【名前】安東家鴨(あんどう かも)
【性別】女
【所属】科学
【能力】甲高空間(ヘリウムフィールド)レベル2
【能力説明】
ヘリウムガスを操る能力。分子が極小である事から極めて小さな穴にも侵入させる事ができ、配管などの漏れ具合を検知、圧力を高める事で小規模な爆発を起こす事が可能。
ヘリウムガスを利用して甲高い声も放てる。普段の能力利用はこちらが殆どを占める。操作範囲は自分から10mちょっと離れた場所まで。
【概要】
唱和園高校1年生。好奇心が強いのに人見知りな上、感情表現が下手な為にいつも悶々としている。
唱和園で学校生活を送る中で様々な都市伝説が飛び交う日常をすごく好ましく思っており、生徒とすれ違う度に耳へ入って来る断片的な噂さえ必ず聞き取るという地獄耳の持ち主。
自分も噂について語り尽くしたい欲求を持ちつつも、人と目を合わす事にさえ苦労する性分なので噂に騒ぐ周囲を羨ましげに思いながら自分の席でひとりモジモジしている。
こんな性格なので親しげに話せる同年代もいないがクラスメイトに
祓塚巫呼がおり、彼女の明るい性格に惹かれている。
話したい・友達になりたいという欲求が、日が経つにつれて高まりつつあるのだがどうしても後一歩を踏み出す事ができないでいる。
休日は能力の向上を目的として、19学区の各地にて日中ヘリウムガスが詰まった大小様々・色とりどりのカラフルな風船(自費)を無料で配り歩いている。
これは唱和園に入学してから始めている。主に小さな子供達相手に配っていて、その際に自身の声色をヘリウムによる奇妙で甲高い声に設定している。
自分より小さな子供達相手であれば多少だが人見知りの性格も落ち着く傾向があり、子供達に人気があるキャラクターの1つでゲコ太のお面を被るようにもなった。
元は少しでも人見知りな性分を改善しようと思い立ったのが切欠だが、どういうわけか結構前から自分より明らかに年上っぽい
和服の男が風船を大量に買い求めるようになった。
向こうはバイクに乗って19学区をうろついていた際に見掛けた安東を売り子か何かと勘違いしたようで、安東は男へ無料で配布をしている事を伝えようとしたが結局口に出せず、今も風船の売買関係が続いている。
無料で始めた事なのにお金を貰ってしまっている罪悪感と、しかし大量に購入するので風船代にヘリウムガス代もかさんで出費も馬鹿にならないという当然の現実の間で悩んでいる。
直近で会った時には
なんとか団(自分の事を褒めてくれたせいかすごく緊張してしまった余り聞き取れなかった)へ勧誘された事もあってますます悩みが深まっている。
唱和園高校付近にある懐菓子堂へ放課後通う常連の1人。その日の気分に応じて食べたい駄菓子を選んで買う。
店主の
心見葛葉には、殆どいない自分の本心を打ち明けられる相手として時々相談を持ち掛けている。最近の悩みは祓塚巫呼の事と風船を大量に買い求める男の事の2つ。
【特徴】
サラッとしたピンク色の長髪。風船型のヘアクリップを左側に2つ付けている。160センチの痩せ型。胸は平凡の域を超えないくらい。割と美人。
清楚なシャツワンピース系の服装が好み。色合いはブルー系統が多め。趣味らしい趣味を持てていないが作りたくないわけでは無く、人見知りや感情表現の下手さなどのマイナス面を吹き飛ばす程自分が夢中になれる何かを欲している。
【台詞】基本的にたどたどしい喋り方。心を許した相手には滑らかな喋り方。小さな子供相手にはたどたどしい・滑らかの中間くらいの喋り方。
「(おや。さっきの2人がコソコソ話していたのは『
便所を愛する全知の神』かな。私は遭遇した事はないけど、いつかこの目で拝んでみたいなあ)」
「(今日こそ祓塚さんときちんとお話するんだ!心見さんからのアドバイスを無駄にしない為にも!目を瞑って深呼吸深呼吸!)あ、あ、あの、あの、ふ…ふつ…祓塚さ……ってあれ?(ど、どこかへ行っちゃったああああ!!)」
『はい、どうぞ。そ、そうだ。この中から気に…気に入った風船をど、どれでも好きなだけ持って行っていいよ』←能力による甲高い声色。
「(待って、これは有料じゃ無いの。風船の手配りは私の都合でやってる事なの。早く誤解を解かないと)えっ。こ、これです、か?ひゃ、百個で……ガス代含めて……えっとえっと大体…2千円くらいするかな?……えっ?(お代!?ちょ、ちょっと待って!無料なんだって!早く伝え……い、行かないでえええ!!)」
「はあ。どうしたら祓塚さんに上手く話し掛けられるんでしょう心見さん。これだけ話したい欲求があるのに、少しも踏み出せない。人見知りな自分が嫌になってしまいます。この前なんか、例の男の人の誤解を解くどころか向こうから誘ってきて……ち、違います!恋人なんかじゃありません!もぅ!私は心見さん程恋バナに詳しくありません!」
【SS使用条件】
特になし