Infinityの世界では、175年先の未来、ばらばらの勢力に分かれた人間たちは入植を行ったヒューマン・スフィアとよばれる宇宙における人間の入植圏を舞台に抗争を繰り広げています。

 Infinityには7つのメイン・ファクション(勢力)とマーセナリーが存在します。人間の各ファクションは地球における文化的背景から生まれており、全てのファクションは有利な点と不利な点を各々持っています。

パン・オセアニア(Pan Oceania)
  ヒューマン・スフィアにおける2大勢力のひとつ。元はインドからオセアニアにかけての連合だったパン・オセアニアですが、とある事件をきっかけに崩壊した、欧米諸国も取り込んでいます。西洋思想やキリスト教が中心であるものの、ヒンドゥー教も内包しているなどの特徴があります。パン・オセアニアは強大な軍事力を保有しており、他勢力から”望むもの”を奪い取るために、その力を喜んで使います。

 ゲーム内では、パン・オセアニアは優れた射撃能力と力強いT.A.G.(ロボ)を持っています。ポイントコストは中程度で、他勢力に比べると接近戦能力および意志力において少し劣ります。
(接近戦能力低いと書きましたが、キリスト教組織内に、ナイトとかがいて接近戦特化のユニットもいます)

ユー・ジン(Yu Jing)
 ヒューマン・スフィアにおける2大勢力のひとつ。東アジアが中国の元に統合された勢力。中国文化を保有し続けている勢力であるといえます。ユー・ジンはパン・オセアニアとは違い、外交や綿密な計画を用いて、戦闘を避ける傾向があります。とはいえ、その軍隊は十分強力です。ユー・ジンもヒューマン・スフィアで筆頭勢力になることを画策しているようです。
(ちなみに、日本もユー・ジンの中にあり、独自の軍隊を持っています。いろいろいるよ!)

 ゲーム内では、ユー・ジンは圧倒的な接近戦能力と意志力に加え重装歩兵の量が特徴的です。射撃能力は中程度であり、接近戦への特化しているためポイントコストが高めですが、勢力全体ではバランスがとれています。他勢力に比べ、ユー・ジンは特に、彼らの戦闘スタイルがリスキーであるため、その力を完全に発揮するために、注意深い計画が必要になります。
(銃を持った相手に刀で挑むのは非常に危険だということだよ!)

ハクイスラム(Haqqislam)
 アラビア語で”新しいイスラム”を指す、ハクイスラム(ハキスラム)。ファーハド・カーディバー(Farhad Khadivar)という思想家によって作られた勢力。イスラム教の解釈において非常に革新的で、人間主義に重きを置く勢力です。人間主義の尊重の結果、優れた生物工学と環境工学を保有しており、他勢力に比べ生活の質は良いようです。一方で平和的なテクノロジーには優れるものの、戦争ではその力を発揮できず、ヒューマン・スフィアでの影響力も限定的です。とはいえ無力であるというわけではなく・・・
(バイオテクノロジーを駆使して超人兵を作ったりしているので、弱いわけじゃないよ!アサシン教団もいたりする。)

 ゲーム内では、ハクイスラムは高い意志力と数多くの特殊兵が特徴的です。すこしポイントコストが高めであり、数が少なめとなるため、どんな損害でも高コストとなってしまいます。射撃・接近戦能力も平均的なので、特殊兵の運用が戦いの中で非常に重要となります。
(軍医を半端ない数用意できるので、負傷者助けることが容易なので、しぶといファクションだと思います。重装歩兵も軍医になれちゃうファクション。)

ノーマッズ(Nomads)
 ヒューマン・スフィアの他勢力から距離を置き、独自路線を進む勢力、ノーマッズ(流浪者、遊牧民)。居住可能な3隻の超大型宇宙船を中心に活動しています。その構成員は理想主義者や犯罪者などのろくでなしが主であり、人間を行動を統治するものからは解き放たれています。他勢力の中で裏稼業に手を染めることも少なくないようです。O-12(Infinityにおける国連のようなもの)からは、信用されていないものの、コンバインド・アーミーの猛攻に対抗するためのかけがえのない存在になりつつあります。

 ゲーム内では、ノーマッズは平均的な能力で、有利な点もなければ不利な点もないのが特徴です。しかしながら、彼らのユニークな技術が、リモート(小型ロボ)、ハッキング、狙撃の分野において力を見せます。それにひきかえ、重装歩兵や医療、T.A.G.の分野において少し劣っています。

アリアドナ(Ariadna)
 ヒューマン・スフィアに入植した船から名前を取った勢力。その船と入植者達はワームホールを越え、”ドーン(Dawn)”と呼ばれる惑星に入植し、地球からの他の入植船を待っていましたが、ワームホールが崩壊してしまったため、他の人間達から孤立してしまいました。数十年後に再度発見されるまでに、入植者達は内戦を起こし、そのなかでコサック達(南ロシアの軍事共同体)が力を握っていきました。内戦のなかで、人々は屈強さを発揮したものの技術進歩が停止しました(というか退化してる)。再発見されたとき、資源が豊かでありながら、技術の乏しいこの惑星は拡大を図る他勢力、特にパン・オセアニアにとって、開拓(搾取)の理想的な対象となっています。その試みは失敗し続けているようですが。ヒューマン・スフィアでの地位を得るため彼らは喜んで交易を行いますが、獰猛に独立権を維持し続けています。
(コサック兵に加え、スコットランド風なハイランダーなどというやばいやつらがいます)

 ゲーム内では、アリアドナは身体能力に長けて、ポイントコストが安いものの、それ以外は平均的です。彼らの技術的劣勢は、カモフラージュや単純な武器(とはいえ危険な対装甲の)や、高機動性を駆使したゲリラ戦に特化することを強いています。
(Sfな感じの武器をあまり持たない彼らですが、彼らの武器/装甲の多くはハッキングや電子兵器で無効化されないため、その面で有利であるといえます。)

コンバインド・アーミー(Combined Army)
 超高度人工知能(EI)によって支配されている、エイリアン種族たちの混成軍。数年前にヒューマン・スフィアの人間達と接触し、宣戦布告を行った。今のところ、エイリアンたちの高度な技術により、人間達は彼らを追い払うことに失敗しており、彼らの影響は日に日に大きくなっています。

 ゲーム内では、コンバインド・アーミーは、他ファクションに比べ、優れた能力値を持っておりそれに伴い高ポイントコストとなっています。彼らの進んだ技術と独自な能力は戦闘で大きな利点となっています。かなり少ない数ながら、対峙にするには危険な相手だといえます。

アレフ(ALEPH)
 アレフはヒューマン・スフィア全体のデータ・ネットワークと技術システムを支配する人工知能です。アレフは人間の大きな仲間であり、それなくしては、社会・経済システムがいとも簡単に崩壊するでしょう。(主にノーマッズが考えるに)アレフは救世主なのかそれとも人間全体をコントロールしようとする人形使いなのかは議論の的です。争いに関して中立ではありますが、自らを守るときは、彼らの人造人間や高性能な機械が、アレフの調和を乱すものを罰します。

 ゲーム内では、アレフは平均的ですが、アレフに仕える人造人間達の支援の下、たくさんの戦闘マシーンを保有しています。アレフの兵は高価ですが、対戦相手を非常に惑わせます。
最終更新:2011年11月14日 19:29