【名前】憧鐘繭理(あこがね まゆり)
【性別】女
【所属】科学
【能力】特撮演出(スペシャルエフェクツ) レベル2
【能力説明】
「思念使い」の一種である精神系能力で、所謂「特撮物」で多用されるSFX、VFXといった特殊効果を対象の五感に投影する。
爆発、巨大化、怪光線等レトロなものから、バレットタイム、高/低速度撮影演出などハリウッド映画のような効果もお手の物。
詰まる所、彼女がただ動いているだけで無駄にド派手な演出が加工され、対象を驚かせる事が出来る。そんだけ。
まやかしだと見抜かれれば干渉力が一気に低下する。強能力(レベル3)以上の精神系または電撃使いには殆ど効果がない。
【概要】
明知中等教育学院2年二部クラスに在籍する女子生徒。国内大手の特撮スタジオ・プロダクションオーナーの令嬢でもある。
物腰の柔らかいステレオタイプなお嬢様だが好奇心が強く、一度のめり込むとトコトン追求するタイプである。
彼女の能力の根幹たる「自分だけの現実」には、その生い立ちが深く影響していると思われる。
幼い頃から病弱で、父親が薦めてくれる特撮物を観賞している内に「ヒーロー」に強く憧れるようになっていった。
長く辛いトレーニングによって人並みにまで体力を付け、名門進学校である明知中等教育学院に入学を果たす。
(ちなみに入学時はレベル1で、実家の計らいで多額の入学金を支払い二部クラスからの学院生活スタートとなった)
ある時、好奇心から迷い込んだ路地裏で暴漢に捕まり、そこで運命的な出会いを果たす。
実は暴漢はとある「傭兵」の標的であり、彼女を人質にされ「無関係の人間を『無闇に』殺さない」という一瞬の隙を突かれ、傭兵は逃走を許してしまう。静かに独り言ちる傭兵は、彼女の瞳には自身の窮地に颯爽と現れた「ヒーロー」に映った。
彼女を歯牙にもかけず立ち去ろうとする傭兵が去り際に告げた人名と思しきもの……『ウェイン』。
(実際には状況を連絡し、追跡を継続する旨を雇い主に告げただけ。「助けた」という自覚はおろか顔すら碌に見ていない)
感謝の一言も告げられずその背中を見送った少女の中で、次第に『ウェイン』は英雄視され、同時に彼女が特にハマっていた国民的特撮シリーズと謎のケミストリーを果たした結果、「仮面スパイダー ウェイン」が爆誕する事となる。
それからは早かった。実家の伝手でヒーロースーツを作成し、お付の少年をも巻き込んで仮面スパイダー ウェイン(一号二号)を名乗り、仮面で素顔を隠して、人知れず学院に跳梁跋扈する悪との戦いの日々が始まったのだ。
(なお体力面の問題から活動時間は大体3分間で、ここは何故か某光の巨人。正直お付の少年の方が活躍している)
戦いの中で完全武装少女ヒナミンという好敵手(ライバル)と巡り合い、充実した学院生活を送っているが、『ウェイン』の名が知らず知らずの内に一人歩きを始め、何やら暗い魔の手が忍び寄りつつある事に、彼女はまだ気づいていない。
【特徴】
小柄でほっそりとした体格で、いかにも「深窓の佳人」然とした雰囲気。艶のある黒髪はマスク着用を考慮してショートヘア。
学院では指定の制服をきっちり着こなしている。私服はシックな色合いのものを好むが、流行りの服も勉強中。
「仮面スパイダー ウェイン」としてのコスチューム……もといヒーロースーツは、実際にTVシリーズで使用されたものを流用、独自の改造が施されており、全体的なカラーリングは漆黒、骸骨と蜘蛛を合体させたような胸部アーマーの出来が無駄に良い。
開発に携わった技術部の「おやっさん(おじ様)」の趣味全開で多彩な機能が組み込まれており、不良くらいなら楽にのせる。
なお変身には一旦現場から離れた後で携帯型テントを瞬時に展開し、その中で着替える。早着替えは得意である。
【台詞】
一人称「私(わたくし/わたし)」、二人称「貴方/貴様」、三人称「あのお方/奴」という具合に変身前後で使い分ける。テンパると自が出る。
「仮面スパイダー ウェイン一号! 推参ッッッ!!(同じく二号……推参(ボソッ))
 学院に蔓延る魑魅魍魎の影達よ、覚悟なさい! 偶然という世界の理が貴様らを見逃しても、私達は許さない! これは必然よ!!」
「仮面スパイダー=上院奇士(じょういん くすし)は改造人間である。彼を改造したツョッカーは、世界制覇を企む悪の秘密結社である。
 仮面スパイダーは人々の自由のために、ツョッカーと闘うのだ! ……どう、かしら? 昨晩寝ずに考えた『ウェイン』のキャッチコピーなのだけれど」
「出たわね、完全武装少女ヒナミン! 今日と言う今日は本物の『ヒーロー』とは何たるかをその身に思い知らせてあげるわ!!」
「嗚呼、愛しの『ウェイン』様……いつかまたお逢い出来る日が来るのでしょうか。私は今宵も貴方様を想い、枕を濡らすのです……よよよ」
【SS使用条件】
ありません

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最終更新:2014年02月14日 22:42