ハァ ハァ
ハァ ハァ
薄暗い小屋の中。興奮で呼吸が荒くなっていることに気付きながらも、明は手にした書物を一心不乱に読み耽っていた。
自分で小説を書くくらいには文学少年である宮本明。だがこの本。
先ほど首をはねた吸血鬼が宝物のように大切に保管していたこの本。『聖杯戦争』についてまとめられているこの本の内容は実に荒唐無稽。
今迄の明どころか、まともな人間なら一笑に付した後ゴミ箱に一直線であろう。
実際、明もそうしようかと思った。しかし、彼岸島での常軌を逸した闘いを経て、非日常や超常現象に対して抵抗が無くなった彼はその内容を否定することができなくなっていた。
「吸血鬼、邪鬼…信じたくもねェ物をたくさん見てきたが……信じられねェ。」
赤い目の吸血鬼。吸血鬼が変化した醜悪な邪鬼。変異体「アマルガム」。
どいつもこいつも見た目は違う。美しい女の姿をしたものも居れば、グロテスクでビル一つを覆い尽くすような巨大な奴らもいる。
だが、人を襲うという一点に関して言えば、そいつらは共通していた。それに人間の敵であり、明の倒すべき敵であるということも。
だから、明は斬った。人を襲うそいつらを斬った。斬って、斬って。文字通り血路を切り開いてきたからこそ生き延び、今に至るのだ。
故に明自身、正常な感覚が失われていると自分でも思っていたが、この書物の内容を見て疑えるくらいには常識が残っていた。
「聖杯戦争…魔術師が過去の英霊を召喚し願望投影機を巡って戦う…
こんな非現実的な設定、小説のネタにすら考えつかねェよ。」
苦笑いしたまま首を振る。
いっぱしの小説を書くくらいには想像力豊かな方だと思っていたが、まだまだ底が浅かったようだ。
無論、信じられない気持ちでいっぱいだ。だが。
馬鹿じゃねえの。こんなもんは嘘っぱちだ―――口元まで出かかったそれらがどうにもこうにも出てこない。
期待という痰に引っかかってのどから出てこれないのだ。
ゴクリ、と唾を飲み込んでから「召喚」のページをもう一度開いた。
「…だけど吸血鬼が、雅の部下が持ってたんだ。信憑性はある。」
馬鹿そうじゃねえだろ。そこはありえねェって言う所だろ。
頭ではそう考えているが、心が。感情が。
否定する気持ちよりも、怖いもの見たさのような好奇心が。彼岸島で鍛えられた糞度胸が。彼の背中を押していた。
「試してみるか…」
―――――――――――――――――――――――
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
瞬間、今迄の人生で感じた事のない光量が明の両目に降りかかる。
「うおっ!!」
いきなりの出来事に顔を背けはしたものの、目は開いたまま、体勢は崩さぬまま。
だから明はいち早く捉える事ができた。おぼろげながら、影が見えてきていることを。
揺らめき、収まりつつある光の中に、無精髭を生やした和服の男が立っていることを。
「あ、アンタは…!?」
鍛えられた体躯に大きめの身長。平均よりも高いだろうが、大きすぎるほどではない。
むしろ明の目に留まったのは、袖をまくり返したところから見える剥き出た上腕筋。否、正確には上腕筋に付けられた刀創というべきだろう。
右腕にも、左腕にも。胸元にも。恐らくは服の下にも無数の刀創を携えているのであろう。
黒い髪の毛は、口元の髭と同じように無精に伸びていた。ざんばらなそれに手入れの後は見られず、頑強な体つきに、腰に携えるのは日本刀の大小。
時代錯誤ではあると思ったが、どこか野武士を彷彿とさせるような。そんな見た目であった。
「ふむ」
息一つ吐いた男と目が合った。ぎょろりと動く大きな目玉に見据えられた刹那、明の脳内に突儒としてイメージが浮かび上がる。
それは地平線まで続く吸血鬼の山でもあったし、視界を埋め尽くすほどの邪鬼でもあったし、斧神やまり子のような多くのアマルガムでもあったし、何人もの雅のようでもあった。
なんだ、これは。浮かび上がるイメージを振り払うかのように頭をぶんぶんと左右に動かしてみると、そこに居るのはやはり先ほどの男一人。
気のせいか――――そう思った刹那、暗闇に一刃の光が煌めいた。
「なっ!?」
何故?
