百年桜


【分類】
用語

【初出】
夜魔 -怪-(接鬼奇譚)

【解説】
達弥の住む町の小学校の敷地内に咲いていた大きなソメイヨシノ
接鬼奇譚の時代から10年前(三角老人曰く「正確には8、9年前」)に突如枯れてしまったが、
達弥、そしてその義姉には夜になると満開の桜が見えていた。

あるはずのない桜の花は犬を連れた少女曰く「桜の幽霊」であり、
枯れて尚その魂を維持していたが、小学校側によって伐採されることが決まったのと共にその魂が形を失い、
自らの死を悟った桜の幽霊も朽ち果ててしまった。

そして義姉の最後の願いに従い、達弥が偶然折って持ち帰っていた百年桜の枝を使い、
自らに接木を行い、百年桜の木で首を吊ったことで伐採後の幹から新しい芽が生えてきた。

20年前から「桜が子供を攫う」噂があったこと、そしてその幹に大釘が打ち込まれていることから、
桜下奇譚において野瀬千鶴子を攫い、神野陰之の助言に従い咲が釘を打ち込んだ桜と同じものであると思われる。


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最終更新:2011年11月17日 23:55