洋語集

 本文中にたびたび登場する単語を紹介。いわば洋楽辞典である。

【英数字】

12インチ盤[じゅうにいんちばん]

 12インチは約30センチ。12インチ盤は、直径30センチのレコードのことである。12インチ盤は収録時間が多くできる(LP盤で約30分)ので、アルバムのほか、「12インチシングル」、いわゆるマキシシングルというのも発売された。なので、80年代の作品には、数多くの「12インチバージョン」が存在する。
 では、なぜ80年代は今に比べて12インチバージョンが多く作られたの?という話だが、これはディスコで流すため。ディスコではDJがアレンジしやすいように、収録時間が長く、しかも大きい12インチ盤を使用するのだが、80年代はディスコ全盛期。そりゃそれに合わせて収録時間が長く、しかもDJにアレンジしてもらうようにあらかじめミックスされている作品を作らなければいけないのである。
 ちなみに、「愛の残り火」の12インチは丸ごとカラオケ入ってる個所あったり、「ロンリー・ハート」の12インチはアート・オブ・ノイズ(当時のイエスのメンバー、トレヴァー・ホーンがプロデュースした音楽グループ)がアレンジしたため、彼らの曲同様歌詞をかなり省いている(というか「オゥ~ナオブロンリハ~」しかほとんど言っていない)。でも味があって80年代らしいのである。

80年代洋楽[はちじゅうねんだいようがく]

 一応このサイトでは、「1980年1月1日~1989年12月31日までに発売された洋楽」という規定があります。なので、79年に発売、80年に全米No.1という曲はこのサイトでは除外されます。そんな曲は「80年代洋楽以外@紹介」で紹介させていただいてます。

AOR[えーおーあーる]

 ①Audio-Oriented Rockの略。「音を重視するロック」のことで、主にTOTOやシカゴ(ピーター・セテラの時期)などのこと。
 ②Album-Oriented Rockの略。「1曲の完成度ではなく、アルバム全体の完成度重視のロック」のことで、主にプログレバンドに多い。
 ③Adult-oriented Rockの略。和製英語。「大人のロック」のことで、TOTOやボズ・スキャッグスなどがあげられる。

 80年代では主に①の意味で使用されることが多い。

EW&F[アース・ウィンド&ファイアー]

 「アース・ウィンド&ファイアー」の略。無論頭文字からとられている。

MTK[えむてぃーけー]

 1993年から放送されてるNHKの人気子供番組「天才テレビくん」の中で放送されてる音楽コーナー。コーナー自体は98年から。2曲目からいきなり「恋はあせらず」という当時の子供には絶対わからない洋楽カヴァー曲を披露。以後、「スリラー」「カーマは気まぐれ」などといった名曲から、「愛はきらめきの中に」「マテリアル・ガール」といった隠れた名曲、さらに「第一級恋愛罪」「恋はメリーゴーランド」といったかなりマニアックな作品をカヴァーした。ちなみに、2004年の「ダンシング・シスター」以来、洋楽カヴァーはなくなり、オリジナル曲のみになっている。

MTV[えむてぃーぶい]

 米国のケーブルテレビ局の1つ。1日中MVを流し続けている。日本でも、「MTVジャパン」が放送されている。初放送は、バグルスの「ラジオ・スターの悲劇」。現在はMTV1と2に分かれており、1は若者向けエンターテイメント、2はMV専門となっている。

MTVビデオミュージックアワード[えむてぃーぶいびでおみゅーじっくあわーど]

 MTVが主催する、世界最大の音楽の祭典。「最優秀ビデオ賞」「最優秀新人賞」など、全15部門がある。最優秀ビデオ賞に関しては、現在では名作と呼ばれる、「スリラー」や、「ウィー・アー・ザ・ワールド」、「テイク・オン・ミー」などがノミネートされているのに関わらず、受賞するのは「ユー・マイト・シンク」や、「ニード・ユー・トゥナイト」といった微妙な作品(失礼)が多い。あとビデオ部門を男性と女性に分けるのはいらないと思うが…。

