/07(金) 21:16:08.18 ID:aH25BwBN0
交互になると見にくいかな…

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一週間後・平沢家

唯「うんたん♪うんたん♪うーい!ゆいうんたんじょーずでつよ(^q^)/ うんたん♪うんたん♪」

憂「お姉ちゃんうんたん上手ね~♪」

唯「あうあうー!うんたん!うんたん!うんたん!うんたん!ゆいはうんたん♪じょーず!(^q^)」

憂はいつもは軽くあしらう唯のうんたん上手アピールをよいしょした。
すこぶる機嫌がよかったからである。
件のビラ事件の後、音楽教師、山中さわ子は退職した。一身上の都合と説明されたが、だれがどう見ても引責辞職であった。
そしてもう一人の標的である紬も、あれから学校に来ていなかった。
ここまで効果があると思っていなかった憂はほくそ笑む。

憂「さーて、次は何をしようかしらね。梓ちゃんでもいじめようかしらw」

あれ以来、梓は憂に対して露骨に敵意を見せるようになった。
会話はもちろん目を合わせようともしない。
二人の共通の友人である純も梓の側に立ったようで同じ態度を取っている。

憂(ま、いつものことだしどうでもいいけどね)

実際、憂には今まで本当の意味で友人と言える存在は一人もいなかった。
仲良くなっても、すぐに離れていく。
原因はいつも直接的にも間接的にも唯であった。

唯「あうー!あずなん!ゆいあずなんつきでつ!ムチュウ(^ε^) 」

憂「ププッ。そうだ下駄箱にお姉ちゃんのオムツを入れてやろうwあーこれ登校拒否っちゃうかもw」

ピンポーン

?「宅急便でーす!」

憂「あらあら。噂をすればお姉ちゃんのオムツだわ。はーい今行きまーす」ドタドタドタ

いつもの介護用オムツ(特大サイズ)の宅配だと思った憂は何の疑問も抱かずドアを開けた。

ガチャ

バチバチバチッ

ドアの先には二人の男がいた。宅急便って二人で来るものだっけと思ったときにはもう憂の意識は飛んでいた

============

A「お嬢様、準備はすべて終わりました。ご注文の品も揃えてあります」

紬「本当にありがとうございました。私の我がままに付き合わせてしまって…」

A「いえそんな。私はお嬢様に命を救われた身ですから。お嬢様のためならこの身を張る覚悟です。
 それにこの池沼どもはお嬢様にとんでもないご迷惑をかけたとか…。何回殺しても足りないぐらいですよ」

紬「本当にごめんなさい。一生に一度の我がままにします。それでは何かあったらお呼びしますね」

A「はい。それじゃ詰所で待機しとります」

ここは琴吹家の所有する秘密の地下施設である。
学校の教室を一回り大きくしたような正方形で、右側に大きな横長の鏡があるほかは威圧感を感じさせるような暗色の壁があるだけの殺風景な部屋だった。
左右の壁に一つずつドアがついている。

唯「ぐがぁああああぶおもお゛お゛おおおぶすぴー(-q-)」

そこに耳障り極まりないいびきをまき散らす池沼唯とラフな服装をした紬がいた。

紬「さて、まずは憂ちゃんかしらね」

紬は右側の壁についているドアを開けた。

ガチャ

中はちょうど音楽準備室のような縦長のやや手狭な暗い部屋だった。壁際に畳んだパイプ椅子とプラスチックの収納ボックスが置いてある。
先ほどの部屋にあった鏡はマジックミラーになっているようで、こちらからは大の字に寝た唯の姿が見えた。
床には手錠をされ右足に足かせをつけられた憂が転がっている。こちらは麻酔で眠らされていた。

紬「憂ちゃーん起きてー。朝ですよ~」

紬が憂の体を揺する。

憂「う~ん…。あれ…私…な、琴吹先輩!」

目覚めた憂は当然のことながら目の前にいる紬に仰天した。

紬「ふふっ。憂ちゃんおはよー」

憂「何これっ…どっどういうことですか!?こんな、か、監禁?誘拐?こんなことが許されると思ってるんですか!?何をするつもり…?訴えますよ!」

さすがの憂も見知らぬ部屋で拘束され、目の前で紬が不敵な笑みを浮かべているこの状況にパニックになっている。

紬「うーん別に解体して豚の餌にしたりするわけじゃないから安心して。ぶったり蹴ったりしないことも約束するし、遅くても明日中には必ず解放するわ。
  トイレは後ろにあるし、着替えも食糧も水もそこのボックスに入ってる。まぁ貧相な内容で申し訳ないけれど。他にいるものがあれば何でも持ってきてあげる」

