クロガネ用語辞典(仮)2


さ行


・才能か(さいのうか)
ヒロトが吊竹地獄で覚醒した時に士道が発したセリフ。
ご都合主義や、不都合な展開が起きた時に片づけられる魔法の言葉。
類義語に「天才か」「大した奴だ」「さすがだ」等がある。
→クロガネの伸びは異常だ

・逆刃刀(さかばとう)
和月伸宏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』主人公・緋村剣心が所有する日本刀。
その名のとおり、通常の刀とは刃と峰が逆向きに打たれた構造のため、普通に使用すれば常に峰打ちの状態となり殺傷力を持たない…などということはない(実際、剣心は作中にて逆刃刀で危うく人を殺しかけたことがある)。木刀でも思い切り殴れば人は死ぬ。
もちろん逆側の刃を使えば斬ることができる。

・桜一刀流(さくらいっとうりゅう)
150年前に江戸の大火で失伝した当時最強の剣術で、力の弱い女性のために考えられた流派。
道場と門下生は全て火事で消失した為、現在ではその存在は完全に忘れ去られている。
150年前というと1861年、桜田門外の変の翌年に当たる。
さゆりの回想によると、彼女の子供時代には弱小道場であったらしく、わずか十数年で最強の剣術になったと思われる。
さゆり曰く「かつては かの新陰流や示顕流をして”桜に後手の必殺あり”と言わしめた・・・」
「相手が斬りかかって来るのをかわし その力を利用し切り返す・・・」 「桜一刀流はそれのみに特化した剣術だ」という
ちなみに最終巻で失伝した大火の原因が明かされるが、さゆりの弟子がついうっかり蝋燭を倒したためという、自業自得だろという内容だった。

・桜一刀流“桜花七式”(さくらいっとうりゅう“おうかななしき”)
桜一刀流の最終奥義で、一から七番までの技があると考えられる。
実用性に乏しいヘンテコな構えだったりただのフェイントだったりと奥義と呼ぶにはやや弱い。
現在判明しているのは一の太刀“五月雨”、二の太刀“陽炎”と三の太刀“飛花”、終の太刀の最終奥義 (名称は不明)。
連載中に全て出るかどうかは不明。 そもそもまだ七つ全ては考え終わってないかもしれない。
モッピー曰く『「桜花七式」は必中の状況でしか放たねェ』らしい。
ぶっちゃけ、この技って、片手が使えない相手とか格下相手にしか通用しないんじゃないの?

→桜夏七式

・桜一刀流 桜花七式 一ノ太刀“五月雨”(さくらいっとうりゅう おうかななしき いちのたち“さみだれ”)
桜一刀流の技の一つ。
向かってくる敵の勢いを利用して、相手の喉を一突きにするカウンター系の殺人技。
第一話においてヒロトに憑依したさゆりが、ツバメに絡む不良に対して使用した。
由来は五月雨のように飛び散る敵の血飛沫からか。
しかし作中では、使用者が力の弱いヒロトであった事と、真剣ではなく木刀であったため、技本来の威力は発揮されなかったと思われる。
一度の使用で、ヒロトはこの技を使いこなせるようになった。
その後の設定で正式名称は「桜一刀流 桜花七式 一の太刀“五月雨”」だと判明した。
モッピー曰く「一の太刀“五月雨”は相手の動きを先読みして放つ不可避の突き」らしいが夜鷹にあっさり止められた。
ちなみに“五月雨”は夏を表す季語である。

・桜一刀流 桜花七式 一ノ太刀 五月雨“眉月”(さくらいっとうりゅう おうかななしき いちのたち さみだれ“まゆつき”)
五月雨のバリエーションの一つ。対夜鷹戦の秘策としてこの技を使った。竹刀がゴムのように曲がり相手の喉に襲いかかる。
さゆり曰く「”五月雨”は置いておく突き 普通の打突とは違い 腕にわずかな”余力”を残す」
「その力で手首をひねり… 喉を追う」
「打突の一瞬に動く対象を追う… これはメガネの目によってしかできない・・・」
つまり五月雨の構えで相手を待って相手が斬りかかってきたらまず五月雨でカウンターをし、相手がそれに対して更にカウンターをしてきたら
その動きにあわせて手首を曲げてカウンターをして喉を突くという技で、動体視力に優れたヒロトにしかできないらしい。
ヒロトしか出来ないのに桜一刀流にこの技があるのはどういう事だろうか?女子供でも戦えるの桜一刀流の理念はどこにいったのだろうか?
しかも実際の剣道の試合では体勢と残心が不十分で一本どころか有効も取れない。
下手したら失格にもなりかねない。
そもそも相手が胴を狙ってきたら対応できないのでは?
作中では夜鷹と相打ちになっているので実戦で使えるかも疑問であり、不可思議な桜一刀流の中でも謎の多い技である。
ちなみに“眉月”は秋を表す季語で、「桜(春)一刀流 桜花(春)七式 一ノ太刀 五月雨(夏) 眉月(秋)」となる。

