殴られ…
殴られ……
殴られ………
……殴られていたはず………
何故私はこんな所にいるのだ?
そして、私が今立っているこの場所。
この場所は多分だが刑務所だろう。
なかなか良い建物だ。
『拠点』にしても良い。
何故私が『拠点』などという物を欲していたかといえば、意味の分からない、それでいて興味をそそられる『ゲーム』が始まったためである。
あの、眼鏡の老人が言うには、私達は殺し合いをしなければならないらしい。
全く唐突な話ではある。
だが、私はこの『ゲーム』に乗らせてもらうことにした。
狂気…
殺戮…
苦痛…
死体…
非常に楽しみだ。
誰かと出会い、誰かを殺す。
ただそれだけを繰り返せば良い。
道楽だ。
私の『グリーン・デイ』には容易い話。
そうだ、奴もいるのだろうか。
私の唯一のパートナーであり、助手の
セッコは。
奴も『オアシス』があれば長く生き残れるだろう。
だが、出会えば殺す。
生き残るのは私一人だ。
さて、中も確認してみるとす
“ガタッ”
「ん?誰だ?出てくると良い。話をしよう。君に危害は加えるつもりは無い。」
もちろん嘘だ。話を聞き終わったら殺してやる。
「……は、はい。」
黒い服に身を包んだ若い日本人が物陰からゆっくりと出てきた。
彼は
間田敏和という名前らしい。
スタンドは『サーフェス』。
くだらないスタンドだ。
全く持って恐るるに足りないカス能力だ。
さて、
「ありがとう。良い話を聞けたよ。それじゃあ、入り口に案内しよう。」
「あっ、ありがとうございます。」
それじゃあ、
「ここが入り口だ。この刑務所を『拠点』にしていこうと思っている。」
「へぇー。すごいですね。」
おしまいだ。
「……グリーン・デイ。」
「えっ?何か言いました?」
「君、しゃがんでみてよ。」
「えっ?あぁ、はい。」
さよなら。間田敏和くん。
入り口には死体が一つと悪魔が一人。
さて、中に入ろう。
「この『ゲーム』、楽しませてもらうよ。存分にね。」
私の領域に入った者は………
………皆殺しだ。
この『ゲーム』の勝者になる人間だ。
【間田敏和 死亡】
【残り 138人】
★
【E-2 GDS刑務所 / 1日目・深夜】
【チョコラータ】
[スタンド]:『グリーン・デイ』
[時間軸]:コミックス60巻 ジョルノの無駄無駄ラッシュの直後
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:
基本支給品、間田敏和の支給品、ランダム支給品1~2(未確認) 、間田敏和のランダム支給品1~2(未確認)
[思考・状況]
1.『ゲーム』の勝者になる
2.GDS刑務所内を調べる
投下順で読む
時系列順で読む
キャラを追って読む
前話 |
登場キャラクター |
次話 |
GAME START |
間田敏和 |
GAME OVER |
GAME START |
チョコラータ |
059:空気 |
最終更新:2012年12月09日 02:04