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名前を隠してもログを見ればわかります

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名前を隠してもログを見ればわかります



ネットの世界では
匿名にしたからといって
だれにもバレないことは
ありません。

「匿名なら自分は安全」。
「匿名(とくめい)なら自分が責任を問われることはない」。

そう思いこんでしまうのは
大きな間違いです。


ネットでは
現実の社会よりはるかに簡単に
個人を特定することができるのです。


みなさんが
ネットの掲示板を読み書きしたり
ブログやサイトを見たりすると
読み書きした先のコンピュータに
いつどこから見にきたのか
という記録が残ります。

この記録を「ログ」と言います。

専門家がこのログを見れば
どこのコンピュータや携帯電話から
書きこんだのか
わかります。

たとえ「匿名掲示板」を名乗っている
サイトでも
必ずログは記録しています。

こういう記録は、
普通なら公開されませんが
書きこみで被害を受けた人が訴え出たり、
警察からの要請があれば、
掲示板の運営会社などは
ログを提出しなくてはなりません。

これは
「プロバイダ責任制限法」
という法律で定められています。


多くの人が共同で使うパソコン
たとえば学校や図書館
あるいはネットカフェや
パソコン販売店などに
設置してあるパソコンから書きこめば
「誰が書きこんだのか見つからないだろう」
と思う人もいるようです。

しかしこういう方法を使っても
どこからいつ書きこまれたかは
ログを見ればすぐわかってしまいます。

また公共の場所やお店では
犯罪防止のために
誰が使ったのかを
常に監視カメラで
記録しています。

携帯電話販売店の
お試し用の携帯電話を使って
犯行予告のいたずらをした人がいましたが
ログの情報と監視カメラの映像を
組み合わせて
次の日にはもう逮捕された
という事件がありました。


メールの場合はさらに簡単で
どこからどんなルートを通って届いたかが
メールの
「ヘッダー」
といわれる部分に付け足されています。

ヘッダーは、
インターネットメールなら
簡単に見ることができますし
携帯メールでも
設定を変えたりすれば
見られるようになります。


ひとたび問題になれば
みなさんが思っている以上に
記録から
あなたを追跡して
特定するのは
簡単なのです。

実世界の犯罪よりも
ネット上でのいたずらのほうが
記録が豊富に残っている分だけ
特定しやすい
といってもよいでしょう。



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