・桜花七式 一の太刀“無月”五月雨(さくらいっとうりゅう おうかななしき いちのたち“むげつ”さみだれ)
五月雨の派生技、46本目のシロガネ戦において使用。
天然無の構えと五月雨の合わせ技。

・桜一刀流 桜花七式 二の太刀“陽炎”(さくらいっとうりゅう おうかななしき にのたち“かげろう”)
桜一刀流の技の一つ。
五月雨と同じ起点から繰り出される、自分から突くと見せかけて攻撃を誘い、そのまま全く別の返しに繋げるというフェイント技。
32本目「進化の才能」において待ち専門の大木に対して使用した。
一般人が見ると変な構えから、ただの逆抜き胴をしているだけにしか見えないがそういう技らしい。
しかし五月雨はカウンター技なので、その構えから攻撃を仕掛けてきたら、それは100%フェイント技の陽炎である。
五月雨が見切られた時の為の技だが、五月雨の特性を知られていたらまったく意味が無いという諸刃の剣である。 
ちなみに“陽炎”は春を表す季語。この技を使うと竹刀と頭から炎が立ち昇るエフェクトが入るが
陽炎とは密度の異なる大気が混ざり合うことで光が屈折して起こる現象であり、火とはまったく関係ない。

・桜一刀流 桜花七式 三の太刀“飛花”(さくらいっとうりゅう おうかななしき さんのたち“ひばな”)
桜一刀流の技の一つ。 五月雨と同じ起点から繰り出される。
向かってくる相手の勢いを利用して、相手の喉を一突きにするカウンター系の殺人技ではなく、
自分から突くと見せかけて攻撃を誘い、そのまま全く別の返しに繋げるというフェイント技でもなく、
「相手は返し技しか使えないから見せかけ技で外させよう」と思わせといて、突如右手で繰り出す“最速最短の飛び込み面”の技。
一般人が見ると変構えからフェンシングのように突いてるだけにしか見えないがそういう技らしい。
54本目 「十五代目」において桜一刀流の十五代目当主の刀条真が使用した。
ヒロトがまだ使えない技らしいが、むしろ動体視力が必要な“五月雨”“陽炎”よりもずっと簡単じゃないのだろうか?
と思ったらやっぱり何の苦労もなくあっさり習得した。なら最初っから教えとけよと。
この技は相手が桜一刀流や五月雨を知っている事が前提条件なので、突きも警戒の範疇に入れてるであろう初対面の相手には当然効かない。
さらに言うならば、この技を一度食らったり知っている相手にももちろん効かない。使える相手が極端に限定される桜一刀流秘技中の秘技である。
ちなみに花が散り秋には葉が色づいて落ちることを“飛花落葉”(ひからくよう)というが、この技がそれと関係あるのかは不明。


・桜一刀流 桜花七式 四の太刀“凍鶴”(さくらいっとうりゅう おうかななしき よんのたち“いずてる”)
桜一刀流の技の一つ。67本目にて名前だけ登場した。凍鶴とはツルが片足で立ち、みじろぎもせずうずくまる様子の事。

・桜一刀流 桜花七式 五の太刀“春雷”(さくらいっとうりゅう おうかななしき ごのたち“しゅんらい”)
桜一刀流の技の一つ。67本目にて名前だけ登場した。春雷とは春に起こる雷の事。

・桜一刀流 桜花七式 六の太刀“神無” (さくらいっとうりゅう おうかななしき ろくのたち“かみな”)
桜一刀流の技の一つ。67本目にて名前だけ登場した。神無という言葉自体は無いが神無月と関係あるかもしれない。

・桜一刀流 桜花七式 終の太刀“現身” (さくらいっとうりゅう おうかななしき しまいのたち“うつせみ”)
桜一刀流の技の一つ。3本目において登場したが、その時は落丁だったのでその正体は長い間不明だったが、最終話においてついに正体が明かされた。
現身はさゆりが幽霊になってからも手を加え続けた技で、相手の力が入る前に竹刀を払うことから「力は必要ない」代わりに
何十倍の精度のタイミングが要求される、いつか出会う“現代”の弟子のために150年間改良をし続けたという。
仕組みは面切り落とし面に似ているが、面切り落とし面が振り下ろす時に相手の竹刀を払うのに対し、現身は振りかぶる時に竹刀を退けるという。
…つまり摺り上げ面である。


・桜花七式 新一の太刀 “時雨”(さくらいっとうりゅう おうかななしき しんいちのたち“しゅんらい”)
撃剣の時代のものであった桜一刀流を現代剣道に合わせて進化させた新たな桜花七式の一の太刀。

・桜花七式 新二の太刀“不知火”(さくらいっとうりゅう おうかななしき しんにのたち“しらぬい”)
撃剣の時代のものであった桜一刀流を現代剣道に合わせて進化させた新たな桜花七式の二の太刀。
相手の太刀を防具で受け止め抜き胴を放つ。防具がなかった時代にはできなかった技。

