三人。
 その数字は、緒方智絵里という少女にとって大きな意味を持っている。

 例えば、核家族の世帯を構成する父親と母親と一人っ子。
 同じ構造を持つ緒方家であるならば、一人娘の智絵里は両親の愛情を一身に受けて健やかに成長するだろうというのが当然の発想である。
 しかし現実はままならないもので、両親共に社会人としての責務に多くの時間を割かざるを得なくなっていた。
 勿論、両親は仕事にかまけて智絵里を蔑ろにしたわけではない。時間の僅かな余裕を見つけては、一人娘に辛い思いをさせないようにコミュニケーションを心掛けていたつもりである。
 それでも、智絵里の飢えは取り除けない。
 智絵里とて多少なりとも成熟した人間であり、両親の事情に理解を示さず癇癪を起こすような我儘はしない。しかし、大人の理屈だけで自らの寂しさを受容出来るほど智絵里の精神性は強固に作られていない。
 頼れる他者に甘えることへの欲求を満足に発散出来ず、誰も待たない家で一人の時間を過ごす。その日常は、智絵里の心に巣食う孤独感を漸増させるに十分だった。

 そんな緒方智絵里が、なけなしの勇気を振り絞って新たな一歩を踏み出した。
 愛する両親の下を離れ、上京してアイドルデビュー。
 夢へと続く階段を登る過程では、智絵里の欲求を満たすパートナー達との出会いが待っていた。

 プロデュースの方針として智絵里に与えられたのは、三人組のアイドルユニットのメンバーとして活動する環境だった。
 智絵里以外の二人のメンバーのうち一人は、いざという時に周りを引っ張る頼もしい肝っ玉の持ち主だ。
 もう一人の少女の売りは、どんな時でも甘くて柔らかくて、包み込むような優しい人柄である。
 二人と触れ合う度に智絵里が認識する心地良いそれは、まるで父性と母性に近しい。
 あの殺風景な部屋の中で増幅された人恋しさが、アイドルの時間の中で溢れそうなほどに満たされる。
 だから、智絵里は願う。こんな日々が、ずっと続きますように。

 その願いは、少しずつ肥大化していく。

 たとえば、仕事で出演したバラエティ番組でいつものように三人で息の合った掛け合いに勤しむ時。
 たとえば、収録終了後に帰路に着く際、番組スタッフが会社の方針転換とかアイドル達への影響とか、そんな怪しげな噂を口にするのを立ち聞きしてしまった時。
 たとえば、番組出演の数日後に偉い人間から事業再編が指示され、(責任を持って守るという念押しの前の話として)智絵里の属するプロジェクトも解体の対象となるかもしれないとプロデューサーから聞かされた時。
 たとえば、最悪の可能性として想像したユニットの解散が実際には杞憂に終わり、またいつものように三人で……ではなく、スケジュールの些細な食い違いにより他の二人とは別の現場に一人で赴く時。
 たとえば、今回は無事で済んだものの、三人の繋がりなんて誰かの都合で簡単に崩れてしまってもおかしくないのかもしれないと理解してしまった時。

 自分以外の二人が齎す甘美な味を、誰にも脅かされることなく永遠に貪り続けられたらいいのに。
 そんな風に、緒方智絵里は切実なまでに「三人」に拘っていく。



○○○ ●●● ◎◎◎



 智絵里は、一人で過ごしていた。
 不可分と言ってもいいだろうと思われた二人が、今は智絵里の側に居ない。

「……きっと大丈夫だよ。もしかしたら二人に何かトラブルがあったのかもしれないけど、それでも待ってればちゃんと良い報告が来るはずだから」
「そうだよ、ちえりん。きっと『ごめんごめん、ちょっとネットカフェでゲームしてたらうっかり寝落ちしちゃってたよー』とか笑ってさ、ひょっこり出てくるって」

 正確には、どこか自信なさげな心情が見え隠れする言葉で智絵里を励ます少女が少なくとも二人いる。
 それでも、いつも通りの安心感を得られないという意味では、今の智絵里は間違いなく一人であった。
 だから、励ます二人に対しても萎びた返事しか出来ない。

「……そう、かな」

 昨日から、あの二人との連絡がつかなくなったのだという。
 プロデューサーも、寮生も、家族も、誰もが二人の行き先を掴めず、携帯電話で何度となく連絡を取ろうとしても悉く空振り。
 少なくとも割り振られた仕事を放り出さず成し遂げるだけの責任感を持つ人間だと皆が認識していたために、何も言わず消息を絶ったとなれば外的な要因だろうと考えるのは自然なことだった。

