テイク・オン・ミー/a-ha
Take On Me/a-ha
80年代の洋楽を語る上で、絶対に欠かせない曲が、「スリラー」と、もう1つが本作。80年代洋楽ファンにはもう説明は不要かと思われますが、あえて、紹介させていただきます。
81年に放送を開始したMTVは、MV時代の幕あけ、とも呼ぶべき革命でした。これまで、ビートルズや、マイケル・ジャクソンあたりしかMVを作らなかった(しかもかなりシンプル)ですが、この登場により、一気に世の中はMV時代に突入、各々ユニークなMVを制作していきました。そんな数多くのMVの中に燦然と輝く、超超超名作が、この「テイク・オン・ミー」!
1985年に発売された本作は、ノルウェーのグループ、a-haの作品。しかし、いきなりヒットするとは思ってもみなかったことでしょう。そこまですごいMVは、なんと、実写とアニメを融合させた、当時としてはかなり最先端の作品でした。おそらく円谷作品好きの方だったら、「恐竜探検隊ボーンフリー」を思い浮かぶでしょうが、そうではなく、スケッチ風のイラストなのです。当時としては相当話題になったようで、その後に発売されるa-haの作品を飲み込んだほど。ちなみに、このMVは最後主人公と漫画の中の人物が結ばれるハッピーエンドで終わってますが、セカンドシングル「
シャイン・オン・TV」のMVでは、2人のその後が描かれています。気になる方は、ぜひ見るように。
ちなみに、よく「デビュー曲」と勘違いする人がいる(管理人は大体3か月前までそうだと思っていた)が、最近のCDに収録されているのは、あくまで「アメリカデビューしてから作り直した」作品。実はデビューした時(84年)に1回作った割にアメリカではあまり売れなかったそうで、このバージョンは85年にもう1回作りなおしたバージョンだとか。聴きたい?なら…。
このアルバムに、その84年版「テイク・オン・ミー」が収録されてます。
最終更新:2010年09月22日 20:03