・桜一刀流“花足”(さくらいっとうりゅう かそく)
他の漫画でいう瞬歩とか瞬動とか縮地法みたいなもの。
花足と書いて“かそく”と読む。加速と掛けたオヤジギャグなのは言うまでもない。
足捌き一つにわざわざ“桜一刀流”の名前を付けてる事から、この流派独自の秘技だと考えられる。

・残心(ざんしん)
残心とは日本の武道および芸道において用いられる言葉。
残身や残芯と書くこともある。文字通り解釈すると、心が途切れないという意味。
意識すること、とくに技を終えた後、力を緩めたりくつろいでいながらも注意を払っている状態を示す。
また技と同時に終わって忘れてしまうのではなく、余韻を残すといった日本の美学や禅と関連する概念でもある。
剣道では意識した状態を持続しながら、相手の攻撃や反撃を瞬時に返すことができるよう身構えていることを残心と呼び
残心がなければ技が正確に決まっても有効打突にならない。

・斬新な残心(ざんしんなざんしん)
33本目「陽炎」の大木戦において行われた。
クロガネが二の太刀「陽炎」を発動し、MP切れになって倒れたかけたその時、さゆりが支えた。
実体化しているのに、どうやらクロガネ以外には見えていないようである。
もし倒れたら残心が取れずに一本が取り消しになる所でのフォローだった。(ちなみに桜夏は既に二勝してたので一本が取れなくても勝てた。)
剣道には幽霊の力を借りてはいけないというルールはない。弟子と師匠の絆が織り成した合体技である。
加えてこの世界の剣道には以前は残心すら存在しなかった。進歩と言えよう。
余談だが、気絶したクロガネはこの後の決勝戦を棄権したが、青春と士道が二勝して優勝。
このシーンのあまりの衝撃に、当時のアンチスレでは
「憑依合体」「ポルターガイスト」「オーバーソウル」「実体化」
等のまるでジャンプ改で連載がスタートした別漫画のスレであるような単語が出現した。
→残心(ざんしん)


・3907票(―ひょう)
63本目、ジャンプ02号において発表されたクロガネキャラクター人気投票の総投票数。
週刊少年ジャンプのキャラ人気投票としてはかなり少ない。しかしこの作品にしてはあまりに多すぎるので
票数を水増ししてるのではないか?という疑惑を指摘する人もいる。
1位メガネ784票 2位さゆり756票 3位シドウ452票、と上位をレギュラーキャラで占めた面白くもない予想通りの結果が続く。 
他の作品の票数は以下の通り。
PSYREN 11000票
みえるひと 10000票
ーーーーー1万の壁 ーーーーー
太臓 8000票
スケット 7000票
P2! 6000票
magico 6000票
めだか 5000票
ーーーーー5千の壁ーーーーー
うさぎ 4000票
勇者学 3000票
ーーーーーそれ以下ーーーーー
エニグマ 未公表

・地獄耳(じごくみみ)
1.人の秘密などをいちはやく聞き込んでいること。また、そういう人。
2.一度聞いたことをいつまでも覚えていること。また、そういう人。
ツバメの能力の一つ。
第一話で、さゆりがヒロトに憑いた翌々日に「さゆりの噂を聞かなくなった」と話していたのは地獄耳のせいだった。
常に聞き耳を立てていて他が疎かになっているためか、転んだり、柱に直撃したり、不良に突進したりする。

・部活(しごと)
朝霧の仕事。剣道部。

・シドウスペシャル(しどうすぺしゃる)
クラウドが学食のオバちゃんに作ってもらってる昼食。
1年生にも関わらずかなりの特別待遇である。
残念ながら妹が毎朝お弁当を作ってるなんて事は無かった。
豆腐のステーキ・海藻サラダ・ささみと野菜のあえもの・豆乳の特別メニューだがアオハルから見れば馬のエサである。

・竹刀(しない)
剣術・剣道の稽古で防具に打突するための日本刀の代替品。耐久性に優れたカーボン製のものもある。値段は2000円~数万円程。
クロガネの世界の竹刀は現実世界のものとはかなり異なる性質を持っているようで、試合中に突如長さが変わったり太くなったりグネグネ曲がったりする。
そのため消耗も早く一回の団体戦で必ず2,3本は折れる。野生の竹刀はいたる所に生えていて木刀と同様にストリートファイトで使えるがやはり耐久力は低い。
竹刀が折れる=敗北を示すと言っても過言ではないので、いかに高級な竹刀を使えるかが勝負の分れ目と言えるのかもしれない。
ちなみに雲鶴高校剣道部では3000gの竹刀を使用しているが、野生の竹刀がよく育つ環境だからだろう。
34本目でクロガネはツバメに借りていた竹刀が(ビーバーが根元をかじった様に)壊れたので、新しい竹刀に取り替えた。
購入したのは胴張先細型の竹刀で偶然スポーツ店で出会った朝霧に選んでもらった。
ツバメ曰く、最近増えた「手元に重心がある」タイプいわゆる「実戦型竹刀」で耐久性は低いが、軽くて小回りがきくから返し技中心のクロガネにはぴったりらしい。
→木刀(ぼくとう)
→逆刃刀(さかばとう)
→研無刀(けんぶとう)