 当面の対応として、三人で担当する予定だった商品の告知の仕事には急遽別の人員を充てることとなった。勿論、プロデューサーは相手先に随分と頭を下げる羽目となったのだが。
 そして二人が見つからない以上、智絵里達三人で行うはずだった仕事の予定は大きく見直し。智絵里の精神面への配慮も含めれば、全件キャンセルも視野に入れているそうだ。
 仮にもプロのアイドルとしていかがなものかと言われそうな話だが、それが許されるほどに事態が異常であった。
 「行方不明」となった二人のために、警察への捜索依頼がされる程に。警察の出番などという最悪の可能性も考えなければならないような脅威が、皆の意識を怯えさせていた。

 この街では近頃、同一犯によると目される連続殺人事件が発生している。
 既に人数が二桁に達しようとしている被害者達には性別や職業などに共通性がまるで見当たらず、犯行時間も犯行場所もバラバラ。無差別殺人の可能性が高いという。
 ただ一つ共通しているのは、頸部にしろ腹部にしろ、被害者達が身体の一部分を欠損させていることだった。その傷跡に残る痛ましい火傷の跡は、まるで「至近距離から何かを爆発させた」かのような有様であるとのことだ。
 未だ犯人特定の目途が立たない状況で、人々の意識は警察の不甲斐なさへの怒りと、姿の見えない殺人犯への恐怖へと向けられる。
 そして、この恐慌的な状況をまるでドラマのように愉しむ不特定多数の輩が現れるのも悲しいかな普遍的な話であり、彼等は尤もらしい名前を持ち出して事態への警告……という名の無責任な扇情に没頭していた。
 そんな彼等の作り上げた一文は、まるでキャッチフレーズのように街中を行き交う人々の間に定着しつつある。

 人は言う。爆弾魔(ボマー)に気を付けろ、と。



○○○ ●●● ◎◎◎



 両親共に仕事の都合で出張中であるため、当分の間自宅は一人暮らし同然の環境となっている。これが、智絵里に用意された聖杯戦争における人物設定の一端である。
 しかし、今の智絵里は一人ではない。リビングに入れば、一人の男が我が物顔でソファに腰掛けている。

「よお、戻ったか。やっぱ仕事は中止か?」

 何食わぬ顔で声をかける彼は、聖杯戦争を生き抜くための智絵里の従者となった『暗殺者(アサシン)』だ。
 その態度に、智絵里は唇を噛む。全てを知っている癖に白々しい真似をする彼に対する感情の配分は、この時ばかりは怒りが大きかった。
 彼が行動を起こした結果、街では多くの生命が犠牲となり、二人のアイドルが「行方不明」となった。
 智絵里にとって全く望ましくない結果を招いたことを、彼は「必要なことだからな」と言ってのけて一切悪びれない。
 智絵里から向けられる悪感情など、アサシン――ゲンスルーという男にとってはそよ風も同然、いちいち動揺するに値しない。

「……何で、こんなことする必要があったんですか」
「ぁあ?」
「ぅっ……」

 現に、眼鏡越しの視線でほんの少し凄まれただけで智絵里の怒りはあっさりと萎んでしまう。
 小心者の少女と、大量殺人犯。精神面の格差は明確であり、会話の主導権をアサシン一人に握られるのもやむを得ないことだった。
 それでも、不出来な子供を諭すように、アサシンは智絵里に事情を説明する。

 アサシンの持つ宝具――本人曰く、念能力である――を滞りなく発動させるためには、人々の間に「爆弾魔の噂」が流れることが実質的な条件とも言えること。
 そのための準備として、ルーラーからの討伐令の対象とされるボーダーラインを越えない範囲を探りつつ、街で何人かを手に掛ける必要があったこと。
 またマスターである智絵里が余計な拘束時間を強いられるのは好ましくなく、フットワークを少しでも軽くさせておこうと考えたこと。
 その達成と、「爆弾魔の噂」の定着促進も兼ねて、智絵里の最も親しいアイドル二人には昨日を以て「行方不明」となって頂いたこと。

 一連の説明を聞き終えて、でも、と智絵里はどうにか声を絞り出す。
 何か理論的な反駁が思いついたわけでは無く、ただ気に入らないから反発したというだけだ。

「別に気に病む必要は無いだろ。あの二人だってただのNPCだ。生き残って元の世界に帰れば、お前はちゃんと本物のお友達に会えるんだぞ? 寿命も全う出来なかったオレからすりゃあ羨ましい限りだ」
「そういう問題じゃ、ないです……!」
「人を殺すのは嫌だ……って話のことなら、まあもう言わなくてもわかるよな」
「そうだぞ智絵里ちゃん。世の中は戦わなければ生き残れないんだぜ」
「ヘイヘイヘイヘイ、覚悟決めちゃいな覚悟をよ~?」
「ひっ!?」

