【種別】
オブジェクト

【初出】
十四巻(最も賢明な思考放棄)、詳細は十五巻(最も賢明な思考放棄 #予測不能の結末)

【元ネタ】
実在の都市マンハッタンから

【性能】
全長…20000メートル以上(概算。実態把握不能)
最高速度…時速750キロ
装甲…規格外タマネギ装甲+人工植物質外装補強材(概算。実態把握不能)
用途…『情報同盟』本国最終防衛兵器
分類…海戦専用第二世代
運用者…『情報同盟』
仕様…高圧水流推進+極微小気泡式水中抵抗減衰システム
主砲…電磁投擲動力炉砲含む44種
副砲…下位安定式プラズマ砲、レーザービーム、連速ビーム、レールガン、コイルガンなど(概算。実態把握不能)
コードネーム…マンハッタン(混乱下の『正統王国』では暫定でしかない。『情報同盟』公式にはマンハッタン000)
メインカラーリング…グレー

【解説】
『情報同盟』のオブジェクト。
世界最大の大艦巨砲オブジェクト。『情報同盟』の『本国』中心地ニューヨークにあるマンハッタン島を改造しており普段は島そのものへと擬態している。その機能を100%で稼働できれば既存のオブジェクトが100機集まっても勝てないとまで言われている。17000人以上の住人を乗せたまま稼働したが、真下から吹き上がる風をエアカーテンにして進行方向からの突風を緩和しているため住人の日常生活に影響はない。サーバー不要の自律無人機(ブルマイト、スマートメテオなど)が多数配備され、島内の警備が図られている。高い慣性負荷がかかる場合は甲板から蔦が伸びて建物の壁へ巻き付いて補強し、住人に対しては樹液でサイコロ状のキューブに固めて仮死状態にし保存する事で肉体を保護する。

左右両側から翼のように44種の主砲システムを展開しているが、代表的なものは電磁投擲動力炉砲。発射機構はレールガンと同様であり、JPlevelMHD動力炉にも利用される石炭ベースの化学燃料をペレット状に固めて標的座標の上空に撃ち込み、後追いでレーザービームで射撃する事で急激に反応させ、動力炉の爆発を再現する。磁力線に保護されない大規模の爆発は150キロ平方メートル以上もの超広範囲に渡り、あまりの威力に電波異常や電離層・磁気圏に影響を及ぼしオーロラを発生させる他、急激な気圧変化により突発的な大嵐まで発生する。圧倒的な大火力を弾道ミサイル迎撃システムのように運用する事でそもそも敵機からの被弾を許さず一方的に蹂躙する。

AI行政ネットワーク『キャピュレット』と、それをデバックする数千人単位のマティーニシリーズ(+エリートとしてメリー)のワンセットで操縦がなされる。『キャピュレット』そのものの機構は、ラッシュに搭載される戦略AI『ジュリエット』を拡張し統合データベース『モンタギュー』に接続したものに過ぎず、「ジュリエット-ロメオ」規格のラッシュと互換性のあるシステムとなっている。
無数の動力炉を積んでいるため、通常のオブジェクトのように動力炉を破壊して大破させるという事がまず不可能。

最終更新:2019年03月02日 20:54