大きな空を眺めたら
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大きな空を眺めたら
いや~、いい天気だなァ。
こうやって朝日を浴びて深呼吸すると清々しい気分になれるよ。
こうやって朝日を浴びて深呼吸すると清々しい気分になれるよ。
あのまま結局、眠ろうにも寝付けなくてぼんやりしていたら朝になっちゃったよ。
一晩家に帰らなかったからサザエたちみんな心配してるのかな。
そう思うと、少し悪い気がするよ。
一晩家に帰らなかったからサザエたちみんな心配してるのかな。
そう思うと、少し悪い気がするよ。
殺し合い、と聞いているんだけど、実は夢なのかもしれないと思ってきた。
確かに、ドザエモンという青い人が少年を殺してしまったのは見た。
そのあとはよくわからないままこの高校にいて、それから早苗ちゃんと会った。
でもそれっきりだ。ここから特に動いていないし、誰かが近づいてきたわけでもない。
本当に殺し合いが行われている、ということさえ疑わしいわけなんだ。
確かに、ドザエモンという青い人が少年を殺してしまったのは見た。
そのあとはよくわからないままこの高校にいて、それから早苗ちゃんと会った。
でもそれっきりだ。ここから特に動いていないし、誰かが近づいてきたわけでもない。
本当に殺し合いが行われている、ということさえ疑わしいわけなんだ。
とはいっても、いくら頬を抓ったところで痛いだけだし、夢じゃないのかなァ。
「ガハハハハ!諸君、おはよう!」
「うわ!これは…!?」
突然鳴り響いた放送にびっくり。この声は…ドザエモン!?
そういえば、放送があると言っていたような。
そういえば、放送があると言っていたような。
「…の11人だ」
「ええー!?もうそんなに亡くなっているのかい??
大変だ、おーい、早苗ちゃーん!!」
大変だ、おーい、早苗ちゃーん!!」
◎
ふふっ。
ふふふ…。
あーっはっはっはっは!!
11人!?凄い!わたしがこうやって朝ごはんを作っているだけでこんなにたくさん死んでいるなんて!!
いけるわ早苗!これならイカちゃんの為に全員殺すのも夢じゃないのよ!!
絶対に生き残らせてあげるからね!!
「何がそんなに嬉しいんだい?」
「うええ!?マ、マスオさん。居たんですか。
いやぁ、ちょっと朝ごはんを作っててテンションがあがっちゃってー」
いやぁ、ちょっと朝ごはんを作っててテンションがあがっちゃってー」
(ヤバッ…声に出てたのか。聞かれた…?)
「そうだね、僕もちょうどお腹が空いていたところだよ」
「早い朝ごはんですけどよかったらどうぞ」
「早い朝ごはんですけどよかったらどうぞ」
(まぁいいか。どうせ…)
「ありがとう。早苗ちゃんは料理ができる子なんだね」
「へへ、まだまだですけどね」
「へへ、まだまだですけどね」
(ここでわたしに殺されるのだから)
◎
「いただきます」
三角に並べられた朝食。
高校の家庭科調理室にあった野菜を使った味噌汁。
炊きたてのご飯。
支給品の一部、卵焼き。
気取らない、簡素な朝食。
しかし、空腹は最高の調味料である、とはよく言ったものである。
高校の家庭科調理室にあった野菜を使った味噌汁。
炊きたてのご飯。
支給品の一部、卵焼き。
気取らない、簡素な朝食。
しかし、空腹は最高の調味料である、とはよく言ったものである。
「ところで早苗ちゃん。こんなこと聞くのもなんだけど、さっきの放送は聞いたかい?」
「はい。11人も死んでしまったんですよね。怖いです」
「大丈夫だよ。こういう時は大人に頼ってよ。いざという時には僕が守ってあげるから」
(この人にはできない。断言できる)
「ありがとうございます!
そんなことより、食べましょう!冷めちゃいますよ」
「そうだね…。
びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛」
「はい。11人も死んでしまったんですよね。怖いです」
「大丈夫だよ。こういう時は大人に頼ってよ。いざという時には僕が守ってあげるから」
(この人にはできない。断言できる)
「ありがとうございます!
そんなことより、食べましょう!冷めちゃいますよ」
「そうだね…。
びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛」
卵焼きに箸を付けたマスオが叫ぶ。
天下一の美少女(自称)が作った卵焼きはまさに絶品。
早苗ですら、これは予想外であったことに驚きを隠せない。
天下一の美少女(自称)が作った卵焼きはまさに絶品。
早苗ですら、これは予想外であったことに驚きを隠せない。
あまりの美味さに、箸が進む。
マスオはご飯を口いっぱいに頬張り、味噌汁をズズっと啜る。
マスオはご飯を口いっぱいに頬張り、味噌汁をズズっと啜る。
その瞬間、マスオは早苗の口が釣り上がったのを見た。
◎
ガタン。ドン。
あ、あれ?