誰??
刀!!
いきなり
当たれば死
混乱した思考のまま、首を切り落とさんとするそれをバックステップでかわす明。
続けざまに踏み込んだ男が袈裟がけに太刀を振るう。恐ろしく速い踏み込み。咄嗟に手にした丸太でいなすが、余りの威力にバランスを崩し、尻餅をつく。
立ち上がり受けようとするも三太刀目…真っ向唐竹割。
何の抵抗も無く正中線上を刃が通り抜けていく。嗚呼無残、哀れにも明の体は真っ二つになった――――――――
「ちくしょ…あれ?」
筈だった。
あの衝撃、苦痛は正に斬撃のそれ。にも関わらず、体には斬傷どころか出血一つ見られない。
信じられねェと、ぺたぺたと自分の正中線を手の平で確かめるが、自身の五体は一分前と何一つ変わりはなかった。
「ふふ…いや、天晴れ」
光が収まった時と何一つ変わらない様子、変わらない場所で男はクスリと笑った。
未だ状況の掴めない明に対し、男はぬけぬけと賞賛を放つ。
「いい反応だ。それに合戦慣れをしている。抜きしな頭を抑えられたことはあったが、いなし反撃しようとする者は初めて見たぞ。」
訝しみながら明は男をまじまじと観察した。
男が腰にする大小。抜いた形跡は見られない。
男の足元。小汚い部屋らしく、薄埃が舞っている。男が動いた跡一つ見当たらない
ここに来て明は、自分が何をされたのかようやく理解できた。
「…俺も色んなやつと戦ってきたけど、こんな形で不意打ちで浴びせられたのは初めてだったよ。
『エア斬撃』って…」
「すまぬな。隙だらけだったのをいいことに、つい…」
口ではああ言っているが反省しているとは到底思えない。だが、敵対するような意志も悪意も見られない。
やれやれ、とため息をついて腰を起こす明に、目の前の男は、はたと気づいたように、深々と頭を下げて、こういった。
「ああ、これは申し遅れた。
我はセイバーのサーヴァント。召喚に応じ参上仕った。」
セイバー?サーヴァント?聞いたことのあるような…
まさか。そう思い先ほどの本を手にとる。開いたのは何度も読み返し、読み後がついた召喚のページ。
そこにははっきりと「セイバー」「サーヴァント」と。この男が口にしたことと同じ事が書かれていた。
「…信じられねェこともあるもんだ。」
この本は本当だった。マジだった。
興奮とも驚愕とも言えぬ引きつった笑いを張り付かせる明に、セイバーは頭をちらりと上げながらこう付け加えた。
「本名―――――宮本武蔵と申します。どうかよろしくお願いします。」
たっぷり三秒ほど。衝撃に閉じられぬ口をなんとか動かして出た言葉は本日三度目の――――――――
「……信じられねェ」
―――――――――――――――――――
軽い情報交換を済ませ後、セイバーは明に話しかけた
「ふむ…マスター――」
「あ、明でいいよ。マスターなんてのはこそばゆいし、何より柄じゃねェ。」
若干赤くなりながら明は手を振る。
救世主なんて呼ばれちゃいるが、相手は最強宮本武蔵。
同じく剣に生きる者として天下一の大剣豪に主と呼ばれるのはなんというかこう――――恥ずかしい。
「承知。では明よ、お前は吸血鬼を根絶やしにするために聖杯を使うのだな?」
じっとこちらを見ながら問いかける武蔵。圧はないが、眼差しに戯れは見られず。
そういう目を向けられては、いつまでも照れてはいられない。しっかりと武蔵に向き直り、答えた。
「そうしてェのはやまやまだけどよ…俺は使うつもりはねェ。」