・竹刀の握り方から教えてください (しないのにぎりかたからおしえてください)
18本目においてクロガネが夜鷹との敗北後に部員の前で土下座しながら言った台詞。
このような言葉は、その道で十数年の経験と実績を持った人間が初心に戻るという意味で言うからこそ栄えるのであり
剣道歴たった3日のド素人じゃそのままの意味にしかならない。調子にのった主人公の性格が垣間見えるセリフである。
→土下座(どげざ)

・弱小校(じゃくしょうこう)
作中でよく使われる煽り文句。
桜夏高校に対して使われる事が多い。
しかしその桜夏高校も相手に対して使う事がある。

・ジャンケン(じゃんけん)
56本目、合宿初日に宿舎の利用権を賭けて隠居が提案した勝負
ルールは
  • 一太刀勝負で、お互い同時に近付き”一回だけ”技を出す
  • 隠居が一本取るか、引き分けなら負け。即次の奴と交代
  • 隠居から一本取れば勝ち。勝つまでローテーションをしながら勝負を繰り返す
というもので、池沢先生的にはヒロトとアオハルに”駆け引き”を学ばせたかったイベントだと思われる。
その折、この駆け引きの説明が
グー=飛び込み技。自分から最速で飛び込む
チョキ=フェイント。打つふりなどで相手の狙いを外す
パー=返し技。相手が打ってくるところを狙う
と、じゃんけんに喩えられたのだが
  • お互い同時に近付くルールなのに生徒側だけが近付いている
  • 遠い間合いから飛び込み技しかしていない
  • そもそも剣道は三竦みで成立しているわけではない
などと突っ込まれ、めでたく「ジャン剣道・ジャンケン道」などという愛称を付けられる。
しかしここまでならまだ笑い話で済んでいたのだろうが、同話ラストで、一夜漬けで駆け引きを練習したヒロトとアオハルが
隠居に駆け引きで互角に渡り合ったうえ(しかもヒロトは山登りから徹夜明け~再戦まで休憩らしい休憩は取っていない)に、
ヒロトに至っては読み合いに失敗したはずが、相手の動きが見えたので飛び込み打ちの体勢を途中で急制動をかけ、反撃を回避するという
「後出しの権利」を得るというトンデモ展開に発展した。

・ジャン剣道(じゃんけんどう)
56本目 「じゃんけん」 にて新しく説明された概念。飛び込み技・フェイント・返し技をそれぞれグー・チョキ・パーに例え、
飛び込み技には返し技が当たり、返し技にはフェイントでスカさせ、フェイントには飛び込み技が効くという
それぞれの技には相性の良し悪しがあるという考え。そして相手が何を出すか予想し、何の技で対応するかが“読み合い”だという。
王子曰く「読み合いはじゃんけん、6割外れて当然だ」という。読み合いしてそれぐらいの的中率なら適当に攻撃した方が勝てるんじゃないかな?
さらにさゆりが言うには「じゃんけんなんてのはせいぜい4割勝てりゃいい方」で“読み合い”も同じだという。
1回のジャンケンで勝つ確率は「1/3」勝敗が決まるまで続ける場合は「1/2」だが、この世界の物理法則かなんかの影響で4割になるのだろう。
これにより剣道が1ターン1アクションのターン制バトルシステムだとい事が明確になった。
今までろくにルール説明がされてこなかった事を考えればこれは快挙であろう。
そして、桜夏だけでなく亞角工業などもこのバトルシステムを採用し始め、もはやただのジャンケン漫画となってしまった。
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→後出しを許された男

・城礼高校(じょうらいこうこう)
24本目から登場。新人戦の準決勝で殴打ボーイズ三人と実質一巻分にわたる接戦を繰り広げた。
比較的クズ行動が目立たない音無、
意図はともかく作中で最初に剣道に対して「楽しい」と述べた番田、
主人公の立場を喰いかねない経歴を持った大木、
と良心的な面々がそろった高校である。
詳しくは•登場人物紹介の城礼高校を参照。

・じわじわ絞め殺すみてェに強くなる(じわじわしめころすみてぇにつよくなる)
「じわじわ絞め殺す」「じわじわ強くなる」
この二つを異常な環境の下、異常に化学反応させたもの。
「じわじわ絞め殺されるように、年々圧迫感が増す」や、
「後から確実に追いつくように、じわじわ強くなる」
等の通常の表現ではない、池沢先生の言語感覚が伺える一品。
類義語「そう… 崩れていく角砂糖のように」