どうして僕は椅子から転げ落ちて、身体を投げ出しているんだろう。
おかしい。さっきまで早苗ちゃんと一緒にご飯を食べていたはずなのに…。
どうして僕は椅子から転げ落ちて、身体を投げ出しているんだろう。
おかしい。さっきまで早苗ちゃんと一緒にご飯を食べていたはずなのに…。
とにかく起き上がらないと。
やっぱりおかしい。体がぶるぶると痙攣して上手く立ち上がれない。
また足のバランスを崩して転倒してしまった。
なんとか机の縁に手を伸ばし、必死に掴む。
立ち上がろうと力を込めた瞬間、急激な吐き気を催し、床に吐瀉物を撒き散らす。
視界もぼやけ、頭がぐるぐる回る感覚がする。
全身に激痛が走り、呼吸もだんだん苦しくなる。
どうやら内蔵が揺れに揺れているらしい。
続いて盛大に口から大量の赤黒い液体を吐き出し、調理室を鮮血に染め上げる。
全身に異常が現れ、最早自分がどういう状況なのかもわからない。
やっぱりおかしい。体がぶるぶると痙攣して上手く立ち上がれない。
また足のバランスを崩して転倒してしまった。
なんとか机の縁に手を伸ばし、必死に掴む。
立ち上がろうと力を込めた瞬間、急激な吐き気を催し、床に吐瀉物を撒き散らす。
視界もぼやけ、頭がぐるぐる回る感覚がする。
全身に激痛が走り、呼吸もだんだん苦しくなる。
どうやら内蔵が揺れに揺れているらしい。
続いて盛大に口から大量の赤黒い液体を吐き出し、調理室を鮮血に染め上げる。
全身に異常が現れ、最早自分がどういう状況なのかもわからない。
さ、早苗ちゃんが無事か確かめないと…
食べ物に毒が盛られていたのだったら、無事なのは自分だけじゃない。
早苗ちゃんも同じ状況下にあると考えても間違いではない。
早苗ちゃんも同じ状況下にあると考えても間違いではない。
霞んだ視界に早苗ちゃんの姿を捉える。
立ちすくんだ状態で、動けないようだ。
少なくとも、僕のような悲惨な状況に見舞われていないようだ。
立ちすくんだ状態で、動けないようだ。
少なくとも、僕のような悲惨な状況に見舞われていないようだ。
だがまだこのまま死ぬわけにはいかない!
僕にはまだまだやらなきゃいけないことがある。
カツオくんやワカメちゃんが大人になり、タラちゃんが大人になって結婚して僕の孫に会うまで…。
それにまだ僕は、何も…
僕にはまだまだやらなきゃいけないことがある。
カツオくんやワカメちゃんが大人になり、タラちゃんが大人になって結婚して僕の孫に会うまで…。
それにまだ僕は、何も…
早苗ちゃん?
何か言った。でも、僕の声と雑音で聞き取れなかった。
いや、耳もすでに機能停止していたのかもしれない。
何か言った。でも、僕の声と雑音で聞き取れなかった。
いや、耳もすでに機能停止していたのかもしれない。
もう、限界だ。
「ひえええええええええええええええ!」
◎
さすがの効力にわたしはドン引きした。
朝食の味噌汁に青酸カリを仕込んだのだが、ここまで恐ろしい光景を目の当たりにするとまでは想定していなかった。
朝食の味噌汁に青酸カリを仕込んだのだが、ここまで恐ろしい光景を目の当たりにするとまでは想定していなかった。
「これで、12人。あと何人殺せばいい?」
人を殺した。
けど、別に大したことではない。
このマスオという男は、所詮何も考えていないただの一般人。
わたしが直接手を下さずとも、いずれ近いうちに殺されていたに違いない。
どうせ死ぬのに、早いも遅いもないでしょう?
もう、後戻りはできない、か。
尤も、するつもりなど毛頭ないわけだが。
けど、別に大したことではない。
このマスオという男は、所詮何も考えていないただの一般人。
わたしが直接手を下さずとも、いずれ近いうちに殺されていたに違いない。
どうせ死ぬのに、早いも遅いもないでしょう?
