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どの条件でエステル化するか - (2010/10/07 (木) 19:14:16) のソース

*どの条件でエステル化するか
#right(){[[戻る>縮合反応]]}
|BGCOLOR(#dddddd):&color(#8888ff){&bold(){詳しい本}}                                                                  XXXXXX|
#center(){&ref(THP01.png)}

 エステルの合成は、基本的にはごく簡単な反応である。

-メチルエステル化




&anchor(0)
**Tips
-[[Swern酸化を行ったところ,副生成物が得られた。>Swern酸化#1]]
-[[Swern酸化を行ったところ,α-位のラセミ化がおきた。>Swern酸化#2]]

&anchor(1)
|BGCOLOR(#ddffdd):&bold(){問題}                                                                Swern酸化を行ったところ,副生成物が得られた。|
|BGCOLOR(#ffffff):&bold(){回答}                                                                副生成物として,methyltiomethyl体や-chloroketone が考えられる.副反応を抑えるため,DMSOをジクロロメタン溶液にして加える.|

-概要
 

-原因
 反応剤であるDMSOが系内で凍ったため,methyltiomethyl化が進行した.
Swern酸化は通常 -78℃で行われる.反応剤であるDMSOは,融点が16-19℃であるため,そのまま加えると反応系内で固体になってしまう.固体のDMSOは表面のみでしかoxalylchlorideと反応しないために,反応系内に未反応のoxalylchloride が残存.結果,反応系内が酸性に傾き,副反応であるmethylthiomethyl化が進行した.


-解決法
 DMSOを加える際,等容積のジクロロメタンと混合し,ジクロロメタン溶液として加えれば固化しない.
 
#right(){[[上へ>Swern酸化#0]]}
&anchor(2)
|BGCOLOR(#ddffdd):&bold(){問題}                                                                Swern酸化を行ったところ,α-位のラセミ化がおきた。|
|BGCOLOR(#ffffff):&bold(){回答}                                                                Hunig塩基を用いると改善される事がある。|

-概要
 

-原因
 

-解決法

 
#right(){[[上へ>Swern酸化#0]]}

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