「何故だ?聖杯を手に入れ、願いを叶えたいがためにこの戦に参加したのではないのか?」
「吸血鬼は全員殺す。だけどよ、聖杯ってのはそんな都合のいいもんか?何より雅を殺せるのか?俺にはどうも信じられねェ。」
「雅。先程出てきた吸血鬼の首領か」
雅。吸血鬼の首領にして諸悪の根源。明の宿敵。
そいつを滅ぼすために本土に渡ったという話を武蔵に今さっき聞かせたところである。
当然、武蔵からすればそれが目的であると思っていたし、武蔵からしても、そやつは聖杯を使うことになんら問題のある相手とも思えない外道であった。
それ故、不思議であった。
「ああ。他の吸血鬼は死んでもあいつが死ぬとはなかなか思えねェ。そんな未知のもんに頼るくらいなら、俺がこの手で殺した方が確実だ。」
「わからぬ。では何故聖杯戦争に参加した?」
「聖杯をぶっ壊すためだ。
もともとこれは雅の部下の吸血鬼が持っていた情報。あくどい利用をされたら敵わねェからな。」
一もにもなく即答する。
目を見開くが、血迷った様子はない。
この男はサーヴァントにとってそれがどれほどの意味を持つか、理解したうえで即答しているのだ。
武蔵の髪がゆらりと逆立つ。
「…明」
ぐにゃぁ、と武蔵の輪郭が揺れた。
闘気ともオーラともつかぬ何かを放出し周囲の空間を歪めながら近づいてくる。
一流の武道家ですらびびって攻撃を仕掛けてしまいだが、それを明は冷や汗一つかかず。更には真正面から見据え、口を開いた。
「俺は問われたから答えた。次はあんたの番だ。」
ぴたり、と武蔵の脚が止まる。
それと同時に悪魔的なオーラもなりを潜め、再び窺うような、探るような視線に戻る
「応えてもらうぜ、セイバー。あんたは聖杯に何を望む?」
驚愕(おどろ)いた。こんな小僧が。こんなにもおれより弱いこの男が。こんなにも強い己に向って。
一切怖気づくことなく対等な立場で話をしようとしている。
これは持って生まれた素養というよりは、生きるか死ぬか。自分より強い相手に囲まれたうえで生き抜いてきた、そういう環境で育ってきた心胆から来るものだろう
(なんという。なんという豪胆さか。合戦慣れ―――――どころではない。
この男。俺の想像を遥かに超える死線をくぐってきている!!)
あっぱれ。そう心の中で呟いたのち、ふっ、と笑いを漏らした。
よくわからず目を細めるマスターに向い、セイバーは想いを告げた。
「受肉だ。」
「…受肉?」
明は首を捻る。
「うむ。
俺はな、出世したいのだ。
そもそもあれだ。出世するには何は無くとも、まず肉体(からだ)が必要だろう?」
「…あ、あぁ」
天を見て懐かしむ武蔵。思い描くは数多の民。絢爛な都。数々の将軍。
「過去立ち会うこと六十余度。小競り合いも含めれば百は下るまい。斬りも斬ったり。
斬りまくるにつれ、名が広まった。名が広まるにつれ、諸国大名が俺を欲しがり、召し抱える条件は高まっていった。
そうなれば、だ」
宮本武蔵の伝説。明ならずとも、剣に生きるもの・武に身を置くものならば誰しもが聞いたことがある。。
曰く、人斬り。曰く、生涯無敗。曰く、天下一。
そのどれもがたった一つの欲求。出世、有名になりたい。そんな欲求から来るものだとは。
「美しき娘も、
目も眩む黄金も、
呆れるような馳走も、
酒も、
どれも!!」
パン、と手を叩く。
「思いのままだ!!出世したいのだ!!」
「褒め称えられたいのだ!!
