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刻限のロザリオ - (2008/09/20 (土) 21:40:17) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
魔術

【初出】
十一巻

【解説】
アドリア海の女王の対象をヴェネチア以外に向けることを可能とする術式。
「普通の人間の普通の魔力」ではそれが果たせないので、「普通ではない状態」にする=精神を破壊することで「普通ではない魔力」を生み出す。
ただし脳の壊れ方が目的に沿わなければならないため、一部の適格者しか使うことができない。
シャボン玉のような氷の中空球体の中に資格者を閉じ込め、内部を氷で満たした後に中身ごと球体を砕くことで発動する。
神の右席ヴェントによって組み上げられたものらしい。
通常の魔力では扱えないのもそのせいだろう。

【コメント】
◆製作者が神の右席であること、及び「普通の魔術師では使えない魔術」というところからすると、刻限のロザリオも神の右席用魔術(=原罪を消去しなければ使えない魔術)の一種であると推測される。それを精神を壊すことで使えるということは、精神を壊すというのも一種の原罪抹消なのかもしれない。「知恵」(の実)を放棄することになるからだろうか。

◆アニェーゼの精神を破壊した際の壊れ方がこれに向いているのいう発言から彼女はある程度、前方の性質に近い人間という事だろうか。