・審判(しんぱん)
今作では他のスポーツ漫画以上に空気である。
常識的な考えを持たず、まるで作品外より命令を受けているかのように、理不尽でありえない判定をする。

・親友(しんゆう)
互いに心を許し合っている友。特に親しい友。
関東予選ではやたら過去の親友絡みの話が多く、この1つの大会で3人の新キャラである親友が登場した。

・新連載補正(しんれんさいほせい)
まだ話数の少ない新連載にかかる救済処置。
センターカラーを貰えたり、アンケートが悪くても良い順位に掲載してもらえる。
その効果はおよそ連載8週目までかかるとされていた…が、2011年秋に佐々木氏から瓶子編集長に代替わりして以来、「3度目のセンターカラーを貰った翌週に順位が急落」という作品が続出、新連載は長い目で見る方針になったのではないかと推測されている。クロガネも例外に漏れる事なく、三回目のセンターカラー後の14本目にてドべ6に転落した。

・すり足くらいできるでしょ?(すりあしくらいできるでしょ?)
三校合同練習試合にて、落陽の灰咲が三校の中で戦力の劣る桜夏メンバーに対して嫌味として言った言葉。
正確には「ちょっとは動いてね?さすがに全員すり足くらいできるでしょ?」。
この言葉に筧は「悔しいが言い返せない」と自分達の非力を認め、他のメンバーも同様に反論できずに黙っているわけだが、
(そもそも白零、落陽に対し、桜夏は場違いというくらい戦力に差があると思われるので、こんな嫌味を言われても仕方がない)
唯一ヒロトが言い返した。
…ところが20本目にて、当のヒロトが練習試合当時、本当にすり足がまともにできていなかったことが発覚。
奇しくも灰咲が嫌味で言った指摘が的を射ていた上に、反論した当事者がすり足ができていないというあまりに滑稽な展開となった。

ちなみに”すり足”は剣道の足裁きのことであり、剣道の基本中の基本。
剣道を始めた人がほぼ最初にやる練習の一つである。
ようするに灰咲の言葉は「いくら弱くても基本中の基本くらいはできるよね?」ということである。

→あなたみたいな人が強いことが悲しい
→悔しいが…言い返せねェ…
→ヒーローは強いだけじゃダメなんだ

・せっかくつかみかけたチームの勝ちが…(せっかくつかみかけたちーむのかちが…)
作中随一の外道女剣士であるモッピーが、力尽きて倒れようとするヒロトを見、出た言葉。
別にそれまででシドウもアオハルも勝っている為、別にヒロトが負けようがチームとしては勝ちである。
チームとしての勝ちを失うという間違った認識の下、モッピーは明らかな過干渉に出ることになる。
→斬新な残心

・そう… 崩れていく角砂糖のように(そう…くずれていくかくざとうのように)
週刊少年ジャンプで連載していた『エニグマ』という作品の最終話でしげるというキャラクターが言い放った台詞。
話が破綻した上での打ち切りになったという事とあまりに情緒的な台詞だったため、一時期ネタになった。

・その髪 昔の俺のマネか?(そのかみ むかしのおれのまねか)
40本目でシロガネがヒロトと再会した時に言ったセリフ。ご存知の通り、マネをしてると分かるほど個性的な髪形ではない。
床屋に行かずに数ヶ月放置したような髪形である。シロガネはかなりのナルシストに違いない。地獄のミサワでも使われそうな台詞である。
しかもヒロトは否定しないというから驚きである。

た行


・ダークホース(だーくほーす)
競馬で番狂わせを起こすウマ。
上記から転じて、注目されていなかった隠れた実力者を指す。
39本目では錬兵高校の事を指して使われたが、錬兵は昔から強豪校らしいのでダークホースという言葉は適さない。
池沢先生は単語をよく調べないで使うらしい。きっと辞書を持っていないのだろう。
余程言葉の響きが作者に気に入られたのか、62本目でも雲鶴と桜夏に対して使われた。
→錬兵高校

・大会(たいかい)
スポーツには必ずこれまでの実力を示す大会がある。クロガネにも大会があるが、すごいことになっている。
まず、観客が世間の評判を元に有利・不利にする空間を形成する。有利と判断された高校は、観客からの地の利および、賛美の歓声をうけて有利に立てる。しかし、不利と判断された高校には非難や罵倒の声が飛び交い、不利な状況で試合をしなければならない。
特に桜夏高校は大会では常に不利な空間で戦っており、参加するだけでバッシングを浴び続けられる。しかし、ヒロトが大木と善戦して観客を味方につけたときは治癒と時間を早める結界を形成して決勝を落丁で終わらせ、彼の試合での疲れを癒した。
剣士は己の腕を磨くだけでなく、いかに自分に有利な空間を形成することも勝敗に関っていると思われる。まさにイケザワールドの真骨頂。
→ロマン杯