MV[えむぶい(みゅーじっくびでお)]

 ミュージックビデオの略。その作品に合わせた販促用のビデオのこと。これは海外での一般的な呼び方で、日本では「PV(プロモーションビデオ)」「MF(ミュージックフィルム)」と呼ばれるものである。また、「ミュージッククリップ」なども同義である。
また、マイケル・ジャクソンのMVに限っては「SF(ショートフィルム)」と呼ばれている。

NKOTB[ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック]

 タイトル通り、彼らの略。

REO涙の三連発[あーるいーおーなみだのさんれんぱつ]

 アメリカのバンド、REOスピードワゴンが80年代に入って発表した3つの作品のこと。「涙のレター」「涙のフィーリング」「涙のドリーム」がそれである。見たように、全て邦題に「涙の」が付いていることからその名前がついた。もちろんこれは邦題を担当しただれかの作戦。

SF[えすえふ(しょーとふぃるむ)]

 サイエンス・フィクション…ではない。「ショート・フィルム」の略。マイケル・ジャクソンの制作したMVが俗にこう呼ばれる。この名称が決定づけられたのが1991年の作品「ブラック・オア・ホワイト」で、以後、本人が自身のMVのことをこういったのだそう。
 本サイトでも、マイケルに敬意をこめてこの愛称を使用している。

【あ】


アカデミー歌曲賞[あかでみーかきょくしょう]

 アメリカ映画の祭典であるアカデミー賞の賞の1つ。映画に使用された主題歌・挿入歌の中で、最も優れた曲を選定する。かつては「ティファニーで朝食を」の「ムーン・リバー」、「オズの魔法使」での「虹の彼方に」などが受賞した。もちろん80年代にもあり、「フラッシュダンス」などが受賞した。

【い】


一発屋[一発屋]

 たった一曲しか売れなかったバンド、アーティストのこと。80年代では主にタコ、ステーシーQ、G.I.オレンジなどがあげられる。某動画サイトなんかでも「一発屋ww」「一発屋じゃねえOOも名曲だぞ」と字幕でのやり取りがよくある。最近ではお笑い芸人(小島よしおとか)にも使われる。
 ちなみに、アメリカでは一発屋のことを「One-Hit Wonders」と言う。

【う】


【え】


エレクトロ・ポップ[えれくとろ・ぽっぷ]

 1978年から81年にかけて流行した、シンセサイザーを使用するポップの種類のこと。よくテクノ・ポップと混同されることが多いが、テクノは主に日本で流行したもので、意味は大体同じではあるが、作品によって使い分けなければならない。冷たく機械的で、電子音を強調するのが特徴。80年代の洋楽シーンではヒューマン・リーグが相当する。

【お】


オーケストラル・ヒット[おーけすとらる・ひっと]

 サンプリング(自然の音を録音すること)音源の1つ。「!!ジャン!!」という感じの音である。もともとはトレヴァー・ホーンがプロデュースした音楽グループ、アート・オブ・ノイズの楽曲で使用されたもの。wiki曰く、「三管編成のオーケストラのTutti(全体合奏)のフォルティッシモ (ff) をフェアライトCMIに記憶させ、鍵盤で音階状に用いることを発案した」そうだ。
 ちなみに、マイケル・ジャクソンの「BAD」のイントロもオーケストラル・ヒットを使用したもの。イエスの「ロンリー・ハート」のMVではオーケストラル・ヒットが起こるたび気味悪い映像がでてきたりした。

オージーロック[おーじーろっく]

 オーストラリア出身のグループ、アーティストなどのロックを指す。なぜオージーかといえば、オージービーフと同じ理屈である。

オージーロック四天王[おーじーろっくしてんのう]

 エア・サプライ、イン・サクセス、メン・アット・ワーク、リック・スプリングフィールドらのこと。もちろん全員オーストラリア出身。

オリコン[おりこん]