 男が新たに二人、何の前触れも無く智絵里の左右に現れては無遠慮に寄りかかってくる。
 アサシンを含めて、殺人者が合計三人。大きく且つ引き締まっている体躯は、智絵里に威圧感を与えるには十分。
 彼等は智絵里が他者との間に保ちたい距離感など構わず、げらげらと笑いながら心の中に土足で踏み込む。悪人という点を差し引いても、揃いも揃って智絵里の苦手とするタイプの人間だ。
 呼吸にすら気を遣うような、かつてない程の居心地の悪さ。
 じわじわと智絵里の心を憔悴させ得る状況で、更にアサシンの言葉が智絵里の逃げ場を潰していく。

「覚えてるか? オレが単独行動スキルってやつを持っていることを。オレからすれば、別にお前を切り捨てて他のマスターを探すのだって選択肢の一つとして考えられる立場だ。それでもお前と一緒にいるのは、結局リスクの方が大きすぎるからだな」
「対してお前はと言えば、マスターとしてのセールスポイントと呼べる物が、ゼロだ。魔力も無ければ武術の心得も無い。はっきり言えば、ただのカモだ。マスターを失い、誰でもいいから再契約しないと消滅してしまうってサーヴァントでもない限り、わざわざお前と組むメリットは皆無だ」
「そんなお前でも、オレならちゃんと合わせてやれる。まあ、オレの方策がメインではあるがな。そういう意味では、お前はオレと組めるだけ幸運だ」
「……お前がオレを切り捨てるのは、その瞬間にお前がオレ以外の全員から『見捨てられる』ってのと同じ話だ。あとは、オレが何を言いたいか、分かるよな?」

 見捨てられる。
 その簡素なフレーズに、智絵里は息を呑む。孤独感というウィークポイントを、アサシンは容赦無く抉る。
 ついに言葉に窮する智絵里を、二人の男がにやにやと見下ろす。

「二人のお友達を亡くした時、嫌だと思ったろ?」

 そんな智絵里へと次に語りかけるアサシンの口調は、今までよりほんの、ほんの少しだけ柔らかくなっている……ような気がした。

「三人で一緒に生きていけなくなるってのが辛いってのはオレにも分かる。まあ今回死んだのは偽物なわけだが、それでも練習にはなっただろ」
「……何であれ、死にたくない理由なんか『仲間といたい』でも別に十分だ。別にお前に何かデカいことを期待しようなんてオレも考えちゃいないが、それにしたって自分の願いくらいは固めておいてくれないとパートナーとしては不安なんでな」

 願い。少なくとも、智絵里には奇跡の結晶とも言うべき聖杯に託す程の願いを持ち合わせていない。
 ただ、この苦痛ばかりの時間を早く終わらせたいだけと思うだけだ。
 帰りたい。だって、人を殺すべきとされる環境が怖いから――違う。
 だって、戦争なんかアイドルとしてするべき行いではないから――これも、違う。
 だって、



 ――だって、綺麗に満たされないから。



 一人じゃ駄目。足りない。寂しい。
 二人でも駄目。まだ足りない。息苦しい。
 四人も駄目。多すぎる。喧しい。

 「三人」が良い。「三人」じゃなきゃ、嫌だ。
 至福の環境であると確信できるのは、寂寥感を残さず拭い去ってくれるのは、緒方智絵里が「三人」の中にいる時だけだ。
 「三人」でいたい。智絵里の願いなんてただそれだけだ。
 何者にも脅かされない、絶対的なまでの幸福感を達成するための、永遠の「三人」を。

「――私から、『三人』を奪わないで」

 限界を超えて零れた願いは、アサシンに聞き届けられてしまった。

「心配するなって。オレは、お前を見捨てない。三人で生きたい者同士、仲良くやっていこうじゃないか。よろしく頼むぜ、マスターさんよ」



「……………って言っても、オレから見れば今の状況は『三人と、他の一人』だけどな」



【クラス】
アサシン

【真名】
ゲンスルー@HUNTER×HUNTER

【パラメーター】
筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具D+

【属性】
混沌・悪

【クラス別スキル】
  • 気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を絶つ。ある程度の隠密行動に適している。
他者から自身がサーヴァントであると察知されにくくなる。
たとえ実体化していても、能力を行使しない限りはただのNPCと認識される確率が高い。

【保有スキル】
  • 念能力者:B
オーラ、即ち生命エネルギーを使いこなした戦闘技術。
自身の持つ魔力を転用することで様々な効果を発生させる(肉体強化、気配遮断効果の補強等)。
このスキルにより、後述する宝具も発動可能となっている。

