22.企業活動

人材像・職種との関連

① 企業の最高経営責任者やコンサルタントという職業につくには企業活動についての知識が必要であるようだ。企業がどのような仕組みをもっているか、このような全体像をまずはイメージできなければ会社を経営することも、助言することも出来ないであろう。また特に企業の重役になればなるほど、企業のヴィジョンや誰のため何のためにこの企業が存在しているのかという核心的な問題に直面しなければいけない。このような問題を自分に問い続けることにより、迷いも少なくなるし、自分の仕事にもプライドが持てるようになるからである。
企業と言うのは人間が動かしている一つの社会である。このような一つの社会を作り上げたり、あるいは頼られたりするという事は、それが出来る人には他の人に頼られたりするような要素があるという事である。具体的に言えば、大学生の時は塾の人気講師だったり、力強い説得、プレゼンテーションによって融資を得られたりする人が経営者には多い。また、コンサルタントにも同じようなことが言え、人とのコミュニケーションが上手な人が多いようだ。
企業活動の目的は、経営哲学と言えばよいのであろうか、経営者によって違うようだ。例えば楽天の経営者は「世界一の仕組み」を持つ企業にしたい、という。またある経営者は企業は社員が幸せになるためにあると言っている。しかし共通しているのは、社会をどうにかしてよくして行こうという考えである。世界一の仕組みというのは何で世界一なのかと言う問題が別にあるが、社会に大きな影響を与え、我々の生活を向上させることで、社会貢献しようということである。社員が幸せになるためと言うのは、社員が幸せになればその地域も活性化し地域社会に貢献できるだろうという考えである。
企業活動の知識と言うのは、人と人との付き合い方でもあり人と社会との付き合い方でもあると思った。今社会はどう動いているかなどに敏感に反応でき、人をうまく動かせるような人材がそれらの職種に向いているのだろう。

② コンサルティング業において、顧客の要望だけを100%と考えるのではなく、当初の目的を常に念頭に置き、本来必要なものは何なのかを考え提案していくことが求められる。コンサルタント職は結果が出るまで一定以上の時間がかかる、その上で、どのような状況でも仕事をやりぬく力が必要となってくる。顧客に対するプレッシャー、自社内でのプレッシャーを乗り越え、つらい環境を克服する力が求められる。そのために重要なのは意地とプライドである。
また、コンサルタントは会社の経営方針や、経営に直接影響を及ぼす立場であり、実際に変革をしていく姿を間近で見ることができる、そして、変革後の成果について顧客から感謝されたときに、その感謝を次の力へと変えていける心も求められる。
コンサルタント業は、企業経営における全体最適化、情報化投資のコンサルティングなど、CIOの知恵袋として経営の立場から助言を行う業務を実施することもある。
顧客と言っても様々な分野の人間がいて、様々な要望を押し付けてくるだろう、そういったときに柔軟に対応しなくてはいけない。また、これは企業運営における全体最適化にもいえるだろう。医療、スポーツ、経済、科学技術、流通といった様々なことに興味関心がありいろんな立場からアプローチができる人間が必要とされるだろう。

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最終更新:2011年12月15日 14:53
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