憂「そんな…。い、一体何が目的でこんなこと!こ、こんなことして許されるとでも―」

紬「それは自分の胸に聞いてほしいな。まぁそれはともかくあれを見て、憂ちゃん」

紬はそう言ってマジックミラーの先にいる唯を指さす。

憂「お姉ちゃん!?お姉ちゃん!!大丈夫なの!?お姉ちゃん!返事をして!」

紬「鬱陶しいいびきをかいて寝ているだけよ。心配しないで」

壁際にあるボタンを押すと、向こうの部屋の音声がこちらに流れてきた。

唯「ぶんごお゛お゛お゛お゛お゛お゛むふぅゆいはうんたん…ぶたさんんごお゛お゛お(-q-)」

憂「お姉ちゃん…。お姉ちゃんに何かしたら絶対許しませんから。人権擁護委員会に訴えて琴吹グループの地位を失墜させてやります。覚悟してくださいよ」

紬「そんな~。私はただ唯ちゃんと遊ぼうっていうだけよ?憂ちゃんにはそれを見てもらうだけ。解放したら訴訟でも人権擁護でも好きにしていいわ。私は止めないから」

憂「くっ絶対後悔させてやりますからね…」

憂は先ほどのパニックが嘘のように敵意をむき出しにしている。紬はそれを見てほくそ笑んだ。
憂はまだ喧嘩を売る相手を間違えたことに気付いていない。もっとも気付いたところですでに手遅れなのだが…。

紬「あ、そうそう。このボタンを押して話したら私のイヤホンに届くから。何かあったらそれで呼んで頂戴。じゃ、また後でね」

紬はそれだけ言うと小部屋を出て鍵をかけた。

―――

紬「さ、唯ちゃんもそろそろ起きましょうね~」

ドガッ

紬は唯のそばに寄ると迷わず頭を蹴り飛ばした。ぶったり蹴ったりしないという約束は唯には適用されないようだ。

唯「ふごっ("q")むふぅゆいおきたでつ。う~ゆいぽんぽんちゅいた~う~い~まんまよこす("q")」

昨日の夕食前に拉致されたのでかなり腹が減っているようだ。
しかしそのおかげで朝のウンチのお漏らしもない。

紬「唯ちゃんおはよ~」

唯「あう?むぎた、なんでいるでつか(゚ q゚)」

紬「今日は唯ちゃんと遊びに来たのよ~」

唯「むふぅゆいぽんぽんちゅいてる!けーきはやくよこす!(^q^)」

唯にとっては紬=ケーキである。

紬「はーいケーキは無いんだけどご飯持ってくるわね。ちょっと待っててね」

紬は左側のドアに消えると、バケツとクーラーボックスを重そうに運んできた。

紬「はいご飯ですよ~どうぞ」

紬はバケツの蓋を開けて唯に差し出した。すえた異臭が漂う。

唯「あう!(゚ q゚)まんま!まんまいぱい!むふぅぅぅむぎたいいこいいこ!(^q^)
  まいうーまいうー(^q^) グッチャクッチャ」

それは琴吹家の台所から出たただの生ごみと残飯だったが唯は目を輝かせて食べ始めた。

唯「ぐふぅゆいのまんまいぱいいぱいでつ(^q^) ゆいおりこーでまんまいぱい!むひー!(^q^)」

手づかみで食べることすら億劫になったのか、唯はバケツを両手で抱きしめると顔を突っ込んで食べだした。
最近ダイエットと称して食事の量を減らされていたので、唯にとってはいくら食べても無くならない夢のようなご飯である。

唯「あうー!まいうーまいうー(^q^) グッチャクッチャ」

当然顔中に残飯がくっついてただでさえ不細工な顔がこの世のものとは思えないほど醜悪になった。

唯「ぷはー!まんままいうーでつ!むぎたあいすよこす!(^q^)」

紬「はーいどうぞ~いっぱい食べてね~」

紬はクーラーボックスからガリガリくんを5本取り出すと、封を切って唯が大事そうに抱えているバケツに投げ入れた。

唯「あう(゚ q゚)ひぃ、ふぅ、みぃ…いぱい!あいすいぱいでつ!あひーーー!(^Q^) クッシャクッシャペロペロ」

唯は自分が数えきれない数のアイスがあるのを確認すると、再びバケツに顔を突っ込んだ。
興奮して鼻水や涎などが増産されアイスに大量に垂れているが唯はそんなことは気にしない。

