【名前】宵闇楼閣(よいやみ ろうかく)
【性別】男
【所属】科学
【能力】火炎整流(サイラトロン)レベル4
【能力説明】
発火能力(パイロキネシス)の中でも特に炎の燃焼現象を精密に制御することに優れた能力。出力もレベル4に認定されるだけの規模がある。
炎には導電性と電流が一方向にしか流れない整流作用が備わっているが通常ではムラが多くダイオードなどの専用整流素子ほどの働きを見せることはない。
宵闇は燃焼状態を精密に制御し火炎中を伝わる電流の指向性を一方向に限定することができる。
これを応用して電撃使い(エレクトロマスター)が放つ電撃を逸らしたり、手持ちの電撃武器と組み合わせて燃焼・炎熱・電撃の三重攻撃を仕掛ける。
炎熱によって発生させた蜃気楼を使った幻影、燃焼状態の知覚によって大気中の酸素や水素などの分布を把握するような使用方法もある。
【概要】
日夜ギャラの多い雇用先を探しながら細々と生活を送っている元『闇』の住人の一人。現在はコンビニのアルバイトで生計を立てている。
初老外郎が大分前に所属していた『闇』の組織の末端メンバーで、当時初老には自分に見合った兵装開発を通じてとても世話になっていた。
その後組織の金を横領した初老が追放されたことを契機に組織と衝突し、切捨て同然で同じく組織を追放された。
当初初老が組織を追放された理由を知らず、後にその真相を知り納得したのはいいのだが日々の生活をまともに送ることすら難しい経済状況に陥った。
よって仕事の種類を選り好みするような余裕は一切なく、ある時は名無しAのような扱いで死地へ送られ、
ある時は人を奴隷のように扱う下部組織で働かされたりするなど散々な日々を送る中でも歯を食いしばって働き、同時に能力を磨いてきた。
現在は多少の蓄えもできたことから、表闇問わず少しでも質のよさそうな雇用先を探している。極貧生活を送っていたのでギャラの選定は人一倍目聡い。
極貧生活を送る羽目になった元凶である初老とは今も時々連絡を取り合って実際に顔も合わせている。
元凶ではあるが恩義も深く、追放理由を確認せず先走ったのは自分であることも自覚しており恨み節を呟くことはあっても初老を恨んではいない。
最近では初老と「宵闇が持つ兵装の整備や改良を無料で依頼する代わりに初老の私兵として必要な時は詮索せず無賃金で働く」という個人的な労働契約を結んだ。
この労働契約を結ぶ際に初老は「無料」を「有料」、宵闇は「無賃金」を「ギャラ多め」と主張し、二日間にも及ぶ激論に発展した。
この激論に仲介役として駆り出される羽目になった
トループ『中核部隊』のチーフ
渡瀬瀬は「『詮索せず』は別にいいのか」というもっともな感想を淡々と述べながら労働契約を取りまとめたという。
【特徴】
十八歳。アルバイト先のコンビニの駐車場でコーヒー飲みながら携帯の求人サイトを眺めている姿がよく見られる。
動きやすいよう軽装な服を着る。中肉中背に見えるが相当体を苛め抜いている。坊主頭の上からニット帽を被っている。
【台詞】
「ありがとうございました!またお越しくださいませ!(アルバイト中)」
「初老博士。丸一日経ちましたし、そろそろ折れていい頃合いっすよ。あんたのせいでアタシゃ極貧生活を送ってきたんだ。ギャラは多め。これは譲れないっすわ」
「悪いっす。アタシ、何であんたと戦ってるか雇用先から具体的な理由一切聞いてないんすよ。雇われ傭兵の辛いところっすよね。でもそういう契約なんで、まだまだ付き合ってもらうっすよ!」
【SS使用条件】
特になし
【兵装】「燃焼紫鞭(コンバスチョンチャンバ)」
初老外郎が製作した鞭。伸縮する鞭内部に十数個の関節機能が搭載されており最長八メートルまで伸長する。棒としても使える。
鞭の周囲に能力で生み出した数千度の火炎を集中させ、渦巻かせて振るう。高出力の電流発生装置を内蔵し、広範囲に放射した火炎を伝導経路とし敵を討つ。
最終更新:2015年03月23日 11:23