・太鼓の達人(たいこのたつじん)
錬兵高校の二刀流を揶揄した言葉。
剣道の二刀流は左右で長さの違う竹刀を用いる。
基本は小太刀で敵の攻撃を受け流し、太刀で打つ。小太刀の打突はほとんど有効打にならない。
しかしコイツらは両方同じ長さの竹刀で手当たり次第にドンドコ打ちまくる。その姿はまさに太鼓の達人である。
→二刀流

・大将まで繋いでくれ 僕が・・・・なんとかする!!(たいしょうまで――)
怪我を押してまで試合(※練習試合)に出ようとするシドウを煽るセリフ。
ヒロトとシドウはまだあってから1週間ぐらいしか経ってないのにいつ親友になったとか、
スポーツ素人のヒロトになぜ監督が故障者の出欠の決定権を与えたのか、
というか何故前途有望間違いなしのホープを監督は制止しないんだとか、
剣道を始めて一週間も経ってないのになにを言ってんのとか、
なんとかって勝った試合は全部モッピーのお陰だろうとか、
突っ込みどころ満載の台詞は波紋を呼び、不快感や吐き気を覚えるものが続出した。
その直前に白零の監督が失神した大狼を気遣って試合を途中で棄権したことも、
この台詞の展開における隠居のクズ度を著しく高めている。

・だが剣道とは腕でするものだ(だがけんどうとはうででするものだ)
これは筧の気迫が並よりも上であることを認めた上で、
気合だけではどうにもならないことを鎧坂が示唆する台詞である。
しかし、この台詞を言う前の鎧坂ときたら、
人の顔を見るなり「0点」、
体当たりで押し出して反則を狙う
等、まともに剣道をしているとは言いがたい。
なので「腕でする」も「体当たりじゃなくて腕振って剣道する」という台詞に見える。
池沢先生の作劇と台詞回しが奇妙にかみ合った希少な例。

・0.99 -ダブルナイン-(だぶるないん -だぶるないん-)
池沢先生の第80回(2010年上半期)手塚賞受賞(佳作)作品。
この作品の受賞により、「クロガネ」連載時に箔を付けた事は言うまでもない。
集英社や手塚プロダクション等に相当のコネがあれば読めるかも知れない。

・中二病(ちゅうにびょう)
思春期の少年少女にありがちな自意識過剰や
コンプレックスから発する一部の言動傾向を小児病とからめ揶揄した俗語である。
伊集院光がラジオ番組『伊集院光のUP'S 深夜の馬鹿力』の中で用いたのが最初と言われている。
「中」の字を「厨」で置き換えた厨二病という表記も見られる。
「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での「病気」または「精神疾患」とは無関係である。

1.自分に自信が無いので「他人とは違う趣味を持っている」ということで無意味なキャラ作りをすること。(高二病に含まれる場合もある)
2.男子が中学二年頃に取りがちな痛い行動。
3.上記の時期の行動などを持ち出しての自虐ネタ。
4.(中学二年頃の)幼稚な趣味の人間が好む物事という意味を込めた蔑称。

ちなみに禍津くんは作者が意図的に作った中二病である。

・チ〇コの構え(ち〇このかまえ)
クロガネの正眼の構え(中段の構え)を皮肉ったもの。
本来、中段の構えは肘を軽く曲げ、脇に余裕を持たせた感じで構える。
しかしクロガネでは両肘をまっすぐにピンと伸ばして構えているので
竹刀の柄が本来よりも下がる為、チ〇コを握っているように見える。
くわしくは第一巻の表紙を参考していただきたい。

・twitter(ついったー)
個々のユーザーが「ツイート」(tweet)と称される短文を投稿し、閲覧できるコミュニケーション・サービスである。
「ミニブログ」「マイクロブログ」といったカテゴリーに括られる。
まれに今回のように根も葉もない悪評・他者への攻撃・犯罪自慢・個人プライバシーに関わる内容を軽い気持ちでtwitterに投稿する利用者が居るが、
露見して騒ぎになってから後悔しても、当然広まった事実が消えるわけではないので要注意。
倫理的な問題があれば、アカウント削除や謝罪を求められるケースもある。
それゆえ「バカ発見機」「バカッター」と揶揄されることもしばしば。
クロガネの作者池沢春人もまたこの馬鹿発見機を有効活用した人物の一人である。

・突き(つき)
剣道の技の一。
面の喉当てを突く技「突き」と胴の胸当てを突く技「胸突き」がある。
打ちどころが悪ければ命にかかわる危険な技なので小中学生は原則禁止。
高校生以上でもこの技を禁止とすることもあるが、道場によっては幼くても教えてもらえる。
前に出てくる相手に対しカウンターで放つ突きは「迎え突き」と呼ばれ、
危険行為として反則に相当する場合もあるが、クロガネの世界では特に問題にならない。
現実なら「迎え突きを多用する初心者」というのは聞くだけで恐ろしい存在で、
指導者のモラルが疑われるところである。
クロガネの世界で「突き」は剣道家の挨拶がわりによく使われ、剣道家同士で目が合えばとりあえず「突き」。
木刀だとか相手が素人だとか防具を付けていないだとか関係なく、とにかく「突き」である。