  • 情報抹消:C-
対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から、能力、真名、外見特徴などの情報が消失する。
例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。
大量殺人犯としての素性を長期間に渡って秘匿していた経歴から付与されたスキル。
ただし例外として、『命の音』による爆弾を起動させられた者はそれ以降常に「戦闘継続中」と見なされるため、情報抹消が有効とならない。

  • 単独行動:D
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。
潜入していた集団から離脱した後も暫く逃亡生活を続けた経歴から付与されたスキル。

【宝具】
  • 『一握りの火薬(リトルフラワー)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人
アサシンの持つ念能力の一つ。変化系能力。
手で掴んだものを爆破することが出来る。ある程度の殺傷能力がある。
念による防御効果が無ければ、爆風でアサシン自身もダメージを負うこととなる。
そのため(全身にガソリンを浴びる等)防御が意味を成さない状況での使用は危険極まる。

  • 『命の音(カウントダウン)』
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人
アサシンの持つ念能力の一つ。具現化・操作・放出系の複合能力。
相手の体に念能力で作った爆弾を取り付ける能力。
 ①相手の体に触れながら「ボマー」と言う。
 ②『命の音』の能力の説明及び解除方法、加えて他三種の宝具の存在をアサシン自身が口頭で相手に伝える。
この二つの条件をクリアした時点で、触れた場所に爆弾が出現し作動する。
①と②の条件の順序は問わない。また長期間間隔を空けても条件は成立する。
爆弾はタイマー式で6000回カウントすると爆発する。ただし時間ではなく、対象者の心拍数をカウントしている。
爆弾の解除方法はアサシンの体に触れながら「ボマー捕まえた」と言うこと。これが達成されない限り、たとえアサシンが消滅しても爆弾自体は残り続ける。
この爆弾の威力は『一握りの火薬』の約10倍。余程の理由が無い限り、サーヴァントでさえ即死しかねない。
一度に多数の爆弾を設置・発動させることが可能。魔力消費の発生は爆弾が実体化している間のみであり、威力の割に負担は少量。

  • 『宝島の秘術(スペルカード)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人
仮想空間を舞台としたSLG「グリード・アイランド」内のアイテムであるスペルカード一式(及び専用のバインダー等の付随品)。
一種類につき一枚の全四十五枚セット。消費型なので一度使ったカードは二度と使えない。
聖杯戦争におけるアイテムとして再現される上で、効果がある程度拡大解釈されている。
(「カード」を対象とした呪文は「カード」の形状の物全てに対して有効である、防御呪文は低ランクの対魔力として機能する等)
ただし解釈の結果、何の効果も為さなくなったカードもある。また聖杯戦争自体からの脱出が目的となる「離脱(リーブ)」は絶対に機能しない。

  • 『三人の絆(リリーストリガー)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:2人
生前のアサシンにとっての無二の仲間であるサブとバラを召喚する。
パラメーターはアサシンよりやや低く、また唯一のスキルとしてCランクの「念能力者」を保有している。
アサシンが二名と共に親指を合わせて「解放(リリース)」と言うと、カウントに関係なくその場で『命の音』で設置された全ての爆弾が起爆する。
(なお『命の音』の発動に関わる能力説明の際、「解放」が即時起爆を表していることまで明かす必要は無い)
そこそこの戦闘能力に切り札発動の手掛かりなど多少の有用性があるが、それらの要素が無くてもアサシンにとって最も重要な宝具である。

【weapon】
上記宝具

【人物背景】
ゲンスルーという人間には二つの側面がある。
一つは、グリード・アイランドのプレイヤー達を震撼させた連続殺人鬼・爆弾魔(ボマー)。
もう一つは、時には自身の安全以上に別の二人を案ずるような、単なる仲間思いの男である。

【サーヴァントとしての願い】
三人で、また面白おかしく生きたい。



【マスター】
緒方智絵里@アイドルマスターシンデレラガールズ

【マスターとしての願い】
三人で、ずっと幸せに生きたい。

【能力・技能】
歌やダンスが出来るが、今でもプレッシャーには弱い。

【weapon】
特に無し。

【人物背景】
引っ込み思案で繊細な性格のアイドル。
少し前から、三人組ユニットでの活動を始めることになった。

【方針】
私に何が出来るのか分からない。アサシンに任せるしかない。
平気で人を殺すアサシンは怖いけど、誰からも見捨てられるのがもっと怖い。
大切な三人のいる日々に帰れるなら、もう何だって良い。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2015年12月21日 22:29