【名前】 尼乃昂焚(あまの たかや)
【所属】魔術
【能力】
•擬神付喪神
神道におけるシャーマニズム、アニミズム、十字教の偶像崇拝の理論を利用し、モノに意志を与えることで疑似的な付喪神を生み出す魔術。
あくまで疑似的なものであり、モノに魂を宿すのではなく、「目的」と「目的を達成する為の行動プログラム」を植え付ける方式。
汎用性の高い魔術であり、人形や駆動鎧などの人型であるほど使いやすい。
しかし、AIを搭載した機械だとAIと魔術の意志の間に摩擦が生じてしまい、命令を無視されることが多い。また、生物にも使えない。
対象となる物に不可能な動きを命じることは出来ない。
一度、術式をかければ術者がモノに与えた魔力の分だけ動き続ける。機械の場合、魔力が切れても電気が供給される限りは動き続ける。
•強制翻訳(スペルトランスレイト)
インデックスが使う強制詠唱(スペルインターセプト)の亜流。
言語や文字を使用する魔術において、言語や文字を強制的に別の言語に変換することで魔術の性質を変化させ、使用者を混乱させる魔術。
術式の文化圏の変化による魔術の変質や崩壊を引き起こし、翻訳と再翻訳の繰り返しで相手の魔術を全くの別物に変えることが出来る。
しかし、天才と呼ばれる部類の魔術師であれば術式の文化圏が変化してもすぐに調整して合わせて来るため、無効化されることがある。
強制翻訳(スペルトランスレイト)は相手が使う魔術に関する知識を必要とし、使用者には幅広い魔術的知識を要求するため、 これを使いこなせるのは禁書目録ぐらいだとされている。
現に尼乃昂焚はこの術式を使いこなすことが出来ておらず、相手が使う魔術から基となった神話や伝承を推測し、 それらを魔術化するための詠唱を逆算するという荒技でクリアしているが、逆算の正答率はかなり低い。
本人も「この術式が役に立つことなんて、生涯で10回あるかどうか・・・・。」と思っており、あまり必要性を感じていない。
•霊装 都牟刈大刀(つむがりのたち)
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)の別名であり、それのレプリカ。
八岐大蛇の尾から取り出された伝説により、蛇の身体のようにしなる多節剣(蛇剣)であり、最長で30m近く伸びる。剣そのものより、剣を宿した八岐大蛇の特徴を抽出している。
七支刀、樹形図のような形で8つの頭を再現しており、枝のように別れた刀身それぞれが独立して触手のように動く。
本来の都牟狩大刀からかけ離れた形状の為、偶像崇拝の理論としては刀の伝承を利用した魔術を行使できないが、刀身が八岐大蛇を再現しているため、蛇に関する伝承を用いた魔術に特化している。
使用者の意思どおりに刃を自由自在に操ったりできるが、8本となるとさすがに人間一人では制御できないため、一部を自動制御にすることもできる。
蛇が雨や雷をもたらす天候神であることから、鞘から出された剣は常に水がしたたり、2億ボルトの電撃を纏っている。
普段は関節が縮小して、長さ1m50㎝近くの異形の剣として、トランクの中に収納されている。
【概要】
宗教学のために世界を旅する
日系魔術師。
「森羅万象の存在を認め、世界からそれを取り除くことは出来ない」をモットーとしており、科学側の学園都市に対しても友好的で自らの科学技術を躊躇いなく使い、魔術に科学的手法や理論を組み込んだりしている。
見た目通りのキレ者だが、超マイペースで天然気味。彼がキレ者なのか、そう見えるだけで本当はとんでもない愚か者なのかは人によって意見が別れる。いまいち掴みどころが分からず、周囲の評価は総じて「何がしたいのか分からない」「何をしでかすか分からない」
旅行とお土産配りが趣味であり、その趣味が高じて運び屋稼業モドキをしているが、業務は不定期で本人がやろうと思った時にだけやる超気まぐれ営業。
また、生粋のアニメ好きであり、超機動少女カナミンのグッズを買い漁っている。(海外にいるオタクの友人へのお土産も兼ねている)
日本における八百万の神の思想を「神様のインフレ」と考え、それを利用した日本の対魔術防衛圏の研究に携わっていた経験があるが、すぐに追い出された。
いつも所持している巨大なスーツケースの中には霊装や日用品、世界各地の神話や伝承を記した書物が詰まっているが、最近は電子化してノートパソコンに入れているため、それなりのスペースがあるらしい。
また、スーツケースは彼の魔術で常に付喪神と化しており、彼の呼びかけに応じて中身のアームが必要なものを自動的に取り出してくれる。
ちなみに、これは学園都市製の多機能スーツケースを買えなかった腹いせとして、魔術的に作ったらしい。
南米で出会った
ユマ・ヴェンチェス・バルムブロジオに好意を抱かれているが、本人は知らない。
また、無自覚なトラブルメーカーであり、
冠華霧壱や
藍崎多霧など、数多くの魔術師に命を狙われたり、付け狙われたりしているが本人は気付いていない。
【特徴】
20代後半の男性。鋭い眼をしており、切れ者の雰囲気を醸し出す。
髪は漆を塗ったかのような真っ黒(濡れ烏)であり、それなりに整えられている。
着こなしたグレーのスーツに横長い大きなトランクケースというサラリーマンみたいな格好をしている。
色んなものを鎖に繋げる癖があり、財布・カギ・小型の霊装などに繋がった鎖が腰からジャラジャラと出ている。
【セリフ】
特徴は無く、無駄にクールな口調で話すが、やや天然っぽいところがある。
「不完全な人間から、完全な宗教や神が生まれるわけない」
「聖書が正しくても、聖書で全てを表しきれるほど、世界は狭くない」
「ここには八百万の神がいる国だ。お前の信じる神がお前を見捨てても、ここにはお前を救う神がいるかもしれない。貧乏神とか、トイレの神様とか」
「
姫野七色のNew Singleも良い曲揃いだな。唯一の欠点は、100枚近く買ったのに限定ライブチケットが当たらなかったことだな。さて…このCDの山…どうしたものか…」
【SS使用条件】
どうぞご自由に。
最終更新:2018年03月22日 13:59