 CD、DVDなどの売り上げチャートなどを作成し、音楽情報を提供する日本の会社。CD売上ランキングの元となっている同社の「オリコンチャート」はあまりにも有名で、そもそもオリコンが何なのかわからない人もいる。あえてもう一度言うが、会社である(なお「オリコン」は、「Original Confidence」、「絶対的な信頼」の略)。
 ちなみに、管理人の友には、「ロリコン」と混合したりしている奴もいる。そういう管理人は「がんばれ!ロボコン」のキャラかと思っていた(しかも小学生まで、揺らぎもなく)。


【か】


かあちゃ~ん ゆるして~[かあちゃ~ん ゆるして~]

 ティアーズ・フォー・フィアーズの代表作「シーズ・オブ・ラヴ」の出だしで流れる空耳。もともとは「High time we made a stand」という歌詞だが、イントロと出だしが若干かぶったためか、「かあちゃ~ん」に聞こえるのだろう(しかもその後にも同じ歌詞が出てくるのだが、そっちは普通である)。
 「空耳アワー」第1回の最初の作品としても有名。だが、1993年ごろに、日産・シルビアのCMに使用された際にこの空耳が多数投稿されており、タモリ氏はだいぶ困っていた。いや、だってはっきり聞こえるもの。

カヴァー[かヴぁー]

 今までのアーティストの曲を歌唱すること。かなりのアレンジを加えるものや、原曲のイメージを崩さない作品まで様々。80年代の洋楽でのカヴァー作は、「恋はあせらず」、「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」など。
 ちなみに、面白いカヴァーといえばシニード・オコナーの「愛の哀しみ」。この曲はもともとプリンスの楽曲(正式にはザ・ファミリー)だが、シニードがカヴァーした際、ちょっと歌詞を改変。出だしの「あなたが愛の始末をしてから13日間と7時間が過ぎた」が、「あなたが愛の始末をしてから15日間と7時間が過ぎた」に変更、さらに歌詞の途中に「ママ」を入れるという大胆なアレンジ。「ママ」に関しては、「母と喧嘩して、どうしようもない気持ちを歌に乗せた」という理由らしいが、真実は知らない。

紙ジャケット仕様[かみじゃけっとしよう]

 CDの体裁の1つ。CDがプラスチックケースではなく、レコードを意識した、紙でできたパッケージに入っているもの。近年では80年代の名アルバムをこの仕様で発売する会社も少なくない。ちなみに管理人は1枚も持っていない。

管理人[かんりにん]

 このサイトの管理人のこと。別名ジミー・アハン。80年代の洋楽には直接触れてはいないが、ラジオで聞いた「愛のコリーダ」「愛の残り火」「プライベート・アイズ」にほれ込み、一気に洋楽ファンになった。ちなみに、他にも特撮作品(ウルトラマン、ゴジラ他)とか映画が好き。80年代の邦楽も好きである。ただ、最近の洋楽は聴かない。

【き】


【く】


グラミー賞[ぐらみーしょう]

 世界で最も権威ある音楽賞。おもに「最優秀レコード賞」「最優秀アルバム賞」「最優秀楽曲賞」「最優秀新人賞」の4つの部門がある。80年代ではTOTOやマイケル・ジャクソン、USA フォー・アフリカなどが受賞した。ちなみに、グラモフォン(蓄音器)=グラミーである。

【け】


【こ】


ゴドレイ&クレーム[ごどれいあんどくれーむ]

 「ゴドリー&クリーム」と表記されることもある。ケヴィン・ゴドレイとロル・クレームによるグループのこと。元「10cc」で、「アイム・ノット・イン・ラヴ」などのヒットを飛ばした。MVのディレクターとしても有名で、「ガールズ・オン・フィルム」、「ロック・イット」などを手掛けた。

コンピアルバム[こんぴあるばむ]

