【名前】吠地独歩(はいち どっぽ)
【性別】男
【所属】科学
【能力】均一聴取(メトロノームリフレイン):レベル4
【能力説明】
振動によって発生する音を操作する音響系能力の一種。特徴を述べると、まず音源毎に異なる筈の音の周波数を吠地が指定するある一定の『基本周波数』と『上音』にする事ができる。
干渉できる音の種類は可聴域・可聴域外全て含む。つまり、超音波や低周波音を可聴域にする事もできるし可聴域の音を超音波や低周波音に置き換える事もできる。
次に、距離・気温・気圧等の影響を受けないそのままの音を維持する事ができる。この『一定』という特徴から、
衰退する事の無い音を実現できるので“舌打ち”程度の音を用いた反響定位でさえ相当に離れている物体を知覚する事が可能。この2つは組み合わせる事が可能。
カクテルパーティー効果にて言及されているように人間はたくさんの音の中から自分が聞き取りたい音だけを聞く事ができるが、
均一聴取の干渉を受けた音の場合複数の音の中から聞き取りたい音だけを聞く事が非常に困難となる。また、音源の把握や音色の判別も至難となる。
能力者である吠地は干渉前の音源の位置や音の波長等を知覚しているので記憶が追い着く限りは混乱に巻き込まれる事は無い。
能力によって音を生み出す事はできないし、向きの変更や『維持』以外の増減もできないがその分干渉力は強大となっている。干渉できる範囲は半径1キロの音。
超音波を指向性の乏しい波長域に置き換える事で威力を落とし、音波を用いた探索等も混乱させる。但し、大音量は防げないので能力以外の防衛手段が必要となる。
【概要】
ギターを担ぎながら路上でストリートソロライブを繰り返している反骨精神旺盛な少年。
白帝学園に通う中学3年生。
チャイルドエラー出身の苦学生で超弩級のドケチ。奢る事を知らず、無闇に奢られる事も好まない。ストリートライブで集めたお金は全て特製の貯金箱に保管してある。
現金以外の『金』は一切持たず、奨学金を振り込みでは無く現金で受け取ったり電子マネーカードやお財布ケータイ機能等の支払手段を全て排除する等その徹底振りはクラスメイトにも知られている。
将来の夢はプロのミュージシャンになる事で、今は武者修行として学園都市の各学区に飛び回り能力を活かしたストリートライブを繰り広げている。歌はやはり反骨的なものが多い。
学園都市の学生ロックバンド『
THUNDER→LOVERS』のメンバーとは良き仲間でありライバルでもある。彼等からは『DOPPO』の愛称で呼ばれる。
何処から聞きつけたのか、何故か中学寮寮長
古前綾美にも『DOPPO』の発音で呼ばれる。おかげで他の生徒からも下の名前で呼ばれる事が多くなった事は吠地にとって予想外の一言に尽きている。
【特徴】
爪楊枝を口に咥える癖がある。白掛かった茶髪から覗く三白眼に『耳当て』として着用している紫色のヘッドフォンが目立つ。身長170センチ中盤体重70キロ弱。
犬が好き。猫より犬が好き。音楽活動をしない時はペットショップに行ってワンちゃん達に囲まれながら癒されている。
現在寮で捨て犬を数匹飼っており、音楽活動のために必死に貯めた金を犬の健康費や食費に使っている。無駄な事に金は一切使わず、自分が必要だと思った事には金を出し惜しみしない。
【台詞】
「一円を笑う者は一円に泣きやがんだ!そーいうわけで、俺は一円たりとも財布から出しませーん!!」
「ひっさしぶりだな
TAKUYAよぉ。順調に成り上がっているようで妬ましいぜ。グハハッッ」
「ワンコロ。おめー、このまま捨てられたまんまで終わる気かよ?・・・嫌なら、おめーを捨てたご主人様が着けたその首輪を食い千切りやがれ」
【SS使用条件】
特になし