5.ソフトウェア

人材像・職種との関連


① ソフトウェアというスキル項目名を見ると、ソフトウェアを開発するプログラマーのような職種が思い浮かぶが、ソフトウェアという項目にはその開発者だけでなくたとえばWebページをデザインするデザイナーだったり、開発からマーケティングまでを一貫して担うコンサルタントだったりと実に様々な職種の人間がソフトウェアに関わっているということがわかる。ソフトウェアは作り出す人だけではなく、それを運用していく人も当然ソフトウェアに関わっているのだということがわかった。
また、ソフトウェアという項目に関係する人物の人材像のページを見ると、職種は全く違うものであっても顧客から評価を受けることにやりがいを感じて、それがモチベーションにつながっている人が多いようだ。さまざまな職種の人間によってソフトウェアは導入され、そして当然ユーザーがいるのだということを再認識させてくれると同時に、常にユーザーを意識して働くこと・つまり自分の仕事が人々の生活にどのようにかかわっているのかといったことを常に頭の中に持ち続けることが、すばらしいソフトウェアを提供する原動力になっているのだろう。ユーザーの評価がモチベーションにつながるという人が多いので、職人気質の仕事熱心な人を想像してしまうが、中には日本総研の福沢由紀さんのように女性であり、仕事と育児を両立させつつソフトウェアの開発を手助けする仕事をしている人もいるようだ。ソフトウェアは実に様々な職種・経歴・周囲の環境を持った人が関わりながら作られているのだということがわかる。様々な人が関わることでいろいろな面からソフトウェアに対して評価や修正を行うことができることがすばらしいソフトウェアを生み出すことにつながっているのだろうか。
また自身の転機としてユーザーからの言葉で一念発起したという記述が多く見受けられた。すばらしいソウトウェアは一人の力では決して作り上げることはできない。様々な職種の人が皆ユーザーを第一に考え、ユーザーのために力を尽くすことで、一つのチームとしてまとまり、すばらしいソフトウェアを世に送り出すことができるのだと考える。


② 「ソフトウェア」というスキルは、その名の通りソフトウェア開発において必要不可欠なスキルだと考えられる。これに関連する職種にはITスペシャリストアプリケーションスペシャリストなどがある。
ITスペシャリストはプログラミングやアプリケーションの開発などが主な業務である一方、アプリケーションスペシャリストは進行中のプロジェクトのリスクチェックや自社にとっての不利な条件が要求されていないか、といった問題点を調査するような、見積もり業務等も行う。第3の立場から助言や指摘を行い、開発部門をサポートするのである。これにより開発陣は広い視野からの意見を取り入れることが出来、多角的な発想を得る。これはITスペシャリストにも共通することで、作成したソフトウェアをユーザーに使用してもらうことを目的としているため、ユーザーからの生の声をチェックし、多くの意見を取り入れ、既存のアプリケーションのサービス向上や開発に反映する。これらの職種の人材像とは、物事を注意深くまた精細に見続けることのできる根気や開発者たちと対等に話すことの出来る知識を持つ人間、そして広い視野を持つまたは持とうという考えを持つことであると考えられる。


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最終更新:2011年12月15日 14:11
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