紬「唯ちゃんおいしい?」

唯「あーう!(^Q^) あいすおいちーおいちー!むふぅむぎたいいこれす!うーいいらない!(^q^)」

紬「あらあら。うーいいらないの?どうして?」

唯「うーいまんますくない!あいすないわるいこ!(`q´)むぎたまんま、あいすいぱい!うーいいらないれす(^q^) 」

唯はアイスの汁と残飯と鼻水と目糞と涎まみれの満面の笑顔であっさり憂から紬へ乗り換えた。

紬「まぁ。ふふ。じゃあ唯ちゃんはうーいと私とどっちが好き?」

唯「あうーむぎたでつ!(^q^)むぎたいる、うーいいらない!(^q^)キャッキャ」

紬「だって。憂ちゃん聞いた?」

胸元のマイクに向かって言う。

憂「知的障碍につけこんだ誘導尋問なんて最低です!それに、私はお姉ちゃんの健康を考えてるんです!私のほうが…」

憂は気色ばむが「いらない」と言われたことへの動揺が隠せていない。

ブブブブブブブブー!

唯「はうーゆいぶぶぶー(^q^)ぶぶぶーさんいぱいでつね~」

後先考えずにかきこんだアイスのせいで腹が緩くなったようだ。
かろうじて特大オムツが堰き止めているものの、凄まじい悪臭がたちこめた。

唯「ゆいぶぶぶーでまちた!むぎたおむつかえる!(^q^)/」

紬「うぐっ臭っ。唯ちゃんうーいにオムツを替えてもらいましょう」

このお漏らしも紬の計画に織り込み済みだったが、この異常な臭さは想像以上だった。

唯「あう?うーいいるでつか?キョロ (゚ρ゚≡゚ρ゚) キョロ 」

紬「憂ちゃんは別の部屋にいるのよ。唯ちゃんのオムツを替えるためにお留守番しているの」

唯「あーう!うーいおむつ(^q^)」

紬「そう!うーいは唯ちゃんのオムツ係なの!」

唯「キュヒヒヒ(^q^)うーいおむつ!うーいはおむつ!(^q^)ムヒヒッ」

本来ギャグを笑うという行為は高度な理解力を要するので唯には到底できない。
だが「うーいはおむつ」という言葉には池沼なりに侮蔑的なおかしさを感じ取ったようで腹をよじって笑い転げている。

紬「唯ちゃんこっちよ~」

唯「あーい!(^q^)ヒヒ」

ガチャ

憂「お姉ちゃん!」

唯「あーう!うーい、ゆいのおむつでつよ~(^q^)」

紬「じゃ、憂ちゃんお願いね。オムツは3段目に入ってるから。おしりふきも一緒。終わったらビニール袋に入れて口を縛っといてね。ううっ吐いちゃいそう」

紬は憂の手錠の鍵を外すと、臭いに顔をしかめてドアを閉じた。

―――

憂「お姉ちゃん!大丈夫なの?よかった…」

憂は残飯と池沼汁と強烈なウンチの臭いにも構わずしっかりと唯を抱きしめた。

憂「お姉ちゃん、あの人の言うことなんか聞いちゃダメだからね?あの人はお姉ちゃんを天使と思わない悪魔なんだから。
  私だけがお姉ちゃんを幸せにしてあげられるの。二人でずっとこの部屋に隠れてようね。あいつが入ってきたら椅子を叩きつけてやるんだから。ぐすっ」

気丈に振る舞っていてもまだ10代の女の子である。憂は安堵の涙で『ちかしつ』という文字がプリントされた唯の池沼トレーナーを濡らした。

唯「う゛ー(`q´)」

池沼はそんな憂の気も知らず唸り声をあげている。

唯「うーいはやくおむつかえる!おむつきちゃない!(`q´)」

憂「あ、ごめんそうだよね。じゃあ横になって、お姉ちゃん」

唯「あーう!(^q^)」

憂はウンチまみれのオムツを外し、お尻を拭いて新しいオムツに替えてあげた。
唯の常人の数十倍の臭いを伴うウンチとデブった身体を巧みに扱えるのは世界広しと言えど憂だけである。

