「では、陛下!偉大なる闇で、再び」

【名前】 ネロ男爵
【読み方】 ねろだんしゃく
【声】 福山潤
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【初登場話】 始発駅「特急列車で行こう」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドーライン幹部
【闇形式】 ネイ860-1
【闇装備】 銃器系ステッキ、ブーメラン系トップハット
【シャドー怪人薀蓄】 自身の得意技は、
「マックラツイスト」というオリジナルホールドなんだよ
【名前の由来】 イタリア語で「黒」を意味するネロ
【闇形式の由来】 860=8(バ)6(ロ)0(ン)=バロン(男爵)

【詳細】

闇の皇帝ゼットに仕える幹部の1人で、シャドーラインの闇の男爵。
中世の貴族のように、鳥の形状をしたマスクを被り、サソリのような甲殻類の意匠がある帽子を被っている。
他の幹部より一歩出遅れたり、一見頼りなく見える事もしばしばだが、シャドーラインの繁栄と、野心の多い幹部の中でゼットに対する忠誠心だけは一貫していた紳士。

戦闘時には闇で磨かれたステッキを常に携帯し、フェンシングのように操って優雅に戦闘したり、先から弾丸を連射する事が可能で、頭に被るトップハットを脱いだかと思うと、ブーメラン状に投擲して相手を切り刻んだり、帽子の中で増幅させた闇をキャノン砲のように発射する事もできる。

シャドーラインの勢力拡大を何よりも優先し、闇の駅を増やして人間から闇を集めるのに必要な作戦をあらゆる方面から運行、本編開始以前から複数の配下を使って多くの闇駅を作り出している。
一方で、領土拡大は「質よりも量」と主張し、思考が正反対のノア夫人とは仲が悪くノア夫人に対し苦言を呈する事も(ただし、発言から方針で既に複数のシャドーラインの確保に成功しているもよう。)。

第9駅で闇の皇帝が近くにいることを察知するもトッキュウジャーの幾度の妨害の影響により出迎えに失敗するが、機会に陽動を交えて第9駅(マリオネットシャドー)で新たな闇駅を作り出すも失敗に終わったかに見えたが、実際には放出した「心の闇」をクライナーで回収し、闇の皇帝をキャッスルターミナルへ移動させる路線の作成に成功している。

第11駅で、闇の皇帝を出迎えるも、密かに途中下車していた闇の皇帝に振り回されクライナーで発見した直後にトッキュウジャーと出くわし、他の幹部と共にトッキュウジャーを苦しめる。

第12駅で、キャッスルターミナルにミラーボールを設置した皇帝に困惑し、更に再び外出しようとする行動を止めようとするが、皇帝の機嫌を損ねてしまい吹き飛ばされてしまう。

その後も、闇が皇帝にとって必要で、シュバルツと共に集めていたが、第20駅で皇帝とグリッタとの結婚が何かしらの目的があると探リ、皇帝にも進言するが聞き入れてもらえずそのまま挙式を迎えてしまい、ノア夫人の思惑通りに事が進んでしまう。皇帝が復活し光を取り込む事が皇帝の目的だったと理解すると、考えを改め光と闇の共存に賛同している。

第23駅で、トッキュウジャーがシャドーラインが制圧したシャドータウンに侵入した事を知ると、元シャドーのザラム(虹野明)/6号が先導した事を察知し、分岐点のある場所にたどり着くと6号と戦闘するが、シャドータウンが解放されると退却。

地上を闇で満たすのに忠実に闇を集めていたが、モルク侯爵出現後は共に皇帝に忠義を尽くし、モルク侯爵の命令によって裏切り者を抹殺する任務を兼務すると、ザラムの虹野明やシュバルツ将軍達の存在に対しても目を光らせており、両者と幾度と戦っている。

第39駅でヤミベリの影響で異変の起こった皇帝ゼットの護衛をしていたが、第40駅で皇帝の玉座のカーテンを開けるとグリッタが出現。
更にグリッタを奪い返そうとするノア夫人の攻撃を受けるが、グリッタが皇帝ゼットと入れ替わるとノア夫人をキャッスルターミナルの外へ吹き飛ばし、その直後にシュバルツ将軍とザラム/6号が襲撃し迎え撃つ。
その戦闘中に皇帝と6号が皇帝専用クライナーで脱出するとキャッスルターミナルに異変が発生し、皇帝を連れ戻そうとクローズ率いて追跡するが、トッキュウジャーとの戦闘中にキャッスルターミナルが地上に出現してしまう。

第41駅で皇帝の中のグリッタを始末しようとするが、皇帝ゼットに返り討ちに遭い、更にグリッタと分離したことで、皇帝ゼットの闇の力が増加したことに歓喜するが、皇帝自身が闇の力を望まぬことで不服を買ってしまいモルク侯爵と共に斬り捨てられてしまう。

第43駅で皇帝に本気で斬られていなかった事でモルク侯爵と共にキャッスルターミナルへ帰還。
モルク侯爵と共に皇帝ゼットがキラキラを欲する原因を突き止める。
第45駅でグリッタによりキャッスルターミナルを奪われ昴ヶ浜を解放されてしまうが、皇帝と共に奪い返した後、キャッスルターミナルを地上に浮上させ総攻撃を開始。

46駅で闇化した1号をモルク侯爵と共に退けると、シャドーラインの障害となるトッキュウジャーとザラムを始末するべく単身でクライナーを操縦し出撃、トッキョウレッシャーと遭遇すると攻撃を開始するが、ビルドレッシャーを操縦する6号に阻まれ3体のクライナーで超クライナーロボに合体する。6号はビルドダイオーに変形し、サポート烈車を使いまわし立ち向かうが大きく苦戦させる。しかし、キャッスルターミナルが闇の巨獣化し闇を撒き散らす姿に驚いた直後にビルドダイオーの至近距離からの一斉攻撃により超クライナーロボは爆散。

終着駅で、闇の中に乗り込んだトッキュウレッシャーの線路を守る6号と対決し、防戦一方の6号を苦しめるが、無事脱出したトッキュウレッシャーによって白線の内側に強制排除される。更にトッキュウレッシャーに貫かれ崩壊した闇の巨獣から脱出した皇帝ゼットとモルク侯爵と共にトッキュウジャーと最後の戦いに挑む。
闇の巨獣が崩壊、皇帝ゼットの闇が弱まった事で劣勢となり、6号によってトップハットやステッキを弾かれユウドウブレイカーによる斬撃で大ダメージを受けるが、皇帝ゼットの危機に自らの意思で、ゼットに吸収されることを選び、モルク侯爵と共に闇のパワーとし皇帝ゼットの闇の一部となった。

『行って帰ってきたトッキュウジャー』では「ヘイ大公」の力により複製される。

【霧隠ネロ才蔵】

手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE忍者・イン・ワンダーランド』で登場する「ネロ男爵」と霧隠才蔵が合成された闇クローン。
武器がステッキから錫杖に変わっている。

【余談】

シャドーラインの幹部の中で始発駅から終着駅まで最も多く登場した幹部。
声を演じる福山潤氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は初となる。

最終更新:2018年03月03日 08:36