インドとは南アジアの国である。
インドでモディ政権発足へ 「正義に対する責任を示せ」(米紙) (2014/05/26 産経)
インド総選挙は16日の開票の結果、最大野党・
インド人民党(BJP)が最大与党・国民会議派に圧勝、10年ぶりに政権を奪還した。BJPのナレンドラ・モディ氏(63)が26日に新首相に就任予定
印、新型長距離弾道ミサイル開発中 研究所長「設計図は完成」(2013/02/09)
【ニューデリー=岩田智雄】インドのPTI通信によると、インドのミサイル開発を行う防衛研究開発機構のサラスワット所長は8日、南部バンガロールで記者団に対し、多弾頭の新型長距離弾道ミサイル「アグニ6」を開発中であると明らかにした。所長は、「設計図は完成した。現在、機械設備の具現段階にある」と述べた。
複数の小型核弾頭を小さいロケットのようなものに搭載し、次々にミサイル本体から分離させることで複数の目標への同時攻撃を可能にするMIRV能力を持つという。実際に発射した場合、攻撃力が増すことに加え、迎撃も難しくなる。
インド、多弾頭核ミサイルを開発…中国をけん制(2013/02/08)
【ニューデリー=田原徳容】インド国防省は8日、複数の核弾頭搭載が可能な新型長距離弾道ミサイル「アグニ6」を開発し、製造段階にあることを明らかにした。
昨年4月に発射に成功した「アグニ5」の威力を大幅に強化したもので、潜在的脅威とみなす中国の軍備拡張に対抗する姿勢を改めて示した。
同省の防衛研究開発機関関係者などによると、多弾頭ミサイルとなるアグニ6の射程は、約5000キロ・メートルとされたアグニ5よりも延長され、すでに射程に収められていた中国全土は周辺海域も含めて完全に入ることになる。
【インド】会議派、同盟政党との関係修復へ(2009/05/15)
15日付のタイムズ・オブ・インディア紙(10面)によると、ソニア・ガンディー国民会議派党首は、統一進歩連合(UPA)で同盟を組んでいた民族ジャナタ・ダル(RJD、民族人民党)のラルー・プラサド・ヤダブ党首と公民の力党(LJP)の、ラム・ビラス・パスワン党首と会談した。下院選挙後の政権組閣について話をしたと見られている。
ラルーは現UPA政権の鉄道相、パスワンは鉄鋼相だが、会議派は、選挙戦で両者の地盤であるビハール州のほぼ全選挙区に自党の候補者を擁立し、両者との関係が悪化していた。
ソニアは民族主義会議派(NCP)のシャラッド・パワール党首にも電話をかけ、投票結果判明後の政権組閣について協力を要請したもようだ。
(中略)ディグビジャイ・シン会議派中央幹事長は14日、記者団の質問に答え、「コミュナル(特定集団・宗教)政党はBJPと
シブ・セナだけだ。憎悪とコミュナリズムを広げようとしている政党とは関係を持ちたくない」と述べ、タミルナド州のAIADMKとの同盟については、「AIADMKはコミュナル政党ではない」と述べた。
インド、第3政治勢力旗揚げ:BSPも参加へ(2009/03/13 インド新聞)
(前略)UP州首相のマヤワティ氏(BSP党党首)は12日、バンガロール近郊のドベスペットで開かれる第3政治勢力の結成総会に代表者を送ることを決定した。
第3政治勢力には、CPI(M)などの左翼政党、カルナタカ州のジャナタ・ダル(S)党、前AP州首相、チャンドラバブ・ナイドゥのテルグ・デサム党、テランガナ独立を目指すTRS党、タミルナド州の前州首相、ジャヤラリタ女史率いるAIADMK党の参加が決まっている。
JDS党のデーヴ・ゴウダ元インド首相がザ・ヒンドゥ紙記者に語ったところによると、マヤワティは同党のサティシュ・ミシュラ下院議員を結成総会に送ることを同意したという。また、BJPと袂を分ったオリッサ州のBJD党が、第3政冶勢力に参加することも明らかにした。しかし、BJDは、オリッサの政治情勢のため今回、総会に出席はできないという。同氏はインドの政治情勢は"流動的"と述べた。
CPI(M)のカラット書記長、CPIのバルダーン書記長、テルグ・デサム党のチャンドラバブ・ナイドゥ党首、TRS党のチャンドラセーカル・ラオ党首の設立総会出席が決まっている。AIADMK党からはジャラリタ幹事長の代わりに副党首のマイテレヤン上院議員が出席する。
「女性飲酒は文化に反する」 ヒンズー過激派がパブ襲撃(2009/02/02)
【ニューデリー=田北真樹子】インド南部カルナタカ州で1月下旬、ヒンズー過激派団体のメンバーとされるグループが「女性の飲酒行為などはインド文化に反する」として、パブを襲撃した事件をきっかけに、女性の飲酒やパブの是非をめぐって議論が起こっている。背景には宗教と政治が複雑にからんでおり、経済成長による急速な都市化に戸惑うインドの姿を改めて浮かび上がらせている。
事件は1月24日、「インドのシリコンバレー」として有名なバンガロールから西へ約300キロ離れた、アラビア海沿いにあるマンガロールの中心街で起きた。パブ「アムネシア」に十数人の男が現れ、店内にいた女性客らを引きずり出すなどの暴行を加えた。
犯行の動機について犯人グループは「パブで女性が飲酒したり、男性と踊ってわいせつな行為に興じたりしている」と主張し、自らを“インド文化の保護者”として事件を正当化した。
国内メディアは、女性への暴力と、暴力で伝統的価値観を押しつけようとする行為を一斉に非難したが、タイムズ・オブ・インディア紙は今回の事件について、「伝統を捨てて都市化するインドと、保守的な精神の拠りどころに執着するインド」という「2つのインド」が浮かび上がったと指摘する。
