【クラス】
ランサー
【真名】
アレクサンドル・ラスコーリニコフ@Zero Infinity -Devil of Maxwell-
【ステータス】
筋力D 耐久D 敏捷E 魔力E 幸運C 宝具A
【属性】
秩序・善
【クラススキル】
対魔力:E(C)
魔術に対する守り。
宝具発動時にはランクが()内のものに修正される。
【保有スキル】
刻鋼人機:A
心臓に刻鋼式心装永久機関を移植され人間からサイボーグに生まれ変わった存在。Aランクならば己が陰我を見つめ形とする影装段階に達している。
心装永久機関とは使用者の精神力によって無限の力を発生させる機関であり、その戦闘力は精神力の多寡によって決定される。
肉体を損傷した場合は自動的に修復機能が働くために心臓の機関さえ無事ならば非常に効率良く短時間での再生が可能となっている。逆に言えば心臓を破壊されれば普通に死ぬ。
また、武装を展開しない通常時においては優れた隠密性を発揮するため、サーヴァントとしての気配を探知されにくくなる。
直感:B(A++)
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
ランサーのそれは積み重ねた経験によるものだが、宝具発動時にはその固有能力によりランクが()内のものに修正される。
勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
信仰の加護:-
かつて敬虔なる神の使徒であったランサーはその教えを捨て去り、然る後に得た歯車としての信仰さえも既に薄らいでいる。
彼はどこまでも軍人であるが、同時に他者の救いを聞き逃さんとする只人でもある。
【宝具】
『輝装・絶戒鉄槌(アブソリュート・ジャッジメント)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1
筋力C+ 耐久C 敏捷C 魔力B
手甲と具足型の鋼を纏い、身体能力を強化する輝装。
その能力は超音波反響。エコーにより周囲のあらゆる情報を音を基点に観測・把握すると同時に、拳からは強烈な振動波を伴った攻撃を打撃と共に送り込む。
ランサーの「命令という絶対的な方向性を完遂する」という秩序に殉じる生き様が体現したのがこの輝装。
音に対する異様なまでの超反応は「助けを求める者の声を聞き逃したくない」といった彼の深層心理も影響している。
『影装・絶戒刑刀(アブソリュート・パニッシュメント)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100
筋力A+ 耐久B 敏捷C+ 魔力A
手足のみならず肩や胸部までを覆い隠すように刻鋼が展開され、より威圧的な外見に変貌した姿は、さながら中世の重装騎兵を連想させる。
その能力は広範囲の振動結界。上述の輝装段階においては接触対象にしか振動を送り込めなかったが、この影装においては遠隔まで振動波を送ることが可能となる。
また同時に周辺の情報全てを反響音から知覚する超高性能な生体レーダーとしての機能を獲得しているため、索敵範囲外からの奇襲にも余裕を持って対応できるようになっている。
この状態のランサーには近接することも難しく、生半可な攻撃は振動結界に阻まれてしまうため、攻防一体の能力とも言える。
欠点は無差別な範囲攻撃であるため、味方すら巻き込みかねないということ。マスターが近くにいる状態ではとてもじゃないが発動できない。したらマスターが死ぬ。
ランサーの「宗教の戒律を捨て、軍の規律に乗り換えただけ」という自己への不信。
「憎むということは、まだ信じていることの裏返し。本当は救いたい、変えるべきは自分だ」という真実との葛藤により発現したのがこの影装。
影装がこういった振動兵器として発現した理由は、「激痛を生む過去から、周囲へ慟哭を振りまいている」という想いを体現しているから。
【weapon】
刻鋼人機としての拳、及び展開される鋼。
【人物背景】
時計機構に属する戦士にして、戦闘実行部隊ギアーズの隊長。第2次大戦中、たった独りで戦局を覆した”英雄”として知る者には知られているが、自身は頑なに英雄的な存在を否定するという矛盾した現実主義者でもある。
神や英雄といった愚想では誰も救えず、故に現実的な国家や組織の歯車となって人々を救おうとした孤独な求道者。
誰かの涙を嫌ったがために奔走し、そして救えぬ者の呪詛を一身に背負った不器用なおっさん。
マレーネルートの時系列から参戦。
【サーヴァントとしての願い】
人類種の幸福を求める。
しかし、軍人としてではなくアレクサンドル個人の願いを言うならば……
―――救いを求める声に、ただこの手を伸ばしたい。
今度こそ、幻想(かみ)や現実(ちから)などという題目に依らず、自らの意思で。
最終更新:2016年01月01日 18:05