アクラムジョン・ヨルドシェフは、ウズベキスタンで活動する、アクラミヤの指導者。


<ウズベキスタン>暴動について、イスラム解放党党員に聞く(2005/05/23)

 【カラス(キルギス南部)大木俊治】ウズベキスタン東部アンディジャンの暴動について、非合法イスラム原理主義組織「ヒズブアッタハリル(イスラム解放党)」の党員が23日までに毎日新聞の取材に応じ、同党を脱退したメンバーによる急進的な分派組織「アクラミヤ」が13日の暴動当日、集会に参加していたと証言した。ウズベク政府は、アクラミヤが暴動を扇動したと指弾してきた。

 この党員はカラス(キルギス側)に住む商人、アユプ・マシュラポフ氏(31)。同氏が所持していたイスラム解放党の文書によると、13日の州庁舎前広場での集会に参加した約5万人の市民の中に、アクラミヤのメンバーらが、逮捕・収監されている同組織の指導者アクラムジョン・ヨルドシェフ氏ら仲間の釈放を求めて参加した。

 マシュラポフ氏によると、アクラミヤが今回のデモに関与したことで、カリモフ政権が主張する「イスラム過激派の陰謀説」に利用される形となったという。

 一方、イスラム解放党は、キルギスで民衆がアカエフ政権を転覆したことから、ウズベクでも同様の民衆革命を起こすことを内部で検討したが、最終的には従来の方針通り武装闘争の否定を確認。「今回の暴動には関与していない」と強調した。

 アクラミヤの指導者、アクラムジョン氏はウズベク東部アンディジャン出身の数学教師だったが、92年にイスラム原理主義を説く小冊子を発表して信望を集め、その支持者らがアクラミヤと呼ばれた。(毎日新聞) - 5月23日19時22分更新

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最終更新:2013年05月19日 09:23