唯「あう~おむつきれいきれい(^q^)キャッキャ」

憂「よかったね、お姉ちゃん。ふふ」

憂は唯の残飯まみれの顔も綺麗に拭いてあげると優しい笑みを浮かべた。

唯「あうーうーいおむつじょーずでつね~ヨチヨチうーいはおむつでつよ(^q^)キヒッ」

唯は憂に感謝するどころかドヤ顔である。
憂は思わず殴りかけたがぐっと堪えた。

憂「そ、そうだよ…オムツを毎日綺麗にしてあげるし、ご飯もアイスもいっぱいあげる。だから、ね、助けが来るまでここに一緒にいよう?」

唯「むふぅ(`q´)むぎたまんま、あいすいぱい!うーいまんますくない!あいすない!うーいいらないれす(^q^)」

バギッ

憂の右腕が火を噴いた。

唯「びぇぇぇぇーーーーん("q")うーいぶった!ゆいうーいきらい!うーいばーかしーーーねしーーーーーーーね(`q´#) 」

憂「ご、ごめんねお姉ちゃん。これからはご飯いっぱいあげるから…」

唯「むふうううううぅぅぅぅう(`q´#) 」

ガチャ

紬「唯ちゃーんオムツ終わったら積み木で遊びましょ~」

唯「あう(゚q゚)つみきた!ゆいもやるれす(^q^)キャッキャ」ドスドスドス

唯は憂に興味を無くして紬のいる出口に突進した。

憂「ああっお姉ちゃん、ダメだよ!きゃっ」

憂は唯を追いかけようとするが足かせに引っ張られ転んでしまう。

紬「ふふっ」

紬は憂を満足そうに見下ろしてドアを閉めた

―――

大部屋には幼児用のカラフルな積み木が納められている2つの箱が置いてあった。

紬「唯ちゃん、これが積み木さんよ」

唯「あーう!つみきたん!わたしはゆいでつ!なかよしがっこうでつ!(^q^)」

唯は新しいお友達の積み木さんに自己紹介した。

紬「積み木さんはね、今はバラバラだけどお城に変身できるのよ!私がやってみるから見ててね」

唯「あうー!へんしーんへんしーん(^q^)」

紬は片方の箱を開け、組み立て始めた。

唯「つみきたんきれいきれいでつ(^q^)」

唯にしては珍しく騒がずに紬の積み木を眺めている。
0~3歳児向けの積み木を選んだのは正解だったようだ。

紬「はい、できた!どう唯ちゃん、積み木さんのお城、すごいでしょう」

唯「あう!(゚ q゚)つみきたんおしろ!どちておしろなったでつか(゚ q゚)」

紬「積み木さんはね、こうして重ねていくとお城になるの!他にもいろんな形を作れるのよ。唯ちゃんもやってみて」

唯「あう~!つみきたんえらいこ!ゆいもつみきたんやる!(^q^)ゆいがおしろするれすよ~(^q^)」

唯はもう一つの積み木の箱をひっくり返して三角の積み木を右手で握りしめると、円柱の積み木に叩きつけた。
当然積み上げることはできず、円柱はごろごろと転がっていく。

唯「あう?(゚q゚)つみきたん、どちましたか?おしろなるれすよ(^q^)」

再び同じ円柱に三角を叩きつけるが今度は三角が彼方に吹っ飛んだ。
唯の認識能力では積み木は全部「つみきたん」であって一つ一つを把握することはできない。
また、力の加減ができないので慎重さと集中力を要する積み上げるという作業は不可能に近い。
さらに池沼は一つのことに固執し始めると他のことを試すということもできない。
つまり唯と「つみきたん」の相性は最悪だった。
唯は延々と三角を円柱に叩きつけていたが、うまくいかないことにすぐに苛立ちはじめた。

唯「あふー(`q´)つみきたんゆいのいうこときく!どちておしろならないでつか!わるいこおしおきれすよ!(`q´)」

唯は『つみきたん』にお仕置きをするため、円柱を左手で固定した。
この積み木遊びで唯一の建設的な行動だったが、知能は3歳児とはいえ唯はかなりのデブであり、豚の足のように丸い左手は積み木を覆ってしまった。

唯「んふううううう(`q´#)つみきたんおしおき! 」

唯は自分の左手に三角の積み木を思い切り振り下ろした。

ビシィッッ

唯「んひいいいいいぃぃぃぃぃっ("q")おてていちゃいいちゃい!」

紬「あらあら。唯ちゃんお友達にぶたれちゃったの?私の積み木さんはこんなにお利口さんでお城になったのにな~」

唯「ぶふうううううううううう(`q´#)つみきたんわるいこ!ゆいゆるたない!ぼあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ(`Q′)」

