【名前】バルバナス=バルバガルデン
【性別】男
【所属】魔術 『世界樹を焼き払う者
【能力】分解投剣(フロッティ)。恐怖の兜(エーギルヘルム)。
【能力説明】
分解投剣(フロッティ)
バルバナスの持つ霊装。外見は、イチイの木で出来た全長10cm程度、長さの割に妙に細い投げナイフ。
『死』、『再生』の意味を持ち、古代北欧において『弓と矢』の素材であったイチイを示す『YR』が所狭しと刻んである。
この霊装は投げるとボウガンの矢以上の速度で飛翔。
当たると、まず『再生』の効果が発動し刺さったナイフが癒着したまま患部が強引に治る。
そうしてナイフと体の境を無くした後で、次に『死』の効果が発動してナイフが分解、それと繋がっている敵の体が分解していく。
ルーン魔術に詳しくなくても、突き刺さった部分の肉体を即座に削ぎ取れば無効化できる。
他には、単純に硬すぎて弾かれる相手にも刺さらないので無効化される。
この霊装を、バルバナスは大量に全身に隠し持っている。

隠された使い方としては、イチイの木その物が防御の意味を持ち、『防御のルーン』としての効果を持つ。
それに『YR』のルーンの『大きな転換』の意味を併せる事により、当たった攻撃を別の方向に逸らす事ができる。
欠点として、火炎や冷気と言ったような攻撃は防げず、物理攻撃でも砲弾クラスの攻撃を逸らすと過負荷によってナイフが10本単位で一気に砕け散る。

元の神話では北欧神話の悪竜ファフニールの宝物庫にあった剣。その名は「突き刺すもの」の意味を持っている。


恐怖の兜(エーギルズヘルム)
バルバナスの持つ霊装。外見はドラゴンの頭を模し、黄金で出来た兜。
太陽の意味を持つ『SIGEL』と、軍神の意味を持つ『TIR』を組み合わせたルーンが刻んである。
軍神の威光を太陽の光によって辺りに放射すると言うプロセスを行う事で、周りの人間に恐慌を引き起こす。
気の弱い者なら気絶し、荒事に慣れた者でも呼吸や集中が乱れる、効果範囲は半径20m程度。
光を遮る、逸らすなどの効果や逸話を持つ魔術や霊装を使われると無効化される。

元の神話では北欧神話の悪竜ファフニールの宝物庫にあった兜。その名はこの霊装と同じく「恐怖の兜」の意味を持っている。

【概要】
『世界樹を焼き払う者』幹部の一人で経理・財務担当。金に魅せられている男。
性格は、金で買えない物は無い、自分良ければ全て良しの俗物。弱者は搾取されて当然だと思っている。
金狂いの性情と言うには異常なくらい、結社の物資を狙いに襲撃してくる輩に対しての危険感知能力が異常に高い。
北欧五大結社からの襲撃に対する損耗を最小限に抑えたのは、見事としか言えない手並み。

今の世を滅し、世界の変革を目指す『世界樹を焼き払う者』の思想には共感の欠片も無い。
しょっちゅう支部を潰しに来る、北欧五大結社が昔は目の上のタンコブだったのだが、その五結社が大きな事件のおかげで壊滅すると、
世界の作り直しを望み嬉々として死地に向かう構成員のおかげで、これで効率的に金銭や価値ある霊装の収集が出来るとホクホク顔だった。

だが今日この頃、訳ありで思い詰めた事情を持ち、『最終戦争を死んでも起こす』と言った風な死に物狂いの構成員(アヴァルスの活動のせい)が増えつつあるのを見て、
冗談じゃなく『最終戦争』が起きるのではないかと危機感を募らせている。
妨害しようかと考えたが、それよりも『自分を王とする新世界の創造』の方が建設的だと思い直し、
最終戦争においては、『世界樹を焼き払う者』の全てを出し抜き、自分の望むままに世界の変革を成し遂げる計画を立てている。

結社の物資の横領、他幹部の力の削減、息をかけた子飼いの部下を作る、などの暗躍を行う。
現在は裏情報で、ルシウスの仇がアヴァルスである事を知る。何がどうなってそうなったかは、彼的には全く興味は湧かないのだが、
(バルバナスも自分中心主義なので同属嫌悪している)前々から気に入らなかったアヴァルスや身内の始末をするルシウス、
どっちが死んでくれても嬉しいので、共倒れしてくれるように手筈を整えつつ状況を見守っている。

魔法名は『Aurum633(黄金を手中に収める者)』
…彼の性根は、北欧神話において黄金が英雄や神を狂わした伝承を表しており、
黄金のために親兄弟で骨肉の争いをしたファフニール達の生き様を現代で再現しているとも言える。

【特徴】
20代後半。高級なスーツと革靴を着ている端正な風貌の白人男性。
分解投剣を全身に大量に仕込んでいるおかげで、体の各所が歪に膨らんで見える。
外に出る時には、これまた分解投剣を大量に仕込んだコートを着る。
基本はデスクに座って、高い葉巻を吹かしながら高いワインを飲んでいる。その姿は良く言っても馬鹿な成金。

人に金を使うと臓腑が切り取られる気分を味わう筋金入りのドケチだが、金に靡かない人間は全く信用できない面倒臭い気質を持つ。
金に靡く人間は、靡いた額以上の金を積まれない限り裏切らないのだが、
信念とやらに従う人間は、その信念に従って簡単に人を裏切るから信頼は厳禁だとの事。

【台詞】
チンピラ口調。
「アヴァルスのアホと、ルシウスのクソが共倒れしてくれれば俺はハッピーだぜ」
「あいつらが気にいらねーのは、お前らも同じだったろ? ヒャハハハ、死ぬように祈ろうぜ」
「んな事、知るかァァ!お前らアホどもの御題目に付いて行けるかよ!これからは俺の計画に沿って動いてもらうぜぇ!」
「俺の、俺の財産に手を出す奴を生かしてはおけねぇなァァァァ!!」

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最終更新:2012年12月18日 23:49