褒められて!褒められて!褒められて!
逃げも隠れも出来ぬ身となりたいのだ!」
俗物と言えば俗物。子供のようであると言えば子供のよう。
しかし明にはそれが悪いようには見えなかった。
分かりやすい欲望を堂々と掲げて話してくれる彼は、神格化された武人ではなく等身大の自分と同じ人間だ。
しかも彼岸島に居た連中のように歪んだ欲望ではなく、純粋無垢な欲から来るそれには微笑ましさすら覚える。
綺麗で、純粋で、子供のようで、最強の男。今迄の緊張もどこかに立ち消え、明も微笑みながらそれに答えた。
「――――――――なんだ。
なら、やっぱり聖杯はいらねえじゃねェか」
ふむ?と何かわからぬようにぎょろりと爬虫類的な瞳を覗かせる。
「自慢じゃねェけどよ、俺は本土だと救世主様って呼ばれてる。
何てことはねェ。溢れかえった吸血鬼をひたすら切って斬って斬りまくってるだけだ。
それでも救世主、らしいぜ。」
「ふむ。」
「あんたなら。俺より、雅より、誰より強いであろう、天下無双の宮本武蔵が吸血鬼を斬りまくったなら。
きっと褒め称えられる。
間違いなく崇め奉られちまう。
人間の所に行けば声をかけられまくって、道も歩けなくなるだろう。
もしかしたら、神様なんて呼ばれちまうかもな。」
「神様か…ふふ。」
「そういうのも、悪くはない」
にやりと笑うセイバー。
「なら、決まりだな。
目的は聖杯の破壊、できなきゃ脱出だ。やり方は悪どいマスターやサーヴァントを倒しながら、な。」
できれば人は斬りたくねェが、と呟きながら背を見せる明。
「構わん。追随する者が現れた場合は?」
ずい、と追随するように横に並ぶセイバー。
「目的が一緒なら構わねェさ。あんたはどうだ?」
「構わん。無理に助けはせんがな」
「構わねェよ。俺も無茶をする気はねェ。
じゃあ行くぜ、セイバー。」
何処へ?そう言いたげな武蔵に明は下へ続く階段を指さす。
階段の上には何やら、光る看板が掲げられていた。
「…?」
「ああ。地下鉄…って言ってもわからねェよな。乗ればわかるよ、乗れば。」
――――――――――――――――
ガタンゴトン。ガタンゴトン。
都民にとっては聞きなれた、しかし明にとっては涙が出るほど久しい音を発しながら、電車は線路を駆け抜ける。
懐かしい…以前都会に居た頃。今は少なくなった商店街メンバーに想いを馳せ、感傷に浸りながら窓の外を眺める明。
「…明」
くいくいと遠慮がちに袖を引っ張るセイバー。
リラックスした明とは対照的に、脚をそわそわさせ、うぶな乙女のように体を強張らせ、見た事もないくらいの冷や汗をかきながらセイバーはマスターに救いを求めた。
「明…!
