なご(名子)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 中世、荘園領主や有力名主に隷属した下層零細農民。農繁期には領主・名主の農地耕作などを手伝い、農閑期には山林労働に従事したりして生活を支えた。脇名百姓・小百姓などと荘園によって呼び名がいろいろある。なお地方によっては近世に至っても本百姓に隷属しているものもあった。 〔名語記(1275)〕
塵芥集(1536)八一「さいし、けんそく、なこのもの以下さいけ一けんのうちのおとこ女」
名子
広辞苑 名詞 中世・近世、一般農民より下位に置かれ、主家に隷属して労役を提供した農民。 被官 (ひかん) 家抱 (けほう)・作り子の類。地域によっては近代まで残存。→名子親 名子

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最終更新:2025年09月14日 17:13