 コンピレーションアルバムの略。複数のアーティストの楽曲を1枚にまとめたアルバム、または1つのアーティストの楽曲を1枚にまとめたアルバムのこと。本サイトでは主に前者の意味。オムニバスアルバムや、ベストアルバム、トリビュートアルバムもこの1種。

【さ】


産業ロック[さんぎょうろっく]

 主に「売上重視」の楽曲、バンドを揶揄する言い方。「商業ロック」とも言われる。本来のロック(最初期のロック)は「批判、メッセージ性」が現れていたが、大衆的な音楽ジャンルになるにつれ、いかにもキャッチーな曲を作って「売上を重視する」バンドが増えてきた。そういったバンドを批判する目的で造られた言葉である。80年代ではジャーニーやREOスピードワゴンなどがそう呼ばれる。
 管理人はあまりこの言葉が好きではない。

サントラ[さんとら]

 映画で使用される音楽、ならびにテレビやゲーム、映画などで使用される音楽を収録したアルバムのこと。本サイトでは後者の意味で使用されることが多い。
 ちなみに80年代は映画と洋楽のコラボも多く、「デンジャー・ゾーン」や「フットルース」、「フラッシュ・ダンス…ホワット・ア・フィーリング」などは日本でも人気である。


サンプリング[さんぷりんぐ]

 これまでにあった曲や音源を使用して曲を作ることや、サンプラーという機械を使って自然の音を録音すること。音楽では主に前者の意味でつかわれる。
 80年代のサンプリング作品はあまりない(強いて言うなら「ロンリー・ハート」。ただこれは、シンセサイザーをサンプリングしたもので、意味は後者の方である)が、80年代の洋楽をサンプリングした作品なら山ほどある(「U・キャント・タッチ・ディス」や、「アイス・アイス・ベイビー」ね)。

【し】


ジミー・アハン[じみー・あはん]

 管理人の別名。由来は友人にSkypeを勧められ、名前を決めることになった際、当時のあだ名だった「ジミー」を名前に入れるのはいいが、ファミリーネームをどうしようか、ということになり、その友人に「何か一言言って」とメールしたら「アハン」と返ってきたから、という訳のわからないものである。



シングライクトーキング[しんぐらいくとーきんぐ]

 佐藤竹善氏、西村智彦氏、藤田千章氏らによって結成されたグループ。シングル「Dancin' With Your Lies」でデビュー後、さまざまなヒットを打ち出す。80年代の洋楽にも通ずるサウンドが特徴的。デビューライブではTOTOのジェフ・ポーカロや、ベーシスト、ネイザン・イーストらが参加している(ジェフが死去した後に、「MY DESIRE~冬を越えて~」という曲も作った)。

【す】


スカ[すか]

 はずれ…ではない。80年代に生まれた音楽ジャンルの1つ。実際はスカは1950年代に発祥したものなので、70年代後半からのスカは、俗に「ツートーン」と呼ばれる。2拍目と4拍目を強調したサウンドが特徴。80年代ではマッドネスなどが代表である。

スタカン[すたかん]

 「ザ・スタイル・カウンシル」の愛称。だが、「スタカウ」じゃないのかと思うのは管理人だけであろうか。ちなみに「TSC」もスタイル・カウンシルの略。

捨て曲[すてきょく]

 アルバムに入ってる、大したことのない曲、嫌いな曲のこと。ここで例えることができない。ちなみに、本来は「捨て曲なし」という言葉で逆の意味、つまり賞賛する文として使われるものである。

【せ】


全米No.~[ぜんべいなんばー~]

 本サイトでは、日本で言うオリコン、「ビルボード・ホット100」で週間第何位を獲得したことを指す。ちなみに、全英No.~は、オフィシャル・チャート・カンパニーの全英チャートでの順位。

【そ】


空耳[そらみみ]

