YAESU FT-690
入手経緯など
こちらも譲っていただきました。送りつけられたが正解なのですが(笑。
開局した頃にちょうどほしかったけど買えなかったリグ(泣。30年の時を超えてようやくボクの手元に。やっと来てくれたんだね、ありがとう(泣。
1981年発売。ボクの開局はたしか83年。後継機のmkIIは86年。AMがなくなってたんですよね。
状態
電池ボックスは液漏れで腐食しちゃって、前オーナーさんが外したとのこと。
内部も所々腐食や粉フキがありますが、基板は生きていて完動品です。
外装は年相応。塗装ハゲはそれなりに。
マイクはちょっと退色気味。
マニュアルはネットで拾えます(八重洲のサイトで
ダウンロードできます)
動作確認・メインテナンス
動作確認
頂いた時点で、とりあえず全モード送受信はできていました。
メモリー操作などは正常動作することを確認しています。
外装の掃除
外装を全部外し、中性洗剤+ハブラシでごしごし洗い。マイクも分解掃除。
調整
Sメータの挙動が少しおかしかったので調整しました。
PLLが若干ズレているので調整しましたが、なかなかクリティカルです。ウチの機材では数10Hzくらいまで追い込むのが限界。
受信系の感度調整は、SGがないので、FT-817にダミーロードをつなぎ、漏れ電波を受信して感度最大になるように耳で調整。
各モードのパワー再調整。
修理等(の予定)
背面CHG端子が液漏れ腐食していたので、ドリルで破壊して撤去。代替部品入手待ち(買い忘れているだけ)。
電池ボックス(単2:2x2)x2個確保。
電池ボックスを止める金具を作り直さなければならないので、その準備中。
もしくはタブ付き単2NiMHの組電池と充電回路を組み込むか…?
申請
JARL登録機種なので、TSSの保証認定はJARL登録番号を書いて終わりです。送信機系統図などの添付は必要ありません。
運用
2012年6月30日の和光市(JCC1329)移動でQSOできました。
#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
数10Hzほど周波数はずれていますが、SSBでもとりあえず問題なくQSOできています。
このときは内部の電池ボックスが死んでいるので、外部電源にシールドバッテリを接続しました。
使用感
ガリガリと音のする機械式エンコーダのメインダイヤルはちょっと重たいですが回していて、何とも言えないイイ感触です。
幅広くバンド内を行き来するのは大変ですが。
受信音は違和感なく、普通です。変調もそれなりに掛かっていて悪くないようです(とりあえずQSOで指摘されたことはないです)。
CWはブレークイン回路などがありませんから、MICのPTTを操作しながらキーイングします。
外部スタンバイ端子があるので、キーヤにスタンバイ回路を追加すれば、CWも遊べそうです。
ただしCWのフィルタは入っていませんから、まあそれなりです。
AMもQSOしましたが、問題なく変調がかかっているようです。
FMはまだQSOしていません。
あとは付属ホイップでのQSOを試してみたいですね。
最終更新:2012年07月27日 05:33