池沼は相手にできて自分にできないことが何より嫌いである。
唯は紬の作ったお城を体当たりで壊してしまった。
それだけでは飽き足らずお城の残骸をあたりに投げ始めた。

唯「ブフーブフッウゥウウウウ(`oo′)つみきたんばーーーーかしーーーーーーーーねしーーーーーーーーーーーね(`∞´)」

唯は豚のように鼻息を荒くして積み木を罵り踏みつけている。
一方紬はあまりにも予想通りに計画が進んでいることに少々驚いていた。

紬「池沼って惨めね…」

紬はかつてのさわ子の言葉を噛みしめた。

―――

紬「唯ちゃーん、今度は切り絵で遊びましょ~」

唯「あう?きーえてなんれすか?(゚q゚)」

紬「切り絵はね、紙をこうしてハサミでちょきちょき切る遊びなの」

唯「あう!はさみたん!(゚q゚)ゆいもきーえやりまつ(^q^)キャッキャ」

唯は積み木を放り投げて紬のところへ駆け寄ってきた。

紬「唯ちゃんはハサミの使い方わかるかな~」

唯「あうー!あうー!はさみたんわかりまつ!ちょきちょき!ちょきちょき!ブフー(^∞^)」

なかよし学級にも工作の時間はあるのだが、唯のような重度の池沼に刃物を渡すことは非常に危険なので、他の生徒が工作をしている間、唯はいつも粘土遊びをしていた。
家でも憂がハサミを使っていたが唯には決して触らせず、使い終わったら唯には開けられない引出しに隠していた。
そのため唯にとって『はさみたん』は幻のおもちゃであった。

唯「はさみたんこんにちは!わたしはゆいでつ!なかよしがっこうでつよ!ゆいとはさみたんおともらち!ンフー(^oo^)」

唯は念願の『はさみたん』とお友達になれて大喜びである。

紬「ハサミはね、ここに指を入れて使うのよ」

唯「あーう!んふ…はさみたんちっちゃいれす…('oo') あう!はさみたんできまちた!(^oo^)」

唯は太い指で四苦八苦しながらハサミを持った。

紬「じゃあまずはこの紙をちょきちょきしてみましょう」

唯「あうー!はさみたんいきまつよー!ブフ!(^oo^)」

バチン

唯「あう!ちょきちょきできまちた!ゆいじょーず?(゚ q゚)」

紬「唯ちゃん上手ね~♪」

唯「あうあうあああああーーー!!!!(^q^)ゆいちょきちょきじょーず!はさみたんおともらち!んひーーーーー!(^oo^)」

唯はお友達を上手に使えて大喜びである。
ハサミを掴んだままごろごろと転がっているので危険極まりない。
池沼に刃物を持たせてはいけないことがよくわかる光景だ。

紬「唯ちゃんこれを見て。ぶたさんがちょきちょきが上手な唯ちゃんに助けて欲しいって」

唯「あう?ぶーぶーれすか(゚oo゚)」

紬は壁に頭を突っ込んだ間抜けな豚が描かれた幼児向けの切り絵シートを差し出した。
壁をハサミで切り取って助けてあげようという趣旨である。
切り絵全体がシールになっていて切り取った豚さんを戦利品として貼ることが可能だ。

紬「豚さんが壁に挟まれて動けないんだって。唯ちゃんがちょきちょきで壁を切り取って助けてあげないと豚さんが死んじゃう!」

唯「あう!(゚oo゚)ぶーぶーさんゆいがたすけまつ!むふぅぶーぶーさんゆいもぶーぶーれすよ!(^∞^)」

紬「それに唯ちゃんが助けてあげたら豚さんはシールになってくれるのよ!」

唯「あーーーうーーーー!ぶーぶーしーる!あうーぶーぶーしーる!(^∞^)キャッキャぶーぶーさんいいこいいこ♪むふぅゆいがちょきちょきするれすよ~ (^oo^)」

バチン

唯「あ~う~ゆいちょきちょきできまちた(^oo^)パチパチパチ」

いきなり豚さんの頬がそぎ落とされたが唯は気づいていない。
この切り絵は5~6歳が対象なので緩い曲線も盛り込まれているが唯の知能レベルは3歳児未満である。

バチン

唯「あう(゚oo゚)」

応用ということができないし人に聞くこともできない唯は紙を回しながら切るということを知らない。
というかそもそも唯は豚と壁の区別ができていない。
豚さんの顔が顎から眉間にかけて両断されてしまった。

唯「むひぃぃぃぃぃ("oo")ぶーぶーだいじょぶれすか!ぶーぶー!("oo")」

唯はハサミを投げ出し豚さんに飛びついた。だが、それは大きな間違いだった。

ビリビリビリッ

唯「んひいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ(>∞<)ぶーぶーーーーーーーーーーーーーーー!("oo")」

豚さんは真っ二つになってしまった。
2つになった豚さんの片割れがどことなく恨めしそうな目で唯を見つめている。

紬「あーあ…。豚さん死んじゃったわね…」

紬は殊更悲しそうに言う。

唯「ぶええええええええええええええん!ゆいのぶたさーーーーーん("oo")」

ありったけの池沼汁が豚さんに降り注いだ。

―――

ガチャ

唯「むふぅー(`q´)はさみたんめっ!ぶーぶーいちゃいいちゃい!ぶーぶーにごめんなたいつる!」

紬「唯ちゃーん、お友達を連れてきたわよ~」

紬の手のハンカチの上には塗装が剥げ、得体の知れない染みがつき、嫌な臭いがする青と赤のカスタネットが載っている。
唯が幼稚園の頃から使い続けている大切なお友達のうんたんだ。