 ほかの国の言語なのに、日本語に聞こえること。曲の中に急に日本語が出てくればそりゃびっくりするだろう(しかもなぜか卑猥だったり、全然予想もつかない単語になったりするからである)。代表格は、「シーズ・オブ・ラヴ」の「かあちゃ~ん、ゆるして~」とか、「プライベート・アイズ」の「足湯」だろう。
 ただ、「マンイーター」とか「カモン・アイリーン」の空耳はかなりアウト過ぎてここで書くと若干管理人のモラルを崩しかけない。面白いけど。ぜひ検索を。

空耳アワー[そらみみあわー]

 TV番組「タモリ倶楽部」の中の1コーナー。洋楽の中の空耳を紹介していくコーナーで、タモリ氏とイラストレーター、安斎肇氏が紹介していく。おもしろければ、手ぬぐいやジャンバーなどが当たったりする。
 ちなみに、もともとは「あなたにも音楽を」というコーナー名で、あるシチュエーションにあった邦楽を紹介するコーナーだった(その最中にスタッフからの発案で空耳を紹介、後に専門のコーナーになった)。

【た】


第1次ティーンエイジ・アイドルブーム[だいいちじでぃーんえいじ・あいどるぶーむ]

 ティファニー、デビー・ギブソン、マルティカら3人のこと。3人とも80年代当時10代だったので、このブームが出てきたのだろう。本家wikiには、マルティカの項にだけこの言葉があり、ティファニーとデビーの項には「お互いがライバル関係」と記されている。
 ちなみに、第2次はいくら検索しても出てこない。管理人の予想だと、おそらくブリトニー・スピアーズやアヴリル・ラヴィーンなんかだと思うよ。

第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン[だいにじぶりてぃっしゅ・いんヴぇいじょん]

 1980年代に起こった音楽ムーブメントの1つで、80年代にイギリスからアメリカへヒットを狙いに大勢のグループ・歌手らがデビューした現象。主にスパンダー・バレエ、デュラン・デュラン、ワム!、カルチャー・クラブなどが代表格である。ちなみに、第1次は60年代中盤、ビートルズやザ・フーらが起こしたものである。

【ち】


【つ】


【て】


【と】


特捜刑事マイアミ・バイス[とくそうけいじまいあみ・ばいす]

 1984年から89年に放映された米の人気刑事ドラマ。ソニーとリカルド、2人の刑事が数々の事件を解決していくドラマ。近年でもリメイク映画などが製作された。
 毎回出てくる高級車と、時々でる著名なゲストが有名。ゲストには、あのブルース・ウィリスや、ジュリア・ロバーツなどがいた。ちゃっかり80年代アーティストもゲスト出演しており、パワー・ステーション(マイケル・デ・パレスが「ゲット・イット・オン」歌ってた)、フィル・コリンズ(音楽も担当してた)、ジーン・シモンズ(KISSのベーシスト。舌が長い)などが出演した。ちなみに、シーナ・イーストンも出演していたが、シーナはなんと主人公のソニーと結婚する役(!!)。その回で死んじゃうけどね。

とくダネ![とくだね]

 フジテレビ系列で放送されている朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」のこと。司会は小倉智昭氏ほか。OPが洋楽率100&で、80年代の洋楽率が100%(全部じゃないか)。現在は「インヴィジブル・タッチ」がOPである(2010年現在)。ちなみに、OPがスタイル・カウンシルの「シャウト・トゥ・ザ・トップ」だったころはEDが同じくスタカンの「マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ」だったことがある(他はすべてOP、EDともに同じ曲)。

【な】


名前は聞いたことはないけど聴いたことある曲[なまえはしらないけどきいたことあるきょく]

 名前のとおりである。主に「アイ・オブ・ザ・タイガー」や「フラッシュダンス」、「フットルース」などがあげられる。こういう曲を知っているだけでも洋楽ファンになった気分になれる。

【に】


ニュー・ロマンティック[にゅー・ろまんてぃっく]

 音楽ジャンルの1つ。女性的な化粧や独特なファッションが特徴。音楽性は主に「エレクトロ・ポップ」が中心である。ヴィジュアル系の先駆けともいわれ、80年代ではヒューマン・リーグやスパンダー・バレエなどがあげられる。

