【名前】ディスターブ
【性別】不明
【所属】魔術
【能力説明】
「変身」
男でありながら女や老婆。馬、鮭、アザラシにもなれたロキの話は多い。
これはその伝承を利用した術式。外見、性別はおろか動物にまで体を変化させる魔術。
雌馬に変身したロキが子を産めた事から、外見だけではなく中身までも変化できる。
変身にかかる時間は顔だけなら1分、身長などを含む外見なら30分、中身まで変えるなら数時間かかる。
欠点や制約は、象のような大きい動物に変身しても質量が増えたりせず、変身できる大きさにも限界がある、最大で3m、最小で50cm。
変身中は行動できず体がグズグズの肉塊めいた状態になる。
この術式の応用で手足の欠損、内臓の破損ぐらいなら、体を再構成して治せる(その治した分、体が小さくなる)。

「靴」
ロキが持つ空中や海上を走れる靴の話を利用した霊装。
少女のサンダルや大人の革靴など、形や大きさが自在に変化する靴。
足元の空気や水を固定し、道路を走るように空中や水面を疾走できるようになる。
飛んでいるのでは無いので撃墜術式の対象にはならない。

「終焉の杖(レーヴァテイン)」
北欧神話においてロキが作成した武器の名前を冠した霊装。
対象の魔力パターンを感知、解析をした後に、対象を最も効率良く暴走させるための信号と言える不可視の弾丸を放つ。
これが着弾すると対象は生命力が強制的に魔力に変換されて暴走。火山が爆発し業火が吐き出されるかのように全身から血と肉片を噴出する。

対象が魔術を使うか否かは関係無く殺傷する、イギリス清教の施設であるレンガ埠頭の見えない砲撃に酷似した攻撃である。
難点として、対象の10m圏内に接近する必要があり、相手の魔力パターンを解析するのに長くて数十秒かかる。
イギリス清教の神裂火織のように、多数の宗教の術式に精通している相手ならば、当たる寸前に魔力パターンを変えて無効化できるだろう。
形状はマジシャンが使うようなステッキ、10cmから60cmにまで伸縮できる。

【概要】
魔術結社『世界樹を焼き払う者』に所属する魔術師。魔法名は『scurra016(くだらない茶番劇を始めよう)』
年齢不詳、性別不明、名前すら偽名の得体の知れない魔術師、諜報活動を主に行っている。
皮肉屋であり冷笑家。
会う度に相手のトラウマを遠慮なく抉り、笑い飛ばす事をしているので他の同僚からは強く忌避されている。事故に見せかけて殺されそうになった事も一度や二度ではない。
物静かでおしとやかなアングイスや、陽気で能天気なアゼルからも嫌われている事からも、ディスターブの憎まれっぷりが半端では無い事を示している。
『世界の作り直し』など出来の悪いジョークだと鼻で笑い、それを隠そうともしない。
その事から幹部の一部からは、他結社からのスパイ疑惑を持たれているのだが、『世界樹を焼き払う者』のリーダーからは問題無しと容認されている。
実際に仕事もそつ無くこなしている所から反逆する様子は無いようで、『世界の作り直し』には興味は無いようだが、『今の世を滅ぼす』事には賛成のようである。

【特徴】
鼻曲がりの醜い小男、紅顔の美少年、深窓の令嬢のような美少女、背が酷く曲がった老婆など。
会う度会う度に姿を変えるのだが、顔に浮かべる皮肉な笑みだけは変わらない。

【台詞】
男の時は男言葉、女の時は女言葉。老人の時は老人風に、子供の時は子供風にと言ったように姿に応じて使い分けている。

青年時「世界の作り直し?社会不適合者の戯言にしても程度が悪いな。そういう事を言う奴って脳みそが足りないんじゃないのか?」
少年時「ねぇねぇアングイスさーん。世界を作り直せば、亡くなった家族の人が生き返るとか
    それって、どこの誰が保証してくれてるのぉ?僕分かんないから教えて欲しいなー、滅ぼし損だったらどうするのかなぁ」
老女時「人に傷付けられたから人類全てを滅ぼすとは、正に化け物のする事じゃな
    エリザや……体だけではなく心まで化け物になってしまったようだのう……ほっほっほ、可愛い怪物じゃて」

【SS使用条件】自由。隠された本心や真の正体も自由に作って貰って構わないです。

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最終更新:2012年12月16日 19:12