もう、後戻りはできない、か。
尤も、するつもりなど毛頭ないわけだが。
血まみれのポケットを拾い、中身を回収。
基本支給品はいらないのでゴミ箱に捨てた。
これで支給品は十分なほどに潤った。これでようやくまともに行動できる。
毒はなくなったけれど、別の方法で参加者を減らすまでだ。
折角なので、電光地雷をマスオのすぐそばに仕掛けておく。
これで、近寄ろうとする参加者を殺すことができる。我ながら良い考えだ。
基本支給品はいらないのでゴミ箱に捨てた。
これで支給品は十分なほどに潤った。これでようやくまともに行動できる。
毒はなくなったけれど、別の方法で参加者を減らすまでだ。
折角なので、電光地雷をマスオのすぐそばに仕掛けておく。
これで、近寄ろうとする参加者を殺すことができる。我ながら良い考えだ。
返り血は浴びなかったものの、血自体は朝食に散布してしまった。
もはや、ここでの朝食は諦めざるを得ない。
まぁ、死体を見ながらご飯を食べるほど悪趣味でもないし。
もはや、ここでの朝食は諦めざるを得ない。
まぁ、死体を見ながらご飯を食べるほど悪趣味でもないし。
さて、ここにはもう用がなくなったことだし、別のエリアへと行きますかね。
えーっと、禁止エリアはどこだったかしらー。
えーっと、禁止エリアはどこだったかしらー。
【C-5/1日目・朝】
【長月早苗@侵略!イカ娘】
[状態]:狂気
[装備]:なし
[道具]:支給品、カストカード(100万CP)@デッドマン・ワンダーランド、紅桜@銀魂、電光地雷@MUGEN(アカツキ電光戦記)、マッハ自転車@ポケットモンスターRS
[思考・状況]0:イカちゃんを優勝させる
1:他参加者を探す
2:マスオの武器で参加者を殺す。
3:カストポイント交換所どこかなー
※アニメ本編最終話より参戦。
【長月早苗@侵略!イカ娘】
[状態]:狂気
[装備]:なし
[道具]:支給品、カストカード(100万CP)@デッドマン・ワンダーランド、紅桜@銀魂、電光地雷@MUGEN(アカツキ電光戦記)、マッハ自転車@ポケットモンスターRS
[思考・状況]0:イカちゃんを優勝させる
1:他参加者を探す
2:マスオの武器で参加者を殺す。
3:カストポイント交換所どこかなー
※アニメ本編最終話より参戦。
【青酸カリ@現実】
シアン化カリウム。人体に有害な毒物。
シアン化カリウム。人体に有害な毒物。
不思議と、まだ意識はあった。
でももう時間がない。死ぬというのはこういう感じなのかもしれない。
でももう時間がない。死ぬというのはこういう感じなのかもしれない。
僕は読唇術を理解することはできない。
でも、あのときの早苗ちゃんはきっとこう言ったんだ。
でも、あのときの早苗ちゃんはきっとこう言ったんだ。
『さ よ う な ら』
これが何を意味するのか、ようやく分かった気がする。
彼女は初め、迷っていたように見えた。
そして考えに考えた結果、殺し合いに乗って、僕をこうやって殺した。
彼女は初め、迷っていたように見えた。
そして考えに考えた結果、殺し合いに乗って、僕をこうやって殺した。
怒り、より後悔の思いが強かった。
どうして止めてあげられなかったんだろうか、と。
どうして止めてあげられなかったんだろうか、と。
だから、これから彼女が起こす事は僕の責任でもある。
彼女の危険性を誰かに知らせなくちゃあいけない。いつかここに来るかもしれない誰かもわからない誰かに。
ダイイングメッセージを残そう。
彼女の危険性を誰かに知らせなくちゃあいけない。いつかここに来るかもしれない誰かもわからない誰かに。
ダイイングメッセージを残そう。
指がゆっくりと動く。まだ、神経が生きていた。
僕の最後の力を振り絞って、ゆっくり、ゆっくりと血文字を書く。
書けた。
僕の最後の力を振り絞って、ゆっくり、ゆっくりと血文字を書く。
書けた。
僕の思いを、全てここに託すよ。
【フグ田マスオ@サザエさん 死亡】
【残り 48人】
【残り 48人】
※フグ田マスオの死体がC-5高校家庭科調理室にあり、そばに電光地雷が仕掛けられています。
また、『サナエ』というダイイングメッセージが残されています。
また、『サナエ』というダイイングメッセージが残されています。
| No.063:Just truth in my heart | 時系列順 | No.065:時既に時間切れ |
| No.044:攻略のススメ | 長月早苗 | |
| No.044:攻略のススメ | フグ田マスオ | GAME OVER |