体を巨大な白虎に変化させる能力。
現実の虎よりも堅牢な爪や牙を有し、その動きの俊敏さもたんなる虎とは一線を画す。
また五十嵐はこの能力の扱いに熟練しており、体の一部を虎と化す事も可能。
耳のみを虎化させたり、四肢のみであったり、果てには体内の筋肉の一部を虎のそれと化して人の姿のまま肉体を強化したりということもできる。
完全な虎の姿であるときは、みちるの『憑き物憑かれ屋』の対象ともなりえる。
その場合変ずる「武器」の形状は、袖口とフードに白いファーのついた虎縞の裾の長いロングコートと虎縞ブーツというものであり、爆発的な脚力と運動能力、牙に変化させることのできる袖口のファーを使っての殺傷力をみちるにもたらす。
しかし、老いに伴い能力は著しく減衰してきており、完全に虎化しての活動は30分程度が限界。
戦闘行動など、激しい運動をすればそれだけ活動時間は短くなる。
『憑き物憑かれ屋』でみちるに憑いている状態でも同じことが言え、憑依時に虎化が解けると強制的に憑依も解ける。