【名前】雛臥嵯鳥(ひなが さとり)
【性別】女
【所属】科学
【能力】強制拡散(ディフュージョン) レベル4
【能力説明】
拡散係数を変化させる能力。大気中において気体や熱エネルギー、電子、光子の拡散に干渉可能。能力が及ぶ範囲は自己を中心に42m前後。
全ての拡散係数を支配することは不可能。拡散により生じた非定常状態を、能力展開中であっても長時間維持することはできない。
能力を起因とした攻撃の対処に特化しており、拡散によって予め能力者が引き起こす電子や熱などの集約を阻止することができる。
また後述する『暗闇の五月計画』では一方通行の演算方法の一部を植え付けられ、絹旗に比べてやや低い「防御性」を付与された。
それ故に『自動防御能力』を持たないが、拡散に伴って生じる空気や電子の不規則な流れを利用して、直線的な攻撃を回避できる。
他にもその乱雑さが生み出す予測不可能性は相手に膨大な量の演算を強い、また只でさえ可能性の小さな現象の発現をより困難なものにしている。
能力展開に際して空間を撹拌するような動作を必要とし、彼女の場合空間に手を翳して8の字を描くような動作を取る。
非定常状態を維持できる時間は相手の干渉能力が高い程短縮されやすい。
また固体中の電子の拡散ができないため、生物の細胞中に含まれる電子の拡散も干渉できない。
【概要】
『卒業生』と同じ時期に暗部を抜け出した人物。置き去り出身で、『暗闇の五月計画』の被験者。年齢は13歳。
現在は愚にもつかない学生同士の抗争に乱入し、不利な状況にある勢力に加担しては均衡状態まで押し戻す一種の奇兵を気取っている。
後にその恩を返させるという名目で多額の報酬を支払わせるか、その者が一番大切にしている物を無理矢理にでも奪うために悪魔呼ばわりされる。
それらの大半は同じ境遇の子供達を一部の研究者の魔の手から解放するための工作資金に使われ、実行するだけのコネクションは暗部時代に手に入れた。
暗部を抜け出す時に『Equ.DarkMatter』の翼による不意打ちにより左腕が切断される。その後幾度となく追跡を回避し続けて今日に至る。
人を見る目は中々良いと自負しており、彼女が無闇に動けない状況では報酬支払の手続きや借金取りのような役柄を引き受けてくれる元同僚もいる。
その他に気に入った人物と密かに連絡を取り合い、情報の売買を執り行っている。
中でも椋橋京博とは縁が深く、彼の内面が亡くなった兄と酷似していたという理由から彼とスキルアウトとの間で生じた抗争に乱入し、その後始末も行った。
その後は能力の回復を待ってからスキルアウトの情報を彼に意図的に流し、人間観察の一環で彼の取る行動を何処かしらで傍観している。
好戦的気質の持ち主だが、能力で明らかに自分より劣る人間に危害を加えようとはしない。だが一方で脅しを用いて相手の反応を楽しむ癖がある。
状況を的確に分析する戦略眼も持っており、多少の犠牲は止むを得ないと考える点において達観している。
身体能力はやや低め。白兵戦に持ち込まれるのを避けるために、如何なる状況でも戦闘に始めから参加しようとしない。
脚力と隠れん坊には多少の自信があり、予め距離を取る事に専念するのは暗部に所属していた頃と変わらない彼女の戦闘スタイルである。
【特徴】
身長160㎝,体重48㎏。吸い込まれるような赤い瞳と綺麗な黒髪。白色のレインコートを着用。下には黒色のスパッツを履いている。
胸はAカップ。長髪以外に外面で女性としての身体的特徴は見当たらない。左腕は義手で補装。能力展開前の動作は右手で行う。
【台詞】
一人称は『俺』
「オイオイ、俺はカネや情報をタダで輸送してるワケじゃねェンだよ。税抜きで300万。勿論輸送代込みだ。ビタ一文まけねェよ」
「思うようにいかないってのはなァ、こういうことなんだよォッ!!」
「義手ってモンは好きじゃない。いや、俺には似合わないとだけ言っておこうか」
【SS使用条件】
特に無し

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最終更新:2014年04月09日 19:59