唯「うんたん!(゚q゚)あうーあうー!むぎたいいこいいこ!ブフーゆいのうんたん!(^q^)」

唯はハサミを放り出し紬の手からカスタネットをひったくるとさっそく手にはめた。
もし、唯が少しでも観察したならすぐに違和感に気付いただろう。何せ十数年使い続けた大事なお友達だ。
カスタネットの表(右手で叩く青の方)には裏から小さな釘が打ちつけられ、表面に飛び出ている。
昨日平沢家から盗み出し大工の親方に加工させたのだ。

唯「むふぅ~うんたんあとでゆいのあいすあげまつよ~(^q^)むぎたあいすいぱいれす(^q^)キャッキャ」

だが、池沼唯は今まで考えるということを一度もしたことが無い池沼の中の池沼だった。

紬「唯ちゃんはうんたん♪上手なのよね?唯ちゃんの上手なうんたん見たいな~」

唯「あう!(゚q゚)あーう!あーう!ゆいうんたん♪じょうずれす!(^q^)フゴッうんたん!うんたんみせまつ!ブフゥゥゥゥウウウウあうあうあーーーーーーーー!(^q^)」

生まれて初めてのうんたんのリクエストに唯のテンションは最高潮に達した。
今までうんたんを褒められることは何度もあったが(唯の中では)リクエストされることは当然だが一度もなかったのだ。唯は贅肉を揺らしながら飛び跳ねて喜んだ。
積み木や切り絵での失敗を取り戻すチャンスでもあった。唯にとってうんたん♪は大の得意技であり失敗することなどあり得ないのだから…。

唯(ゆいうんたんじょーず!むぎたほめる!)

涎や鼻水もジャンプに合わせて飛び散るので紬は5mほど離れたところで腰を下ろした。

紬「唯ちゃんのうんたん♪はやくはやく~」

唯「あーい!うんたんみせまつ!(^q^)」

唯は気をつけをした。

唯「わたしはひらさわゆいです!なかよしがっこうすみれぐみです!とくいなものは、うんたんです!(^q^)」

耳障り極まりない大声で唯は自己紹介をした。自己紹介からのうんたん♪は唯にとって必殺技に等しい。
鼻水が口に流れ落ち、豚鼻が一層広がり、口から涎が垂れた満面の笑みだ。

紬「わ~パチパチパチ」

唯は一転して真面目な顔になるとデブった身体を左右に揺すり始めた。

唯「うんt、うんt」

伴奏なしでとっておきのうんたん♪を披露するときはこうして体でリズムをとってからうんたんに入るのである。ラッパーのyoみたいなものだ。
その顔つきは滅多に見られない真剣なものなのだが、マヌケな池沼面の唯の場合、真面目になればなるほど滑稽にしか見えない。
紬は必死に笑いをこらえなければならなかった。

唯「うんt、うんtふっ」

唯がついにリズムを掴んだ。

唯「あう!うんた!nんひぃっ("q")」

唯の右手に鋭い痛みが走り、うんたんが止まった。

唯「あーう?(゚ q゚)」

右手とカスタネットを交互に見やるが唯には何が起こったのかわからない。

唯「うんた!nんフっッ("q")」

先ほどより強く叩いたので痛みもより強まった。
唯の手のひらには血がにじんでいる。

唯「あう…おてていちゃいれす…どちて?('q')」

唯「うんた!nんぎぃぃぃっッッッ("q")
  あう…あう…("q")」

紬「唯ちゃんどうしたの~?私、早くうんたん♪みたいなぁ~」

唯「あう!うんたん…みせまつ(~q~)」

唯はもう一度気をつけをして自己紹介を繰り返した。

唯「わたしはひらさわゆいです!なかよしがっこうすみれぐみです!とくいなものは、うんたんです!」

紬「わ~パチパチパチ」

唯「うんた!nンひぃぃぃっッッッ!!うんt!あ゛がぁふぅぅぅゥゥゥッ("q")あがっあぐぅぅ」

唯はとうとう蹲ってしまった。滝のような涙がカスタネットにしたたり落ちる。

唯「どちてぇ…どちてうんたんできないのぉ…うぐっひっく…ゆいうんたん…じょーず…ひっく」

紬「下手クソ」

唯「ぶえっ(゚q゚)びえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え”え”え”え”え”え”え”じがうのおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛
  ゆいうんたん!うんたんじょーず!うんたんじょーずうううううううううううう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛」

