バル・タッケライとは、インドのヒンズー教至上政党シブ・セナの創設者。2012/11/17死去。


FBでインド政党批判、「いいね!」の友人逮捕(2012/11/30)

 【ニューデリー=田原徳容】インド・ムンバイで、インターネットの交流サイト「フェイスブック」で過激なヒンズー至上主義政党に批判的なコメントをした女性と、賛同して「いいね!」をクリックした友人の女性が11月、情報技術法違反容疑で警察に逮捕された。

 2人は即日釈放されたが、警察の対応に批判が殺到。政府も法解釈に誤りがなかったか調査を始めた。

 女性は、11月17日に86歳で死去したヒンズー至上主義政党「シブ・セナ」創設者バル・タッケライ氏の葬儀(18日)で、多くの店が閉店したことを「弔意ではなく、混乱の不安から」とフェイスブックに書いた。

 同党支持者らの怒りを恐れた警察は、「誤った情報を流した」などとして女性らを19日に逮捕したが、インド・メディアは、「不当逮捕」「言論弾圧」などと警察を批判。警察は釈放後、27日に捜査官2人を停職にしたが騒ぎは収まらず、市民が最高裁に警察の職権乱用を訴えたり、法曹関係者らが法改正を求めたりする事態となっている。

ヒトラー礼賛…ヒンズー政党創設者が死去(2012/11/18)

 【バンコク=田原徳容】インドのヒンズー至上主義政党「シブ・セナ」創設者で、イスラム教徒の徹底排除を訴えてきたバル・タッケライ氏が17日、商都ムンバイで死去した。86歳だった。

 タッケライ氏は1966年に同党を設立。ヒトラーを礼賛するなど過激な極右思想で知られた。92年末にムンバイで1000人以上が死亡したとされるヒンズー、イスラム両教徒間の抗争を扇動したと批判されてきた。

関連項目
名前:
コメント:
最終更新:2013年05月19日 07:32