【名前】北十字軍鶏(きたじゅうじ しゃも)
【性別】女
【所属】科学
【能力】念動超人(スーパーマン)レベル4
【能力説明】
自分自身を対象に発生させる念動力。見た目の印象から肉体系の能力と誤解されがちだが、厳密には念動系能力に分類される。当初の能力名は自己操作(セルフオペレーション)だったが、気が付いたらこうなっていたらしい。
自分の動作・運動を念動力で矯正し、常に求められる最高のパフォーマンスを発揮し続ける事が可能。肉体の全体または任意の箇所に念動力を浸透させたり纏わせる事で、人体の限界を無視した身体能力を得る事が出来る。例としてはF1カー並みの速度での疾走、パイルバンカーに匹敵する威力の正拳、銃撃を物ともしない耐久性など。
念動力の操作出力は最大5t。この荷重制限内であれば自動車などの重量物を持ち上げたり、そのまま念動能力者らしく自身ごと宙に浮かべる事も可能。
【概要】
第七学区のお嬢様学校に通う女子高生。17歳。明知中等教育学院卒。
中学に入るまでは箸より重い物は持った事がないほどの箱入り娘で虫も殺さない温和な性格だったが、明知特有の『決闘』に触れた事で彼女の中の何かが弾けた。以来生粋の戦闘狂(バトルマニア)となり、同級生の江城椎野と張り合うように決闘に明け暮れる三年間を過ごす。決闘の戦績は非常に優秀で一部クラスに在籍し続けたが、反面学業の方が疎かになっており当初進学予定だったエリート校に落ち、親のコネと財力によって『札束さえ積めば誰でも入れる』と揶揄されるお嬢様学校に何とか滑り込んだ。
成績不振を心配する両親にこれ以上迷惑は掛けられないと入学当初は真面目に勉学に励もうとしたが、一度味わった闘いの高揚感が忘れられず、決闘制度のない女子校で暴れる訳にもいかないので休日の度にお忍びで不良の屯する路地裏に出向き、喧嘩を売ったり売られたりして窮屈な女子校でのストレスを発散していた。そうこうしている内に不良やスキルアウトなどのガラの悪い連中と親しくなり、素性不明の彼女を一部では『路地裏の拳姫』と呼んでファンクラブまで出来る始末。北十字としてもお嬢様学校の級友と過ごす上辺だけの薄っぺらい関係よりも、拳と拳で語り合う泥臭い付き合いの方に魅力を感じるようになっていった。
生粋の戦闘狂であり、売られた喧嘩は必ず買うのを信条としている。例え戦闘中に闘う理由がなくなったとしても、とりあえずどちらかが意識を失うまでは戦闘を続行する好戦馬鹿。逆に自分から喧嘩を売る事もあるが、相手が受けなければ無理に戦闘を始めたりはしない。拳を交わせば分かり合える、人類皆好敵手(ライバル)という彼女の思想は中学の時に偶然読んだ少年誌の漫画に感化されたものであり、その漫画の連載が終わっても週刊誌は読み続けている(変装してコンビニで立ち読み)。余程の強敵相手でない限り路地裏の喧嘩で後れを取る事はないが、何度かヤバくなった時もあり、その場合は能力をフルに使って逃走に専念する事でエロマンガ的展開を回避している。そうした事があって自然と相手の力量を推し量る嗅覚を身に付けており、無謀な闘いは挑まなくなった。彼女が売った喧嘩で一度だけ一撃でのされてしまった事があり、目が覚めるまで紳士的に介抱してくれた白ランの殿方を『根性の君』と呼んで再会を願っている。
今では戦闘狂の方が素の彼女だが、未だ親に対して後ろめたさがあり家族や級友の前ではお嬢様らしく振る舞うようにしている。そして路地裏の悪友たちには自分がお嬢様学校に通っている名家の令嬢である事を隠して接する今の関係を続けて行くつもりらしい。その中途半端な生き方の根底には、秘密がばれた時にこの心地良い関係も終わってしまうのではという恐怖が横たわっている。
【特徴】
スラリと背が高いモデル体型。筋肉も素人に毛が生えたレベルで、トップアスリートやプロの格闘家とは比べ物にならない。
普段は亜麻色の長髪を持つ品の良いお嬢様、路地裏の男漁り(ストリートファイト的な意味で)では髪をポニーテールにして野球帽を目深に被り、Tシャツにショートパンツというラフな格好。Cカップの胸にサラシを巻くと起伏が殆ど消失するため、鈍い奴からは男に間違われる事も。
【台詞】
人称は、お嬢様時が「私(わたくし)/貴方/あのお方」、拳姫時が「オレ/アンタ/アイツ」等。拳姫時は基本的に男勝りな口調だが、たまにうっかりお嬢様口調が飛び出す事があってその度にテンパっている。
「今度の週末、ですの? ええと、誠に申し訳ないのですが、実は先約がありまして。私そちらに顔を出さないといけませんの。はい、またお誘い下さいませ。それでは皆さん、御機嫌よう」
「ねェそこのお兄ィさんたち、暇ならオレと勝負しない? アンタたちそこまで歯応えなさそうだから、三人纏めて掛かって来てもイイよ。オレをノせたら、オレを好きにしてオッケーってコトで。用意はイイな? じゃよーいドン」
「今日も、アイツには会えなかったか……。忘れやしねェぞ、あの強烈な一撃。そしてオレを抱きしめたあの腕のぬくもり……。ハァ、愛しのあのお方は今いずこーーーって、何をポカンとしてんだオマエら。は、ハァ⁉ いいい言ってない言う訳ないだろこのオレがそんな台詞。オマエら全員漏れなく聞き間違えたんだ。そうだよな、なァ?」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2015年12月29日 22:54