唯は注意をひくための池沼泣きなどではない、心の底からの魂の叫びをあげた。

紬「だって唯ちゃん全然うんたん♪できないじゃない。あ~あ~唯ちゃんのうんたん楽しみにしてたのになぁ。がっかりだよ…」

唯「じがっじがうのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛おお゛お”ゆいうんたんじょーず!!うんたんじょーずれす!!
  うんたん!うんたんわるいこ!おしおき!ぶるああああああああああああああああ(`Q′)」

紬が親方に依頼した内容はカスタネットに補強しないで釘を打ちつけるということだった。
カスタネットはその単純そのものの構造ゆえに非常に壊れにくいが、唯は十数年間全力でうんたんを叩き続けた。
親方は仕事を終えた後、こんなに難しい仕事をしたのは生まれて初めてだと笑った。
今、親方の神業によってかろうじてバランスを保っていたうんたんに、唯の拳があらん限りの力で振り下ろされた。

バギャッボロッ

唯「…………(゚q゚)ああああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
  うんたあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ
  おがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぐぶゅううううううううううううううううううう」

唯にとって、うんたんはただのカスタネット、ただの遊びではなかった。
唯は、出会うものすべてに、人であろうと物であろうとうんたん♪を披露してお友達になった。
唯は、うんたんが上手だから他に何もできなくても「おりこーさん」でご飯がいっぱいもらえてアイスを食べられた。
うんたんができなくなったら、それらすべてが無くなってしまう…唯にはそう思えた。
人は誰でも絆が必要である。それは家族であったり夢であったり仕事であったりあるいは自分であったりするが、
人間らしい知性を持たない豚同然の唯にとっては、それがうんたん♪だったのだ。

唯「うんたん……うんたん…しんじゃいやれす…うんたん…ゆいじょーず…ひっぐっゆい…うんたん…」

唯は起き上がるとうんたんを構えた。
青いうんたんはバラバラになってしまったとはいえ、まだ赤いうんたんが残っている。
もしかしたらまだ綺麗な音を出すのではないかと唯は思ったのだ。

唯「うんたん!」

パスッ

右手の痛みでうんたんが止まることはない。
だがもう、あの高く澄んだ音をうんたんが奏でることもない。

唯「ああああああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛うんだん゛ん゛ん゛
  うんだ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」

唯は額を地面にこすりつけ、頭を掻き毟って慟哭した。

唯「がああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛”あ゛”あ゛”あ゛”あ”゛あ゛”あ”う”んだん”だめ゛え゛え゛え゛え”え”え”え”え”え”え”え”え゛え゛え”え”え”」


紬「ふふっ」

憂「もうやめてください!」

その時、紬のイヤホンに憂の叫び声が入った。

紬「あ、そういえば憂ちゃんのこと忘れてたわ。ごめんね」

憂「もうやめてください…。どうしてこんなことするんですか…うんたんはお姉ちゃんの宝物だったんですよ!」

紬「だからそれは自分の胸に聞いてほしいな」

憂「ビラのことなら悪いのは私です!お姉ちゃんは何もしていません!私に虐待でも拷問でもすればいいじゃないですか!!」

紬「あらあら。まだ気づいてなかったの?私がいじめてるのは初めから憂ちゃんよ?唯ちゃんは憂ちゃんをいじめるための道具」

憂「そんな…。お姉ちゃんは人間です!道具なんかじゃありません!」

紬「人間、ね…。あのね憂ちゃん、私たち健常者は唯ちゃんみたいな重度の池沼さんを見るとどうしようもなく不快な気持ちになるの。
  まぁ唯ちゃんはデブだし汚いし臭いしそれでなくなって不愉快だけど、もっと根源的なところね」

憂「何が言いたいんですか…?」

紬「それがどうしてなのかって考えてたんだけど。きっと『人間』っていう存在を汚されている気がするからじゃないかな?
  だって唯ちゃんのあの姿を見て。あれはもう豚と呼ぶべきじゃない?あれを人間と呼ぶことは人類種への冒涜だわ」

