【名前】樋本狛江(ひのもと こまえ)
【性別】女
【所属】科学
【能力】欠陥移動(クラックシフト) レベル4
【能力説明】
標的物体の表面温度を高め、結晶構造を変化させる能力。炎熱系能力の一種。
能力者と物体との距離が6.24m以下にあり、樋本の視界に捉えられた物体を標的物体とする。
その後標的物体は、樋本の定めた条件を満たす場合に限り、表面のごく一部(0.2㎜四方の正方形内)にだけ
熱が加えられ、結晶構造内に存在する一部の結合が切断される。
以後は樋本の意思に依らず、結晶構造中で結合の形成・切断が徐々に繰り返されていく。
この結果、標的物体は単に溶け落ちる訳ではなく、溶け落ちていく最中に外気に晒されることで冷却され、
物体の表面には複数のひびが入り、少し力を加えただけでボロボロと崩れ落ちてしまいそうになる。
能力使用時は前兆として樋本の周り(自己を中心に半径1m~6.24m)の温度が最高40℃付近にまで上昇する。
またここでの加熱は欠陥転移を起こす切欠に過ぎない。反応が進むにつれて発生した熱は、
新たな結合の形成・切断に用いられる。これにより、能力を行使し続けなくとも一定時間反応は進行し、
行使し続けると更に反応は連鎖・加速していく。
また樋本のAIM拡散力場内(半径6.24m以内)であれば、表面温度が40℃未満であったとしても
欠陥転移を起こすことが可能であり、常圧において、結晶構造の変化を維持することも可能となる。
しかし、反応が起こった後に、欠陥転移を著しく遅延させることが出来ないといったデメリットが存在する。
また無意識の内に能力が展開されることも考えると、能力者自身の身をも危険に晒す恐ろしい能力であるため、
樋本は能力による加熱前の条件を次のように定め、如何なる場合でも上から順に、
この過程を踏むように設定した。
1.標的物体が生物ではないことを2秒以内で目視によって確認できた場合、2の条件へ移行。
2.標的物体が無機物であることを5秒以内に五感のいずれかを用いて確認できた場合、3の条件へ移行
(この時点で周囲の温度が上昇する)。
3.標的物体が40秒間、能力者の視界内に捉えられた場合、能力展開(加熱)開始。
【概要】
常盤台中学に籍を置く中学2年生。日本でも教科書に載る程に名の知れた士族の末裔、御令嬢である。
一族の更なる繁栄のため、心技体を兼ね備えた立派な殿方を見付けてくるように親戚から
常に言いつけられてきた。
しかし樋本自身は現在自分の特技や能力の研鑽、専攻する構造解析学の研究などに明け暮れる日々を送るので
精一杯である。
過去に淡い初恋(片思い)をしたこともあったが、柔道をしていて相手に全治四か月の大怪我を
負わせてしまったことが原因で、恋愛沙汰に対する興味が醒めてしまったという樋本自身にとっては
苦いエピソードがある。
だが彼女に恋愛意識を持つ男性は学園都市の内外を問わず多くいて、彼女のハートを射止めるために
常盤台に在籍する他の学生に接近するケースが頻繁に起こり、樋本の性格や面倒見の良さも相まって
彼女の周りにはいつも大勢の学生が詰め掛けている。
樋本自身は古くからの友人を蔑ろには出来ない気質のため少し戸惑っており、その友人達も彼女との交友関係に支障が出るのを避ける目的で樋本には内緒に、小規模の派閥(というより自警団のような組織)を新たに
立ち上げては身辺警護という名目で彼女の日々の生活を見守っている。
長点上機学園に勤めている
歳の離れたいとこがいる。
柔道、剣道、合気道を修めた身であり、女性限定の塾「東陽塾」で杖術や茶道、生花を学んできた。
趣味で日本料理も学んでおり、近くの置き去りの施設で生活する子供たちにお弁当を作りに行くのが
休日の日課となっている。
礼儀作法は3歳の時から実家で学んできた影響か、無意識に敬語で話す時が多い。
友人達からも堅苦しい表現は抜きで話してもらえるよう注意されている。
体術は能力抜きでも常盤台中でレベル5の御坂美琴に次いで高い位置におり、数多くの大会に出ては
豊富な実践経験をその道のプロ相手に培ってきた。
しかし手加減というものを知らず、勝負時には相手を侮辱する行為を嫌って常に全力を出し切って
正々堂々と戦う。
また、参考として基礎体力については以下のような数字が弾き出されており、他校ならば能力者に混じって
上位に食い込むであろう。
握力は平均66.3㎏w、反復横跳びは82回/分、ハンドボール投げは61m。持久走(1000m)は2分41秒。…etc
【特徴】
身長168㎝,体重52㎏。黒の長髪を細いリボンで軽く結んだだけのポニーテール。
端正な顔つきであり、簡単に化粧を施すだけで中学生とは思えない妖美な様へと早変わりし、
老若男女を問わず、彼女に好意を抱くようになる。
またスレンダーボディであり、胸のサイズはBカップ。常盤台中学の制服を着ていると、
とても武芸の達者な者には見えない。
現在視力が悪化してきており、灯りの少ない場所では彼女の従者にいつも面倒を見てもらっている。
【台詞】
「初めまして。私は樋本狛江と申します。不勉強な若輩者でありますが、何卒御指導御鞭撻のほど、
宜しくお願いいたします。」
「ごめんなさい。…じゃなくて、ごめんね、いつも迷惑ばかりかけて。」
「私の初恋、どうぞ塗り替えてください。」
【SS使用条件】
彼女の恋愛意識を高めてあげて下さい
最終更新:2013年10月23日 22:53