【ぬ】


【ね】


【の】


【は】


パイナップル[ぱいなっぷる]

①熱帯アメリカ原産の植物。名前の由来は「pain(松)」+「apple(リンゴ)」。果実は軸を抜いて、穴の開いた状態でスライスして食べる。缶詰なんかも有名である。
②イギリス原産の歌手。名前の由来は「hamill」→「Limhal」。「カジャグーグー」というバンドに在籍していたが、高額のギャラを要求し、それが反感を買い脱退。結局ソロに転向する。「ネヴァーエンディングストーリーのテーマ」なんかも有名である。

【ひ】


ピーター・ゲイブリエル[ぴーたー・げいぶりえる]

 1950年生まれ。67年に、スクールの仲間とともにジェネシスを結成。75年にジェネシスを脱退してからはソロとして活躍。アルバム「ソウ」などがヒットした。
 この人がなぜここにいるかというと、その表記。普通の洋楽ファンなら「ピーター・ガブリエル」と言うはずなのに、なぜ「ゲイブリエル」なのか?というわけでここでその理由を紹介。
 実は「ゲイブリエル」のスペルは「Gabriel」であり、あのピーター・バラカン氏が「Fm Fan」誌上で「原音がゲイブリエルに近いから表記もそうすべき」とコメント。「Fm Fan」誌は休刊まで「ゲイブリエル」にしたそうです。実は「R35」というコンピアルバムの解説でも「ゲイブリエル」表記であり、「ガブリエル」派だった管理人はちょっと鼻で笑ってしまいましたが、ピーターさんが言うんだから(別に誰が言ってもいいが)このサイトでも「ゲイブリエル」表記で統一します。

ビッグ・イン・ジャパン[びっぐ・いん・じゃぱん]

 日本でのみヒットしたアーティスト、人物のこと。日本で人気なものの、海外では不人気、知名度が低かったりもするアーティストである。だが、クイーン、ボン・ジョヴィなどはデビュー当時はビッグ・イン・ジャパンであったものの、後に全世界でヒットするアーティストである。
 なお、対義語として「スモール・イン・ジャパン」がある。これは、世界ではヒットしているが、日本ではそんなにヒットしていないもののこと。わかりやすい代表例は「箱」ことxboxである。

表題曲[ひょうだいきょく]

 そのアルバムと同じ名前の曲のこと。「スリラー」とか「BAD」とか「デンジャラス」とか。

【ふ】


ファンカラティーナ[ファンカラティーナ]

 本家wikiにもない項目だが、これはファンクやラテンの雰囲気などを取り入れた音楽スタイルのこと。おもにカルチャー・クラブ、マット・ビアンコなんかがこのスタイルに相当する。

フェアライト[ふぇあらいと]

 1979年に発売された電子楽器(というかシンセサイザーに近い)。正式名称は「フェアライトCMI」。記録した「音」を再生するサンプラーや、いわゆる「自動再生装置」である簡易シーケンサーを搭載、さらに英文ワープロ(!!)にもなったキーボードである。
 これにほれ込んだのは「ラジオ・スターの悲劇」で一躍有名になったトレヴァー・ホーン。彼は自らがプロデュースした、アート・オブ・ノイズの楽曲でフェアライトのサンプラー機能を生かした「オーケストラル・ヒット」を作成。後に参加、プロデュースした多くのバンドで使用されている。
 「オーケストラル・ヒット」についてはその項で供述。

プログレバンド[ぷろぐればんど]

 プログレッシヴ・バンドの略。ロックの一種である。プログレッシヴとは「前衛的」を意味し、それまでの音楽とは一線を画した、芸術性、独創性を高めた曲のことを指す。「~バンド」は、主にそういった作品を作ったバンドのこと。60年代後半から70年代にかけて流行した。代表格にピンク・フロイド、イエス、エマーソン・レイク&パーマー、ジェネシス、キング・クリムゾンらが挙げられる。ちなみに、この言葉を作ったのは日本人らしい。

