【種別】
兵器

【初出】
二十巻

【解説】
学園都市製の超音速戦闘機。
元々は超音速爆撃機のHsB-02のフレームだったものを応用している。
全長80メートル近い巨体で、時速7000キロオーバーという圧倒的な速度と搭載火器の圧倒的な射程距離は、制空範囲を極限まで広げている。
第三次世界大戦時には、たった10機程の配備で日本海全域に構築された防衛ラインを余裕でカバーしていた。

装甲表面の摩擦熱をエネルギーとして利用する機構が備えられているため、速度を出せば出すほど効率が上がり、最大90%もの削減率を誇る。
補給などに関してはわざわざ基地に戻る必要もなく、通常サイズの航空機が寄り添って直接給油を行ったり、金属製の弾薬箱を直接受け渡ししたり、ジャグリングのように切り離されたミサイルを空中でキャッチしたりと、既存の航空兵器では考えられないような方法で行う。
その補給を担う航空機にも航続時間の対策が施されているらしい。

機体を90°横に向けたまま前方へ進んだり、独楽のように高速回転したりと、
飛行機が飛行機としての形を保っている事に疑問を抱くような動きを見せる。
武装は機銃やミサイルといった通常の戦闘機的なものに加え、
遠隔操作により目標を多方向から攻撃可能な有線レーザーユニットといった学園都市らしいものも搭載されている。

とんでもない機体性能を誇る本機だが、飽くまでこれらは迎撃・防空を専門に開発された兵器である。
第三次世界大戦中にはパイロットを殺さないように計らうなど、世界三大軍事勢力の一つとされるロシア軍を弄ぶほどの余裕を見せていた。

本来、人間の肉体はこの動きに耐えられないが、
パイロットの肉体を-70℃で凍結させる事により、人間の肉体の従来の慣性の限界を超えている。
具体的な方法としては、
各種内臓機能は生命維持用の機器に代用させることで、脳の判断能力だけを稼動させ、
演算の一部も機械任せにした上で、頭皮からの微弱な電流を読み取って操縦するというもの。

【関連】
HsB-02
HsB-07


最終更新:2016年08月07日 19:50