登場人物紹介1

幻想郷ではたらくひとたち登場人物
ブログ版より大幅加筆


◎チーフ(主人公) 
 能力をもたない幻想郷ではたらくひとたちの便宜上の主人公。
 主に幻想郷に物資を運んだり注文を受けたりするのが基本的な仕事であるが
 器用で精神攻撃系の妖怪にも物怖じしないことから様々なところで活躍している。
 戦闘能力こそ無いに等しいが、弾幕でやられても死後の世界で回収して貰えると発言するなど
 何度死んでも大丈夫的な扱いを受けている。

 彼による妖怪達の評価は概ね常識人かどうか、思想的に安全かどうかで測られているらしく
 東風谷早苗をただのDQNと言ったり、聖白蓮を危険人物と呼称するなどレーティングは本質を
 突いた内容になっている。

 妖怪達の信望はそこそこあり、それなりの人脈を築いており足りない戦闘能力を補うことができる。
 しかし妖怪達と接しすぎた結果、性格と生活感覚は浮世離れをしつつあり、ファミレスに居られなくなった等と
 外の世界とのギャップに苦しみだしている。

 本編序盤では外の世界の人間としての立場を貫こうとしたり、幻想郷にある数々の社会的矛盾に
 立ち向かおうともしているが、現在ではすっかり幻想郷のルールに流されており
 色々な部分ですっかり開き直っている節がある。

 社内では上司である朝倉理香子の無茶な行動に辟易しつつも、仕事上の有能さを評価するなど
 お互いの信頼関係は厚い。しかし恋愛に発展することはなく、一定の距離を置いている。
 一方で人間の彼女が欲しいとたびたび日記上でぼやいている状態である。


◎朝倉理香子
 チーフの直属の上司であり、実質的なヒロイン格。
 主に幻想郷の事情を説明するためのキャラクターであり、何も知らないチーフが彼女に質問
 それに答える朝倉理香子の話が本編に書かれることが多い。

 幻想郷では最強クラスの魔法使いとして名を馳せていたが、月の技術のトレスダウンに過ぎない魔法の
 アーキテクチャに疑問を感じ、補完するシステムとしての科学と魔力の相関性について研究している。
 研究の結果、弾幕をスクリプト言語化し妖精でも扱えるようにパッケージング化したスペルカードシステムの
 基幹システム開発に携わる。 同時に魔法を扱えない者でも動作検証を行うことが出来る
 スペルカードエディタと逆アセンブル装置を同時開発、その有効性は風見幽香をもって「首根っこを握られた状態」
 と評価されている。

 スペルカードのテストを行う際、強大な魔力で様々な妖怪の能力を短時間だがエミュレートすることができる。
 その際、能力補助のため再現する妖怪のコスチュームに着替えないとならず、スタイル上の問題から
 一部コスチュームが何とも酷い結果になっている(チーフ談)
 また、スペルカードエミュレートは戦闘にも応用することができ、状況に応じてコスチュームを
 変更し有利に戦闘を行うことも出来る。

 仕事の有能さと裏腹にプライベートではずぼらな行動とだらしなさが目立ち、チーフもしばしば
 彼女の行動に巻き込まれる描写がある。
 典型的なコミュニケーション依存症であり、何時も構っている人を探しているが
 魔法使い特有の長い寿命のためか結婚までは至らず今まで過ごしている。
 コミュニケーションの軽薄化は自分が傷つくことが怖いことも裏返しとも言える。

 八雲商事とは別の独特の人脈を持つ。
 人が多く集まる場所を利用してそれを隠れ蓑にして外の世界にいる数々の妖怪と接触を
 図っているようである。
 霊能局に在籍している小兎姫とは古くからの友人であり、しばしばお酒を呑む仲である。





