江沢民(ジアンズォーミン)とは中国の政治家


[国際]江氏を胡氏より先に紹介 新華社、共産党の序列判明(2013/05/03)

 2日の新華社電は、中国共産党政治局員を務めた倪志福氏(79)の死亡記事で、死去後に哀悼の意を伝えたりした党幹部らの名前を、習近平党総書記=国家主席=(59)ら7人の政治局常務委員に続き、江沢民元総書記(86)、胡錦濤前総書記(70)の順番で報じた。

 1月の新華社電は胡氏をトップ、習氏を2番目に紹介し、他の最高指導部メンバーの後で、江氏を12番目に紹介した。指導者が交代した3月の全国人民代表大会(全人代=国会)を経て、事実上の序列が決定し、江氏が胡氏よりも上に位置付けられたことが判明した。

『江沢民選集』第3巻の外国語版が刊行(人民日報)(2013/02/04)

 『江沢民選集』第3巻の英語版、フランス語版、ロシア語版、スペイン語版、日本語版がこのほど外文出版社から刊行された。重要思想「3つの代表」の初提起から中央指導部を離れるまでの重要な論述を含む、2000年2月25日から2004年9月20日までの江沢民氏の重要な著作を収めている。

 『江沢民選集』第1-3巻(中共中央文献編集委員会編集)は2006年8月に人民出版社から刊行され、中共中央翻訳編集局が英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、日本語に翻訳した。外国語版は第1巻が2010年2月に、第2巻が2012年2月に刊行された。(編集NA)

[国際]指導者序列は、胡、習、江氏の順 臆測呼ぶ人民日報記事(2012/11/28)

 【北京=矢板明夫】28日付の中国共産党機関紙、人民日報が長老の葬儀に関する記事の中で、指導者の名前を胡錦濤国家主席、習近平総書記、江沢民前国家主席の順で報じたことが注目されている。

 官製メディアは影響力の順に指導者を紹介するのが通例。現時点では、胡氏の政治力が習氏を上回っている可能性をうかがわせる。

 同紙は政策助言機関、全国政治協商会議副主席などを歴任した丁光訓氏(97)の葬儀を伝える記事を掲載し、「胡氏、習氏、江氏がさまざまな形で慰問、または哀悼の意を表した」などと報じた。

 党最高指導部である政治局常務委員会(定員7人)の序列では、習氏が一番だが、元指導者が登場する場合は紹介される順番で党内における影響力を判断できるとされている。最高実力者だったトウ(=登におおざと)小平氏は引退後も一番先に紹介されていた。

 胡氏が来年の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)まで国家主席の地位にあることが要因の一つともみられるが、李先念氏、楊尚昆氏らは現役の国家主席だったときでも党内の序列が低く、党内の実力者の後塵(こうじん)を拝していた。李氏は7番目に紹介されたこともあった。

 来年3月の全人代で胡氏は国家主席の座も習氏に譲り渡し完全引退する。その後は習氏との順番が入れ替わるとみられる。ただ、胡氏と江氏の紹介順がどうなるかで胡氏の引退後の影響力を測ることができそうだ。

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最終更新:2013年05月21日 16:59