イスラエルとは、中東にある国である。
シャロン・イスラエル元首相死去 華麗な軍歴と虐殺の悪名(産経新聞 2014/01/12)
【カイロ=大内清】イスラエルの
シャロン元首相には、華麗な軍歴とともに、国防相在任中だった1982年のレバノン侵攻の際に起きたパレスチナ難民虐殺事件などをめぐる悪名もつきまとった。
英国委任統治下の
パレスチナで生まれた
シャロン氏は14歳でイスラエル国防軍の前身であるハガナに入隊し、48年の独立戦争(第1次中東戦争)にも参加した。50年代には特殊部隊を率いて、ガザ地区を拠点とするパレスチナ武装勢力に対する報復作戦に従事するなど、最前線で軍歴を積み重ねた。
73年にいったん退役したものの、同年10月に発生した第4次中東戦争で機甲師団司令官として現役に復帰。当時、イスラエルの占領下にあったシナイ半島を急襲したエジプト軍に対し、スエズ運河を逆渡河して撃破する作戦を指揮し、イスラエルの「英雄」となった。
政界進出後の82年6月、イスラエルが、パレスチナ解放機構(PLO)が拠点としていたレバノンに侵攻した際には国防相として戦争を指導。強いリーダーシップを発揮した半面、当時のベギン首相に対する独断専行も目立ったとされる。
この戦争でイスラエルは、PLOを率いるアラファト議長(当時)に大きな打撃を与え、8月にはPLOをレバノンから退去させている。
だがその直後の9月、同国の首都ベイルートにあるサブラ・シャティーラのパレスチナ難民キャンプで、イスラエル軍が包囲する中、親イスラエルのキリスト教民兵による難民虐殺事件が発生、シャロン氏は間接的な責任を問われ国防相を辞任。パレスチナ人らから「殺戮(さつりく)者」とも呼ばれた。
中国大使館元書記官の“スパイ疑惑”が浮上し、世界各国のインテリジェンス機関に注目が集まっている。各国のインテリジェンス機関を知る元外務省主任分析官・佐藤優氏は、中でもイスラエルのインテリジェンス機関・
モサド(諜報特務庁)や
シンベト(保安局)、
アマン(軍事諜報局)が実に優秀だと指摘する。その理由はどこにあるのか。佐藤氏が解説する。
* * *
イスラエルのインテリジェンス機関が強力な理由は、この国が特別の使命を持っているからである。
独自国家を持っていなかったため、第二次世界大戦中に600万人のユダヤ人が殺害された。この経験を踏まえてイスラエルは、イスラエル国民(そこにはユダヤ人だけでなくキリスト教徒、イスラーム教徒のアラブ人もいる)に加え、全世界のユダヤ人を擁護するという特別の使命を持っている。
「全世界に同情されながら滅亡するよりも、全世界を敵に回して戦ってでも生き残る」ということをイスラエルは国是にしている。そのためイスラエルのインテリジェンス機関は、全世界のユダヤ人ネットワークを活用することができる。このネットワークは、単に情報を入手するためだけでなく、他の民族の内在的論理を世界各地に居住するユダヤ人の同胞から教えてもらうためにも活用できる。
(後略)
イスラエル軍が独製潜水艦調達と、イランにらみ?(2006/08/25)
エルサレム――地元紙エルサレム・ポストは24日、イスラエル軍がドイツから核兵器搭載可能な
ドルフィン級の潜水艦2隻を新たに調達する、と伝えた。建造費は推定13億米ドル相当。ディーゼル推進型だが、イスラエル軍げ現有する潜水艦3隻より長い潜水時間を持つ、としている。
(後略)
関連項目
最終更新:2014年02月02日 06:30