『World Common Language』
通称WCL。近年飛躍的な成長を遂げる新興IT企業。本社は箱庭市にある。
大手SNSサイト「Best Book」を立ち上げたりなどしている。
「『言葉の壁』という問題はもう古い」をモットーに、極めて精度の高い翻訳ソフト「Future Of Palm」(通称FOP)などを売り出している。
検索エンジンにもなっているWCLホームページの「翻訳」の項目では、FOPの機能制限版ともいえる翻訳機能を体験できるようになっており、評判は高い。
ロゴにはバベルの塔をモチーフにされたとする、螺旋のビルが描かれている。
社長は若槻晶という若い人物らしいが、メディアでの露出が極端なほど無いため、謎多い人物として知られる。
この急成長に疎ましく思った人物が流したとされる都市伝説があり、箱庭市での行方不明事件はWCLが絡んでいるというモノである。
発端として、行方不明となった人物が最後に接触したのがWCL社員であったことから来ている。警察の調査もあったが、証拠らしいものは出てこなかったために単なる噂として片付けられたが、その噂は今も消えずに残っている。後にWCLは事件への関与を公式に完全否定している。
実はこの噂はあながちただの都市伝説というわけでもなく、実際にこの企業は
裏世界での立場を構築している。
当初はビルが破壊されないために組織した私兵集団を抱えるだけに留まっていたが、奇妙な能力を得ることに気付いた若槻社長は裏での規模を拡大する。
裏の世界で得られる能力を表の世界に持ち越せれば世界は変わる、と「能力の持込」をテーマにした研究をすることを決定。
その際に数名の社員が裏の世界へ入り、そのまま入り浸っていたのだが、ある日社員の一人が何も知らない友人を裏の世界へと入らせてしまい、
モンスターの襲撃により友人が死んでしまう。
これが行方不明事件として取り扱われた。この事件をきっかけに若槻社長は裏世界へ入る社員の妻帯・社外の交友関係を事前に全て洗い、一人身の人物だけを研究部門に登用している。
若槻社長はこの研究に執着しており「持ち込み可能な能力の開発」において人体実験をも辞さないという態度を取り続け、裏の世界の住人や裏の世界へ入ることの出来る社外の人物の拉致を承認、推奨している。
他人の利用について……若槻社長は原則禁止、社員とかの場合はフリーだけど、一言入れてくれると嬉しいです。
『血煙の宵』
20人からなる中規模の暴走チーム。
桐島 英二を頭に据えている。
『賀上組』
箱庭市に拠点を置く暴力団。
組では、裏世界を利用して賭博を行う事がある。
組同士で、雇った能力者を戦わせるといった賭博である。
莫大な資金を賭ける例もあるが、利権などを賭ける場合にもこの賭博を行う。
この賭博は、組同士が
表世界での抗争を阻止する役割を果たしている。
雇われている能力者達の一人に、
九鬼 慈郎がいる。
『お茶会(ティーパーティー)』
裏世界に存在する少数グループ。
一部の知力のあるモンスター達によって構成されており、全体的な構成としては非ピラミッド型を採用している。
組織にはトップと呼ばれず存在がおらず、メンバー全員に権限が等しく与えられており、組織全体としての方針を決める際には議論を通じて決められる。
メンバーの行動に対しては特に制限が行われておらず、自由に行動している。
現在の方針として、当分の間は「表世界の徹底排除」で、それに対する行動も各メンバーの判断に任せている。
現在判明しているのは、
ミルラ・クォーツと
洪水の6月の両名のみ。
他人の利用について……設定からそれることから無ければご自由にお使いください。
『組織』
彼らの『組織』には名前が無い。
名前が必要なほど規模が大きな訳ではなく、名前を主張する事が彼らの目的ではないからだ。
端的に、彼は自分が所属している『組織』の事を『俺達』と呼ぶ。
彼らの目的は
『裏世界』を通して『表世界』の影響力を得ようとする他の『組織』に自分達の存在を知られぬ事。
『裏世界』に生息する『モンスター』から、自分達の住む町を守る事。
そして、最終的には『裏世界』の勢力争いを、自分達一色に塗り替える事。
渡利 進一郎が所属している。
最終更新:2011年06月25日 19:38