・筑馬高校(つくまこうこう)
筑馬商業高校の事、39本目で主人公の高校の対戦校として登場。
予選突破常連の中堅校で去年はIH地区予選ベスト8まで進んでいる。
錬兵高校に匹敵する実力を持ってたらしいが、5-0で桜夏高校が圧勝した。
選抜メンバーは畑、坂上、岡、大暮、上田という選手。全員面をしているので監督以外の顔はわからない。
特に坂上さんはサブキャラの由さんにさえ負けるという噛ませ犬っぷりを発揮した。
だが、IH地区予選ベスト8まで進んでいるということからして、実は去年二回戦負けした錬兵より遥かに実力のある高校である。

・付け焼刃(つけやきば)
もしかして→二刀流

・天然無の構え(てんねんむのかまえ)
45本目においてシロガネと対峙した時にクロガネが使った構え。
ただでさえ体力の無いクロガネが、限界まで体力を使い果たし、脱力した事によってたまたま自然体になった。
さゆり曰く“体力がない”という単純な理由が天然の・・・無の構えを生んだ”らしい。
シロガネの使う養殖無の構えとは違い、天然無の構えの場合ゴミみたいのが体にまとわり付き、全身黒い毛玉状態になってしまう。
クロガネが無の構えを勝手に習得した事で、桜一刀流やさゆりの存在がますます無意味なものになった。
→無の構え

・ドイツ行きの一等席だ有給でもとって代わりに行ってこいよ(どいつゆきのふぁーすとだゆうきゅうでもとってかわりにいってこいよ)
朝霧が桜夏の剣道部に戻る際に細川に行った台詞。
俺はドイツには行かないという意思表示と思われるが、他人のチケットが使えるわけがない。
またこの後朝霧の説得を飲んだ朝霧の父親も同じ様な台詞を言った。
おそらくはやっぱり親子なんだなというほっこりした話に仕立て上げたかったのだろうが、ただの馬鹿親子にしか見えない。

・動体視力(どうたいしりょく)
ヒロトの持つ才能の一つで、これが非常に良い。
視力には静止視力と動体視力があり、静止視力が良いからと言って、動体視力が良いとは限らない。
鍛えようと思えば鍛えられるらしい。

・斗貴子(ときこ)
週刊少年ジャンプの過去連載作品「武装錬金」のヒロイン。
おかっぱヘアーで、目と口の間に一直線の大きな傷があるキャラクターである。
アンチスレでは同じ傷を持った主将、神宮剣を指して言うこともある。

・DQN(どきゅん)
言動が反社会的、反倫理的、自分勝手な人を指す。語源は『目撃!ドキュン』というテレビ番組に由来する。
この番組に出演する一般人にいわゆる元ヤンキーが多く、時として非常識な行動が多々見られたことから、
インターネットスラングで非常識な人物を指す蔑称としての「ドキュン」という言葉が生まれた。
例えば「腹が減ったので、コンビニのおにぎりを店内で食べた」「剣道を馬鹿にされたので竹刀で脅かした」などである。

・土下座(どげざ)
申し訳ないという気持ちを表すために、地面や床にひざまついて謝ること。
謝罪の気持ちを表す最上級の所作であり、余程の事がなければ滅多にしない。された方も迷惑である。
作中では白零高との練習試合の後、敗北の原因は自分にあるとしてクロガネがこの技を使った。
最初からクロガネは捨て大将として入れられていて負けるのは予定通りであり、しかもただの練習試合であった。
そもそもそんな事をされては先鋒で勝つ予定だったのに惨敗したアフロの立場がない。
しかもギャラリーの見ている目の前でこれをやっており、これではまるで先輩部員が土下座をさせているようにしか見えない。
時と場所と場合をわきまえて欲しいものである。
→竹刀の握り方から教えてください

・届かねェ…(とどかねぇ)
鎧坂に兜割りを食らった筧のモノローグ。
白目がシュール。
「鎧坂、恐ろしい子!」とか思ってるかもしれない。

・トランプ(とらんぷ)
説明不要の有名なカードゲーム。
クロガネの世界にも存在し、特に朝霧は好んで携帯しているがそのトランプは
  • Aのカードの中央のハートがスペード並に大きい。
  • 「A」ではなく「1」と書かれている。
  • 四隅のマークの絵柄と文字の位置が上下逆。
  • 四隅のマークが右上と左下にある。
という非常に不可解で不便な代物であった。
元々剣道について全然調べてない事で有名だった池沢君だが、この件で画像検索をすれば一発で分かるものさえ調べてない事が発覚した。
もしくはあまりにも間違いだらけな故に、池沢君は読者に突っ込ませる為にわざとやったのではと考える者もいる。

