【名前】椋橋都子(くらはし みやこ)
【性別】女
【所属】科学
【能力】存在証明(ステルスレコーディング) レベル3
【能力説明】
他人に能力者(自己)の情報を伝達する能力。念話能力系の一種。
特定の範囲内にいる者に対し、見る、聞く、触るなどといった動作を介さずに能力者の持つ情報を取得させることができる。
その情報は無意識下に記憶され、伝達される度に他者の脳内でその情報から構成された存在が次第に誇張されていく。
例えば未確認飛行物体(UFO)や未確認生物(UMA)に纏わる目撃情報が世界各地で記録され、その情報が次第に拡散、浸透していき、
それに類似するモノが報道される度に記憶下に存在する情報に新しい情報が付け加えられ、オリジナルとは全く異なった形態として
他者の脳内に記憶され続けられる。この現象を無意識の内に行っているのが都子の能力である。
能力展開範囲は自己を中心に半径2m前後。使用時のラグは2.02秒。強固なPR(自分だけの現実)を持つ者には全く通用しない。
【概要】
長点上機学園に通う高校2年生。
椋橋京博の双子の姉である。
能力関係で学園内外を問わず、彼女の逸話が絶えないことで有名である。
例えば『絶世の美女であり、200歳近くになるのだがまるで老けていない』
『彼女の名前を持つ人間は複数存在し、肉体分裂系の能力者である』
『彼女は人類で初めて火星に降り立った』
『学園都市が極秘裏に開発した生物兵器の一つであり、口からは熱線を放出し、空を飛び、毒の息を吐く』
『男子が公衆の面前で彼女の名前を発すれば、女子からは冷たい目で見られ、教師にはカウンセリングの受診を勧められる』
といった具合に、身に覚えのない逸話が人々の脳内に植えつけられている。
しかし他者が当の本人を見かけても、記憶していた「椋橋都子」と偶然同性同名であるとばかり言われていく内に
軽度の神経衰弱に陥ってしまい、やむなく弟の通うとある高校への転校を決意することになった。
彼女のネームバリューを生かして長点上機学園に進学する層に、より厚みを持たせるのが狙いであった学園側にとって
彼女の転校は痛手であるために、現在都子の転校手続きに関して一部認可を遅らせている。
能力の特徴から無能力者と勘違いされやすく、自分自身も無能力者のように振る舞っている。
そのため能力開発には他の学生以上に熱心に取り組み、苦手意識の強い学業も平均以上を目標としてそれなりに努力している。
健康と美貌を保つためにあらゆるスポーツを経験し、中でも陸上競技では学区内での大会記録を樹立するまでに至っている。
今でも早朝7㎞のランニングを毎日欠かさず行っており、身体機能においては一般男子すら凌駕している。
また以前は
常盤台中学に通学しており、今でも同年代に数多くの知人、友人を持つ。
姉弟の仲は良好であり、弟が姉離れ出来ないのと同様に、姉もまた弟の事ばかり気にしている。
弟の復帰を助けるため、定期的に学生寮に赴いては部屋の掃除や整頓をしている。
【特徴】
身長167㎝,体重50㎏。肩にかかるか、かからないかの長さの黒髪パッツン。
度の強い眼鏡をかけており、コンタクトは怖くて付けられないでいる。
体型を本人は常に気にしているが、端から見てプロモーションは中々良い方ではある。
しかし内気な性格であるが故に自分から積極的に会話を進めようとはせず、コミュニケ―ション能力は低い。
【台詞】
「幼少期から苛められてたからね…。能力の強度が上がってからは、何につけても強い自分を誇示したかったのかな?」
「ねぇ、最近京ちゃんの周りを誰かがつけているような気がするんだけど、気のせいよね?」
「あの、話を続けても構いませんか?」
【SS使用条件】
特に無し
最終更新:2012年11月29日 23:03