【種別】
武器名

【元ネタ】
実在する同名の武器から。

【初出】
十一巻

【解説】
五和の使用武器。
ヴェネツィアの隣にあるイタリア北東部の都市国家フリウリで生まれたコルセスカの一種。
15~17世紀のヴェネツィアやフリウリなどの海洋都市国家の海軍で使用されていた。
先端の刃が異様に長く、さらに二枚のウィングが外側に反り返っていたり、
小さな突起が追加されたりしたタイプの鉾槍も存在していた。
挿絵を見る限り、十一巻ではシンプルな形状のものを用いているようだ。
十四巻では柄の部分に関節を設け持ち運びを容易にするなど、天草式に相応しい改造を施されていた。

十六巻ではアックア戦に備えて持ち運び易さを捨て、
1500回ほど樹脂のコートを重ねることにより『植物の持つ繁殖力』の術式を付加し、
更に刃先に『冷たい夜気』を利用した術式を付与することで、
アックアのメイスによる一撃に耐えるほどの耐久力を持ち、その一撃が破壊的な攻撃力を撒き散らす霊装へと変貌した。

『槍』という特性を持つことから『聖人崩し』の発動基点となるが、
そのまま使用してはあまりの威力に使い手の手首から先が吹き飛ぶため、その際にはおしぼりを巻くことで簡易的な管槍として用いる。

最終更新:2010年08月25日 08:25