連言と選言(2009/02/03 (火) 09:57:59)より転記
連言と選言
弱連言・強連言・弱選言・強選言がある。弱連言と強連言はアルカの用語。
順にoo,o(/記号でも可),az,ij で表わす。
強連言は、名詞と名詞、形副詞と形副詞、動詞と動詞、目的名詞と目的語句など、同じ階層の語句同士を結ぶ連言である。
強連言にはo を使う。
an siina
aples o
miik(私は杏とリンゴが好きだ)
注)o は/で表すことができる。
弱連言は要素同士を異なるレベルで繋ぐ接続詞である。
要するに重文を作る。「~し、~する」と訳す。
弱連言にはoo を使う。oo はツンク(カンマ)で代用される。
an
ket ez, skinat a ski(私は部屋へ行って椅子へ座った)
強選言az はt az k の形で使い「t かk のどちらか一方という」意味になる。
aples az miik(アプリコットかリンゴのどちらか)
弱選言ij はt ij k の形で使い、「t かk のどちらか」を表す。
ただ、az と違ってt とk の両方とも選んでもいいのが違いである。
aples ij miik(アプリコットかリンゴ、或いはそのどちらでも)
連言・選言・強選言を論理的に捉えた表
以下はド・モルガンの定理を参考にするとよい。
tu et
har o
gek (赤くて丸い):p∧q
tu et har ij gek (赤くて丸いか、赤いが丸くないか、赤くないが丸い):p∨q
tu et har az gek (赤いが丸くないか、赤くないが丸い):p○∨q
tu de har o gek = tu et en har ij en gek(赤く丸いということはない):¬(p∧q)=¬p∨¬q
tu de har ij gek = tu et en har o en gek (赤くも丸くもない):¬(p∨q)=¬p∧¬q
tu de har az gek (赤くて丸いか、赤くも丸くもないのどちらか):¬(p○∨q)
tu et har o gek(これは赤くて丸い)を否定してtu de~にすると、接続詞は上の表に従ってijに変わるので注意。tu de har ij gek(これは赤くも丸くもない)。
もしoのままにしてtu de har o gekとするとニュアンスが異なり、「少なくとも赤くて丸いという両方の性質は備えていない。赤いか丸いか片方、あるいはそのどちらでもないかだ」という意味になる。
「その他」の表現
また、「その他」の選択を示す方法がある。選言に
alt を加えるだけである。
aples az miik az alt(アプリコットかリンゴかそれ以外のどれか)
aples ij miik ij alt(アプリコットかリンゴかそれ以外の中からいくつ選んでもいい)
whetherの表現
az を使って「そうであるかどうか」を表すことができる。
tie,
tun 節と呼応することが多いが、省略可である。
non en
ser nan siina la az(彼のことを好きなのかどうかわからないの)
最終更新:2009年11月15日 20:30