・とんでもBODY!!(とんでもぼでぃー)
ジャンプネクスト2012年WINTER号の本誌連載漫画袋とじ番外編において使われた煽り文。
読者サービス(?)でつばめのシャワーシーンが描かれていた。
今回もデッサンが狂ったマネキンのような体だったので文字通り「とんでもボディ」になってしまった。



な行


・謎の白い布(なぞのしろいぬの)
左手に十字にたすきがけのように巻いた布で、11本目において対夜鷹戦のためにさゆりが授けた秘策。
返し技と何か関係あったらしいが、本番ではその秘策は生かされずに終わった。
その後も左手に巻いた布がどんな秘策だったのかは一向に説明されず、
まるでそんな設定最初から無かったかのように練習試合編は終わってしまった。
作者が説明を書くのを忘れたのか、それらしい説明を思いつかずにしらばっくれたのか、
今後説明されるのか、まったくの謎である。

・納豆(なっとう)
大豆を納豆菌によって発酵させた日本の伝統食品。さゆりの好物。

・納豆くれるか(なっとうくれるか)
第1話のラストにさゆりが言ったセリフ。読み切り版でも同じオチだったので、よほど作者が言わせたかったのだろう。
→いただこう!

・2045年説(にせんよんじゅうごねんせつ)
1話の時点から当然のように日曜日に登校するなど時間の狂いが指摘されてきた「クロガネ」において発生している説。
  • 白零高校偵察時のさゆりの台詞に「さすが21世紀」
  • 現在高校3年生である夜鷹の誕生日が2月29日
  • 青春の停学明けが5月8日月曜日
上記の条件に合致する「クロガネ」の舞台となる年号は直近でも2045年になってしまうというもの。
言わずもがなすべて公式設定である。夜鷹の誕生日のみ単行本2巻初出。
2月29日は連載中の2012年が閏年であったため、記念に誰かの誕生日にしようとした結果とも考えられる。
5月8日月曜日指定の理由は今のところ不明。2012年近辺では2006年か2017年が該当する。
ただし、条件にはさゆりが書いたデタラメ交じりのキャラクタープロフィールを参考にしたものも含まれているため、
作者が否定しようと思えばいくらでも否定して改編する事が可能である。

・二刀流(にとうりゅう)
両手に刀剣類を持つ技術の総称。
主に湾曲した薄い片刃が発展した日本ではそうメジャーではなく技術自体も少ないが、
盾と打剣が発達した大陸側ではそう珍しいものではない。
剣道においては大刀と小刀という、長さの違う竹刀を用いる技術を指す。
特徴的なのは小刀で、二尺(60cm)以下の非常に短い竹刀である。
また、大刀も通常の竹刀とは異なり、片手で使うことを考慮し少し短めである。
通常は中段・下段に小刀、上段に大刀を構える。
小刀で相手の攻撃を捌き、大刀で小手と面を狙うのが主な戦法になる。
二本の竹刀を使うことによる間合いのとりづらさや、距離の遠さに由来する防御面に優れる。
反面、現在のルールでは大刀側の打突のみしか認められていないこと、
胴が事実上打てないことや、そもそも有効打突の判定が厳しいことなど、攻撃面は劣る。
上段からの移行が容易な点を活かした、攻撃力の高い逆二刀の使い手が多いとされる。
とどのつまり、ロマンである。
→互陽の構え
→片天の構え

•人気沸刀中剣道ドラマ(にんきふっとうちゅうけんどうどらま)
ジャンプ45号の次週予告のページにおいて、他の人気作品と共にクロガネが名を連ねた時の煽り。
人気沸騰の“騰”を同じ音読みの“刀”に変えた高等ギャグでもある。

・残り一秒(のこりいちびょう)
ロンドン五輪のフェンシング男子フルーレ団体の準決勝で
日本代表の太田雄貴が残り1秒で追いつく大熱戦を演じ、延長戦の末決勝進出を決めた。
その後、日本代表は団体で史上初の銀メダルを獲得した。
日本代表の試合を見て影響された池沢先生はさっそくそれを自らの作品に取り入れた。
それが47本目「最後の一秒 」。クロガネの突きが決まり一本リードして残り一秒。一秒間死守してシロガネに勝利した。
…フェンシングの試合とは立場が逆で、まったく盛り上がらない。
試合が行われたのは8月5日。ジャンプ発売日は2週間後の8月22日で異例の早さである。
この事から池沢先生が試合の流れとか考えず、行き当たりばったりで描いているというのがよく分かる。
ちなみにその号の巻末コメントでもフェンシングの試合についてしっかり明言している。

・残り十数秒(のこりじゅうすうびょう)
最終話において真がクロガネに桜一刀流終の太刀を喰らって一本を取られ
戦意を喪失し、残り十数秒あったが試合を放棄した。クロガネもこれは都合が良かったので手を出さなかった。
無気力試合により両者失格になるはずだが、なぜか会場の観客から拍手されるという謎の展開に。

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最終更新:2014年01月25日 01:23
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