政府が進める民主化に反発し、厳格なイスラム化政策を訴えて2003年ごろに結成された。09年に軍により制圧されたが、キリスト教徒のジョナサン大統領が就任した10年から再び活動が活発化していた。
ナイジェリア北部が拠点だが、最近は中部へと攻撃の範囲を広げている。
2014年7月
イスラム国への支持を表明していており、2014年8月
グウォザを拠点に一方的にイスラム国の支配下に入る宣言をした。
「ボコ・ハラム」指導者、一方的に国家樹立宣言(2014/08/25 読売)
【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信は24日、
ナイジェリアのイスラム過激派組織「
ボコ・ハラム」が同国東北部ボルノ州グウォザで、「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」を頂点とするイスラム国家樹立を宣言したと報じた。
同通信が同日入手したビデオ映像の中で、アブバカル・シェカウ指導者は「
グウォザはイスラム国家となり、ナイジェリアとはもはや関係ない」と独立を一方的に主張し、「この町を離れない」と強調した。
ボコ・ハラムは今月上旬、グウォザを制圧したほか、住民によると、同州や隣接するヨベ州の複数の町村も事実上、支配下に置いているという。
ボコ・ハラムは、
イラクと
シリアの一部で一方的に国家樹立を宣言したイスラム教スンニ派の過激派「
イスラム国」に対しても支持を表明している。
ナイジェリア過激派テロ指定=米(2013/11/14 時事通信)
【ワシントン時事】米ホワイトハウスは13日、ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」と「アンサル」を米国内法に基づきテロ組織に指定したと発表した。両団体は米金融機関との取引を禁じられ、資産も凍結される。
関連項目
最終更新:2014年09月03日 19:23