欧米文化が当然のように身近に存在するニューデリーやムンバイの大都市では、「女性がパブで飲酒して何が悪いのか」(ニューデリー在住の30代女性会社員)といった意見は多い。
しかし、ヒンズー至上主義団体を支持母体にもつ最大野党、
インド人民党(BJP)からは「パブはインド文化ではない」として、男性と同じ場所で女性が飲酒することや踊ることを批判する声も上がる。都市化とパブ文化の浸透によって女性の飲酒が進み、「良き母として家庭を守る」という保守的な道徳観が薄れるという考えが根強いのだ。
カルナタカ州は、このBJPが州政権を握る。バンガロールのような国際都市を抱える一方で、これまでも「ヒンズー・ナショナリズム」を背景とした暴力事件が起こっている。
マンガロールはヒンズー教徒が7割を占めるとされるが、他宗教と共存してきた。しかしヒンズー至上主義グループ、民族義勇団(RSS)が60年以上前から活動している土地柄で、RSSは、州政権を握るBJPの支持母体でもあるため、州政府はこうしたヒンズー至上主義団体の過激な行動に厳しく対応できないとみられている。
今回の事件でも、州当局は犯人グループが所属するとされる「
スリラーマ・セナ」(SRS)の代表の逮捕に躊躇(ちゅうちょ)した経緯がある。SRSを非合法化すべきだとの声にも、同州のイエドラッパ首相は消極的な姿勢を示したほか、「パブ文化はこれ以上、広がるべきではない」と述べるなどSRSに理解を示す発言さえしている。
一方、今回の事件について中央政府のレヌカ・チョードリー女性・児童担当相は、女性の権利を認めないイスラム原理主義勢力
タリバンを引き合いに、「インドのタリバン化だ」と強く非難している。とはいっても、「女性は男性のように飲酒できる権利をもつ」と声高に主張する公人はいないのが現実だ。
<インド連続爆弾テロ>「含水爆薬」使われたと断定(2007/08/27)
【ニューデリー栗田慎一】インド南部ハイデラバードで25日に起きた連続爆弾テロで、地元警察は回収した約20個の不発弾の鑑定から、耐水性があって扱いやすい「含水爆薬」が使われたと断定した。インド南部はモンスーンの季節のため、含水爆弾の使用で確実な殺傷を狙ったとみられる。今回と同様に複数の場所に大量に爆弾が仕掛けられた事件としては、
バングラデシュで05年に起きた爆弾テロがあり、インド治安当局は関連に注目している。
含水爆薬は5~10%の水分を含み、安定性の高い爆薬。持ち運びが容易なことから、テロに使用される危険性が指摘されていた。
バングラデシュでは05年8月、約400個の手製小型爆弾が連続爆発し、子ども2人が死亡、非合法のイスラム武装組織「ジャマトル・ムジャヒディン」(JM)が犯行声明を出した。今回のテロで警察当局は、JMや、パキスタン側カシミール地方を拠点とするイスラム過激派勢力と連携関係にあるバングラデシュのイスラム武装組織「
ハルカトル・ジハード・イスラミ」による犯行の可能性を指摘したが、証拠には言及していない。
一方、今年5月にハイデラバードのモスク(イスラム礼拝堂)「メッカ・マスジッド」で起きた爆発事件ではTNT爆薬が使われており、今回のテロとの関連は薄いとみられている。
大学構内で銃撃テロ、5人死傷…インドのIT都市(2005/12/29)
【ニューデリー=林英彰】インド南部カルナタカ州バンガロールにあるインド科学大学院大学の敷地内で28日夜、発砲事件があり、国際学術会議に出席していたインド人研究者1人が死亡、4人が負傷した。
警察によると、事件は、大学講堂で行われていた社会基盤整備に関する会議終了時に発生。参加者が夕食を取るため外に出たところ、駐車場に潜んでいた犯人が無差別に発砲したという。現場から自動小銃や手投げ弾などが発見された。犯人は3人組とみられ逃走した。会議には、外国人36人を含む約300人が参加していた。
犯人は特定されていないが、地元メディアの間では、
パキスタンに拠点を置く「ラシュカレ・タイバ」や「
ジェイシュ・ムハンマド」、バングラデシュに拠点を置く「ハルカトゥル・ジハーダル・イスラミ」などのイスラム過激派組織の名が浮上している。
女性同性愛の映画上映に反発、インドで映画館を襲撃(2004/06/15)
ニューデリー(ロイター) 年間1000本の映画が製作される世界一の映画国インドの各地で14日、ヒンドゥー教の至上主義政党「
シブ・セナ」に属する学生約100人が、女性同士の恋愛を描いた地元映画「ガールフレンド」は自国の文化にそぐわないとして映画館を襲撃、上映中止を要求した。
学生らは、インド映画の中心地、ムンバイ(ボンベイ)やニューデリー、バナラシを含む各地の映画館で、窓ガラスをたたき壊したり、ポスターを破るなどした。負傷者はいない模様。寝室や浴室内での人間の行動は公に示されるべきではない、と主張している。
政府関係者は、「この作品は検閲をパスした」として、上映を中止することはないとしているが、学生らが抗議拡大を宣言しているため、映画館数十カ所に警察官を配備、警戒することになった。
インドでは最近、浮気などこれまでタブー扱いだった題材をテーマにした作品の上映が目立っている。1998年にも、女性同士の愛を描いた「Fire」が公開されたが、反感を買い、後に上映中止となった。
関連項目
最終更新:2014年08月05日 18:13