こ、この『ちかてつ』とやらは。
もそっと。もそっとゆっくり、揺れずに走れんのか?!」
片手で明の袖をつかみながら、もう片方の手で男を抱え込む女のようにシートにしがみつきながら。
あまりにも必死なそれに、明は思わず吹き出してしまった。
「ハハハッ。」
「笑いごとではないッッッ!!」
「すまねェ。すまねェ。
いや、天下無双の宮本武蔵も地下鉄相手は分が悪ィか。」
【真名】
宮本武蔵@刃牙道
【ステータス】
筋力A+ 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運A 宝具A++
【属性】
混沌・中立
【クラス別スキル】
対魔力 B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗 B
魔獣・聖獣ランク以下なら乗りこなす事ができる
【固有スキル】
五輪:A+
後生まで伝わる磨き上げた心技体の証。
どのような状況でも十全に戦闘力を発揮でき、あらゆる精神干渉を無効化し、意識の先読みを可能とする。
二天一流:A+++
その道の流派を極めた証。
刀剣類を一つその手に装備するごとに筋力・敏捷に一段階ずつプラス補正がかかる。
完成間近であるため、これからの戦い次第でランクアップする可能性がある。
卑怯者:B
勝つためには手段を選ばない。
不意打ち、挑発、擬態、縛法。
やれることはなんでも行うし、その成功率を高くする。
空に描く剣(エア・スラッシュ):-
剣を極め、遂には剣を持たずとも動かずとも相手に意識させることが可能になったイメージマジックの境地。エア斬撃。
高ランクの精神干渉抵抗を持たぬものがこのスキルを受けた時、実際に切られたものと同等の衝撃・苦痛が相手に走る。
【宝具】
『武芸百般』
ランク:A++ 種別:対人 レンジ:1 最大捕捉:武器の届く範囲総て
手にしたものに「自分の宝具」として属性を与え扱う宝具能力。火器類を除き、尚且つ著名な武器であるならばそれをA++相当の武器として扱うことができる。
また、武器を一つ装備するたび筋力・敏捷にプラス補正がかかり、格闘ダメージがアップする。(最大二つまで)
今回の戦いではマスターである明が有用な武器だと思っている丸太にもこれが適用される。
『無刀至無手二つ』
ランク:A++ 種別:対人 レンジ:1 最大捕捉:手の届く範囲総て
己の手刀に実際の刀同様の殺傷力を持たせる武蔵の最終奥義。修行の果てに、姿そのままを刃と化させることに成功したイメージマジックの行き着く果て。
これを発動させれば無手のままでも武器を装備したものとみなせるようになり、尚且つ筋力・敏捷にプラス補正がかかる。
【Weapon】
国宝・國虎の大小
【サーヴァントとしての願い】
マスターと共に吸血鬼を斬りまくって有名になること。もしくは受肉。
【戦術・方針・運用法】
敵を見つけて戦う。
マスター・サーヴァント共に戦力が高く、過去多くの戦闘経験を持っている。そのためいざ戦いとなれば個人戦集団戦問わずどのような戦い方もできる。
反面、見えない位置からの魔術等にはあまり有効な手が無いので、そういう面に長けた仲間と組む必要がある。
武器を見つけて戦う。
銃火器類以外ならばなんでも使えてステータスが高まるため、武器があればあるほど汎用性が高くなる。
宝具『無刀至無手二つ』は発動すれば二天一流及び武芸百般の効果も重なり恐るべきステータスになるが、魔力消費が激しい。
魔力を抑えるという意味でも、汎用性を高めるという意味でも、多くの武器はあって損はない。
魔術に長けた者と良い武装を分けてくれるくれるもの。このような味方を見つけることができれば武蔵の死角は無くなるであろう。
【マスター】
宮本明@彼岸島
【マスターとしての願い】
脱出、もしくは聖杯の破壊。
余裕があれば武蔵に受肉させてもいい。
【weapon】
丸太 仕込み刀
【能力・技能】
彼岸島で数多くの常軌を逸した相手との戦いを生き抜いてきた明は、しぶとく勝ち抜く根性と、冷静な判断力に長けている。
また彼岸島での戦いで見せたように、
丸太を振り回す腕力、鉄を軽々と日本刀で断ち切る技術、ギロチンを振り回し竜巻を起こす、ロープを使ってビルとビルの間を渡り継ぐなど常人離れした身体能力を持つ。
【人物背景】
現代の人間。右腕は義手であり、中には鉈を思わせるような刀が仕込んである。
彼岸島での実質的なリーダーで、多くの戦いを勝ち抜いてきた。
本土ではその圧倒的な戦闘力から救世主と呼ばれている。
【方針】
あくどい参加者を退場させながら進む。脱出、もしくは聖杯の破壊を目的とするものなら仲間にして一緒に戦う。
最終更新:2015年12月08日 18:43