 ◎冴月麟 
 全てのものを導く程度の能力を持つ、謎が多い妖怪。 
 能力は弾丸回避の他に相手の思考をミスリードするなど汎用性が高い。
 紅魔館が初めて幻想郷にやってきたときに、周辺住民となじむように仕向けたのも彼女と言われる。
 小柄な外見だが狙撃銃を持って遠方狙撃するという東方キャラの中では異色の存在である。
 また、外の世界にいる妖怪を強制的に幻想郷に送りつける銃も別途所持している。
 何を考えているか分からないように見えるのはポーカーフェイスのため。
 幻想郷ではたらくひとたち本編で登場回数が少なめなのは、単にチーフと仕事上で
 組むことが少ないからである。  


 ◎魂魄妖忌
 幻想郷ではたらくひとたちのメインメンバー。
 外の世界に適応した冥界の住人。
 ボスの要請に応える形で八雲商事入りを果たした元白玉楼のお庭番である。
 知己に富み、柔軟な考え方を持つ彼の性格の持ち主。
 剣だけではなく必要ならは拳銃を用いることもある。
 現在のお庭番である魂魄 妖夢に見て覚えろと説いたのも、自分のスキルをそのまま伝えたのでは
 現代の戦闘にそぐわないとの判断によるものである。
 ただし本編ではちょっとお茶目な不良先輩のようにも書かれている。


 ◎岡崎夢美
 幻想郷へ物資を輸送する列車の基本設計を引き継いだマッドサイエンティスト。
 可能性空間移動船と呼ばれる幻想郷へ移動できる乗り物を助手とたった二人で作り上げた
 功績により八雲商事入りを果たした。
 自分の研究が学界で認められないことに業を煮やした彼女は夢時空で異変を起こした経歴もある。
 思い込んだら一直線的な性格でそれが元で数々のトラブルも起こしている。
 ただし男女関係では乙女思考で周囲から可愛いと言われている。
 八雲商事に就職してからは自分の研究も認められたこともあり毒気が抜けて
 いい子になっていると評判である。


 ◎北白河ちゆり
 岡崎夢美の有能な元助手、本編では事務作業を担当するが前線に立つ場合もある。
 細かいところに気がつく性格で皮肉屋。思ったことをズバズバと言うので角が立つ。
 外見の可愛さに大分救われている感がある。
 仕事ぶりは総じて有能であり、情報処理に高い技能を持つのだが、朝倉とはそりが合わないため
 スペルカードをいじらせて貰えていない。(スペルカード開発は分散で行われるため)


 ◎浅間伊佐美
 黄昏酒場で大暴れした功績?を認められ経理部からこの営業部に配属されたアルコール中毒女。
 北白河の後輩に当るが年齢は北白河の上。仕事中にビールを飲むことを赦されている。
 四六時中酔っているが、肝機能は正常であり医療関係者からも注目されている。
 幻想郷の外の人間だが限りなく幻想郷の住民に近い特性を持ち、
 人間と言うよりむしろ妖怪に近い。
 アルコール中毒で気が大きくハイテンション。お酒については独自の哲学をもち
 お酒は飲んでも呑まれるなというのが彼女のモットーである。
 仕事はとことん早い上に正確。


 ◎ボス
 主人公がいる部署を取り仕切っている謎の人物。 
 その正体は博麗神社の祟神「魅魔」とも言われている。
 卓越した判断力と行動力を持ち、部署を引っ張っている。
 手作りズロースを売って小遣いを稼ぐのが裏の趣味。
 政治的な部分や外交部分を担当している。
 八雲紫とは緩やかな同盟関係
 余談だが搾乳と言われると何故か怒る。





 ◎玄爺
 博麗神社に数百年にわたり棲んでいる亀。一応嘱託社員だが立場はボスと同等である。
 主に後進の教育をメインに行っており、かつては博麗の巫女を鍛え上げたりもしていた。
 現在は博麗の巫女との接触を八雲紫に任せて独自の行動を行っている。
 あまり登場回数は多くないが単に立場が上すぎて会えないだけである。
 人形を利用して博麗の巫女達を影からサポートするときもある。
最終更新:2010年07月14日 08:59