ファタハとは、パレスチナ解放機構(PLO)主流派のパレスチナ人組織。


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<パレスチナ>ファタハ指導部若返り(2009/08/11)

(前略)
 ファタハにとって、世代交代は旧来の「負」のイメージを刷新するうえで不可欠だった。また、パレスチナ国家樹立に向けた和平追求の旗振り役ながら、反占領の「あらゆる選択肢も排除しない」と武装闘争の堅持を打ち出した背景には、強硬派のイスラム原理主義組織ハマスに対抗する狙いがある。新たな政治要綱は改めて、東エルサレムを将来の「首都」と位置づけ、パレスチナ難民の帰還権も訴えた。

 選挙では、最高意思決定機関の中央委員会(23人)のメンバー18人を選出。AP通信などによるとバルグーティ氏のほか、ガザ地区の元治安担当幹部ムハンマド・ダハラン氏(47)、故アラファト前議長の側近だったジブリル・ラジューブ氏(56)らの当選が確実で、若手が過半数を占める見通し。改選前は70代が中心だった。この影響で、ファタハ創設世代のクレイ元自治政府首相は落選した模様だ。

 選出対象外の委員5人には、ファタハ指導者のアッバス自治政府議長が中央委トップとして参加。残る4人は委員会が指名する。

 総会の行方はアッバス議長の政治基盤に直結するだけに、イスラエルも注視した。リーベルマン外相は武力闘争の放棄を明言しなかったことなどを非難し、「近年中の和平実現の可能性は葬り去られた」と述べた。

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最終更新:2014年02月26日 17:08