【へ】


ベストヒットUSA[べすとひっとゆーえすえー]

 1981年から89年まで放映されていた、80年代の洋楽番組の王道。MCである小林克也氏が、淡々とした口調でさまざまな洋楽を紹介していく番組。小林氏は英語も達者で、様々なアーティストをゲストに招きインタビューをしていた。
 89年にいったん番組が終了したが、2005年にCSで再始動。現在もBS朝日のほうで放映されている。

【ほ】


邦題[ほうだい]

 海外の作品が日本で発売、公開される際につけられる日本語のタイトル。曲だけでなく、映画や小説にもつけられる。近年は原題をそのままカタカナにした名前がほとんどだが、80年代はナイスでダサい邦題がつけられた。変なところでは「ハイスクールはダンステリア」や、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのアルバム「女の泪はワザもんだ」などがある。
 現在でも映画などでは、相乗効果を狙って、既存の映画と似たような邦題を付ける輩が多い。

【ま】


【み】


【む】


ムーンウォーク[むーんうぉーく]

 マイケル・ジャクソンが使用する技(?)。前に進むように見せかけて、後ろに進むことである。もともとはジェフリー・ダニエル氏の「バックスライド」という技だが、マイケルはそれをすぐにマスターし、83年の「モータウン25周年記念コンサート」で初披露した。ちなみに、「ビリー・ジーン」で披露することが普通だが、「スムーズ・クリミナル」のSFでもちらっと披露している(六角形に回る技のことではないぞ。本気でムーンウォークだぞ)。

【め】


【も】


モータウンレコーズ[もーたうんれこーず]

 アメリカを代表するレコード会社の1つ。ベリー・ゴーディJr.によって設立され、ジャクソン5や、スティーヴィー・ワンダー、コモドアーズ(ライオネル・リッチー)にシュープリームス(ダイアナ・ロス)などを輩出した。しかし80年代に入ってからは営業不振になっていき、88年にMCAに売却。さらに93年にはMCAが現在のユニバーサル・ミュージックに売却されており、現在はユニバーサル・モータウン・レコード・グループが設立されている。
 ちなみに、ゴーディJr.の息子は8人いる(そのうち2人が音楽界入りしている)。

【や】


【ゆ】


【よ】


【ら】


ライブ・エイド[らいぶ・えいど]

 1985年に、アフリカの難民の救済を目的として開催されたチャリティー・コンサート。「20世紀最大のチャリティー・コンサート」と評されたこのコンサートには、当時を代表するアーティストらが2会場(イギリス、ウェンブリー・スタジアムとアメリカ、JFKスタジアム)に集結。全世界に中継された。ザ・フーはこの日のために再結成し、ビーチ・ボーイズは、当時すでに亡くなっていたデニス・ウィルソンを除く5人が集結した。なお、他にも日本やノルウェーでも協賛し、複数のアーティストが登場している(日本ではオフコース、ラウドネス、矢沢永吉、佐野元春ら4人のパフォーマンスが全世界に中継された)。
 ちなみに、中継などに関する批判も多く「サビの直前でCMを入れる」「ラストの「ウィー・アー・ザ・ワールド」がひどい」などがある。なお、2004年にDVD化されたが、一部のアーティスト(パワー・ステーションとか)がカットされた上でのソフト化である。

【り】


リックロール[りっくろーる]

 ギヴ・ユー・アップ参照。「リックロール」とは、「ギヴ・ユー・アップ」のことである。ちなみに本サイトでは、ストーカーまがいの恋愛ソングのことを指す(笑)

リバイバル・ヒット[りばいばる・ひっと]

 過去の曲をカヴァー、再使用し再びヒットさせること。80年代でも多数のリバイバル・ヒット曲が存在する。

【る】


【れ】


【ろ】


【わ行】

最終更新:2014年01月08日 23:40
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