憂「お姉ちゃんは豚じゃありません!人間…いえ、天使!お姉ちゃんは天使なんです!」

紬「そう、あなたたちはよく天使なんて呼ぶわね。それって池沼が人間じゃないってどこかで認めてるのよ」

憂「ちがっちがいます!お姉ちゃんは天使で…私のお姉ちゃんで…」

紬「まぁそれはおいといて。せっかくだし最後まで唯ちゃんと遊ばせて!今日のためにいろいろと準備したんだから」

憂「お願いです!もうお姉ちゃんを―」

紬はマイクの接続を切った。

―――

唯「あう…うんたん…うんたん…」

紬「唯ちゃ~ん!もう一人のお友達を連れてきたわよ~」

紬はオムツを穿かされ、豚のシールに埋め尽くされたレスポールのギターを持ってきた。唯のもう一つの大切なお友達、ぎーたである。
唯が軽音部在部中に行った楽器店で一目惚れしたギブソン・レスポール・スタンダード・チェリーサンバーストのコピー品で、
駄々をこねる唯をなだめるため、紬がコネを駆使して買い与えたものだ。
2万円5千円の安物ではあるが、それなりの音は出せるし練習にはもってこいのギターで、ギターの練習に打ち込むことで少しでも人間らしくなれれば、と紬は唯にギターを渡す際に願った。
だが唯にとってぎーたはネックを握りしめ、ボディを叩きまくってうんたん♪をする打楽器でしかなかった。
オムツをボディに穿かせ、うんたんのし過ぎでブリッジが飛び、弦が一本も無くなったぎーたはもはや『ギターのようなもの』でしかない。
その様を見たときから、紬たち軽音部員は唯を人間扱いするのをやめた。

唯「あう!ぎーた!(゚q゚)ぎーたいきてるれす!ぎーたあああああああああ」

唯はぎーたを紬から奪うと、唯にしては珍しく優しくネックを撫でて泣いた。

唯「あう…ぎーたしんでない、よかったれす(TqT)うんたん、しんじゃったれす(TqT)うんたん…」

紬「唯ちゃんはぎーたでもうんたん♪できるのよね?」

唯「あう!あう!ぎーた、うんたん♪できまつ!うんたん♪みせる!」

もちろんぎーたにも凝った細工がしてある。
オムツの中ではボディの中身はすべて取っ払われて、元々ブリッジがあったあたりにスイッチが置かれている。
そこを押すとボディ全体に電流が流れる、いわばギター型スタンガンになっていた。
唯はそんなことは露知らず、左手に一枚だけになってしまったうんたんをはめたまま、ぎーたのストラップを肩にかけ立ち上がった。
今度こそ、今度こそうんたん♪で紬を見返すのだ。

唯(ぎーたうんたんできる!むぎたじょーずいう!)

唯「わたしはひらさわゆいです!なかよしがっこうすみれぐみです!とくいなものは、うんたんです!」

唯の顔面は涙と鼻水と涎と掻き毟った血で滅茶苦茶である。
今度の自己紹介では唯の顔に笑みは無く、どこか切羽詰まった表情をしていた。

紬「わ~」

唯「うんt、うnt、ふっ、ふっ」

ネックを握りしめて左右に身体を揺する。

唯「うんた!n」

バチバチバチッ

唯「あぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ」

うんたんの釘とは比較にならない痛みが唯の右手を襲った。

唯「はふ…はう…ぎーた…どうちて…あう…うんた!n」

バチバチバチッ

唯「ぴぎゃむあああああああああぐうううううううううううううう」

痛みに耐えかね、唯は尻もちをついてしまった。

唯「はぁはぁ…どうちて…ぎーた、うんたんする!ぎーた、うんたんするれす!うんた!」

バチバチバチッ

唯「あがああああああああああああああああああああああああああああああ」

釘での刺し傷に加えて電気による火傷で唯の手のひらは黒くなりはじめていた。

唯「ぎーた!ぎーた、めっ!おりこうする!わるいこおしおきれすよ!むううううう(`Q′)」

唯は拳を振り上げたが、その手は空中で静止した。
先ほどのうんたんを砕いた感触が蘇ってきたのだ。

唯「あ゛あ゛ぐう゛う゛う゛う゛ぅうぅぎーた…しぬだめれす(TqT)ゆい、おしおきちない、ぎーたしなない…」

紬「唯ちゃん全然ダメね。ぎーたでもうんたんできないなんて。唯ちゃんはもう、うんたん♪できなくなっちゃったの?」

唯「ぐ”う゛”う゛”う゛”う゛”ぅ”ゆいうんだんできる!うんだん゛じょーず!!ぎーだう゛ん゛だ゛ん゛でぎる゛ううううううううううう」

唯はぎーたを守るように覆いかぶさったが、ブヨブヨの腹がスイッチを押してしまった。

唯「ぎが”あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛う゛う゛う゛う゛」

のたうち回る唯を冷やかに見下ろすと、紬はあるものを取りに部屋を出て行った。

3に続く

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最終更新:2011年10月30日 23:43
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