【名前】木原 黄泉(きはら よもつ)
【性別】男
【所属】科学/
木原一族
【能力】不明。能力開発計画の
被験者であった為、何らかの能力者であったと思われる。
【能力説明】
機械義肢 HsPP-11 HsPP-12
木原黄泉の両手足に使用されている機械義肢。
元々「本物の手足のように精密に動く義肢」の研究は長らく続けられてきたが、
このHsPP-11及びHsPP-12は「本物の手足より精密に動き、かつ爆弾でも壊れない」がコンセプトの変態義肢である。
そのコンセプトの通り、生半可な攻撃では傷一つ付ける事は出来ず「使用者が死んでも義肢は無事」という意味不明な耐久力を誇る。
木原黄泉はこの機械義肢に更なる改造を加え、出力を飛躍的に上昇させている。
普段は肉体への負担を抑える為に低出力になっているが(それでも鉄パイプを引き千切れるパワー)、特注の駆動鎧と接続することで、信じがたいパワーを生むことができる。
駆動鎧 HsPS-36及びHsPS-36木原黄泉特注モデル
使用者の体格に合わせて3種類のサイズが存在する駆動鎧。地下研究施設〝
CHILD〟の指定駆動鎧。
アメリカンコミックに登場するロボットヒーローを彷彿とさせるスリムなボディが特徴。
そのボディにより、駆動鎧にも拘らず跳躍や全力疾走が可能であり「まるで何も着ていない様だ」と評された程である。
リーダーである木原黄泉が使用する物は特注モデルであり、通常とはカラーが異なる他
手足に当たる部分が存在せず、代わりに機械義肢と接続することでより柔軟かつ破壊的なパワーを実現する。
その他、視覚阻害能力の応用を利用したステルスコート(分厚い白衣のような外見)
テレスティーナ木原の技術を応用したアタッシュケース型のキャパシティダウンなどを使用する。
機械義肢による超高速移動とステルスコートの併用により「空間移動か!?」と錯覚させる。
壁や天井を這い回ったり、顔や胴体に対する攻撃は全て義肢で捌き切る等 人間離れした戦闘能力を持つ。
過去の実験によるものか、痛みに対して異常なまでの耐性を持っている。
【概要】
木原一族の研究者。
『外傷性能力者開発計画』の現責任者。地下研究施設〝CHILD〟の施設長も務める。
地下施設において“身体的な苦痛や欠損によるイレギュラー能力の開発”を目的とした研究を行っている。
元々この研究は実父である“木原転生(きはら てんせい)”によって提唱された実験計画であったが、木原転生が何者かの手により殺害されたことで無期限の凍結状態になる。
その後 20年以上に渡り凍結状態を保っていたが、息子である木原黄泉が父の意志を継ぐ形で計画を再開し今に至る。
実験の内容は非常に過激であり、手足や耳 目など体の一部を欠損させたり、薬物による長期的な苦痛を与えることで「自分だけの現実」に変化をもたらし 通常なら発現しえないイレギュラーな能力を発現させるというもの。
木原転生は1年半に渡りこの実験を続けたが結果としてイレギュラー能力者を誕生させることはできなかった。
しかし木原黄泉は実験が再開されてから半年で父を上回る成果を挙げており、既に4人の特異な能力者が誕生している。
だが実際には父親の倍以上の被験者を用いたことによる必然的な成果であり、上記の4人の能力者を生み出すまでに100人以上の犠牲者を出している。
実は木原黄泉自身も過去の外傷性能力者開発計画における被験者の一人であり、本来ならば被験者は全処分となる予定だったが、
当時の責任者の実子であるという理由から延命させられ、通常の被験者よりも長い期間能力開発の対象となった。
実験の後遺症により両手足は機械義肢 臓器の一部は人工物となっている。それによって高い運動性能と強力な駆動鎧にも耐えうる肉体を手に入れた。
他の木原一族同様に能力者をモルモットとして扱う他、自分を楽しませる為の玩具と考えており、実験が終わった後にも被験者を個人的な拷問にかけるなどして楽しんでいる。
また わざと被験者を逃がし、出口にたどり着けない姿をモニター越しに指を刺して笑い「実験よかこっちの方が面白ぇわ」と語る等、 真性のサディストである。
木原転生は実験の異常さに耐え切れなくなった他の研究員に殺害されたとされているが、実際は木原黄泉によって殺害されている。
実験室で仮眠を取っていたところを、木原黄泉に彼の実験に使用されたものと同様の薬物を投与され もがき苦しんだ末に死亡した。
偶然それを目撃した研究員達が口裏を合わせることで「木原転生は研究員によって殺された。その研究員は逃走し行方は掴めていない」という事実をでっちあげた。
転生の意向に対して内心付いていけなくなっていた研究者たちがこの件に便乗し、意図的に計画を凍結させたとも考えられる。
【特徴】
身長180cm前後。髪を後ろでまとめている。
深緑のタートルネックと茶色のズボン、その上に白衣を着ている。
義肢がバレないように手袋を常備。
普段はにこやかに笑った表情だが目を開いた時点でもう木原。それゆえの笑顔。
表情は笑っていても口調は普段から汚らしい。
【台詞】
汚い言葉遣い。キレた際にはシャウトする。
「おおっと 握手はご遠慮願うぜ。興奮しすぎて握りつぶしちまいそうだ」
「よかったな餓鬼、実験は無事終了だ。“実験は”な……」
「俺はモルモットの中でも一等ゴミみてぇな“無能力者”のてめぇらに対して、ちっとは人の役に立てるかも知れねぇチャンスを与えてやってるんだよ」
「目ン玉は最後にしといてやるよ。自分の身体がどうなっていくかしっかり焼き付けやがれ」
「地上からはるばるようこそ。ここが地下機密研究施設『CHILD』だ」
「ハッハァーッ!! 最ッッ高だッ 実験よかこっちの方がずっと面白ぇッ!! このまま小便漏らすまで眺めててやるぜェ!!!」
「弱いでちゅねぇええええ!!!」
「痛ッッッたくねぇえええんだよ糞餓鬼ィイイイイイイッ!!!」
【SS使用条件】
ご自由に
最終更新:2013年01月04日 10:50